豊富な3D映像製作のサポート機能を搭載

ビクター、24V型業務用3D液晶モニターを発売 − Xpol偏光フィルター方式を採用

ファイル・ウェブ編集部
2011年06月08日
ビクター・JVCは、Xpol偏光フィルターによる円偏光方式の3D映像表示に対応した業務用の3D対応フルHD液晶モニター「DT-3D24G1」を7月下旬に発売する。価格はオープンだが、約100万円前後での販売が予想される。


DT-3D24G1
本機は3D映像コンテンツの制作現場でニーズの高い、RealD互換のXpol偏光フィルターによる円偏光方式を採用し、パッシブ型の円偏光メガネで見ることにより3D視聴に対応する。本体は作業現場への持ち運びや、スタジオ設置が簡便に行えるよう24V型のコンパクトサイズとし、DC電源による駆動も可能にした。画面の解像度は1,920×1.200ピクセルのWUXGA。表示色は約1,677万、コントラスト比は1,000対1。

3D映像製作をサポートする機能も充実させた。視差の数値化やカーソル色の変化により、視差の把握を可能にする「3Dカーソル機能」を活用することで、これまで時間を要してきた両眼視差の測量・調整にかかる作業時間を大幅に短縮できるという。「デュアルタイムコード」の機能は、左右信号のタイムコードを画面上に同時に表示できる機能。

撮影現場でのカメラの設置・設定をサポートする機能も、左右の画像の一方を横方向に反転させる「ミラー機能」、垂直方向に反転させる「ローテーション機能」を備えるほか、左右の映像のアイリス調整/垂直方向/ホワイトバランス調整のズレを確認できる「スプリット機能」、右の映像を左の映像に重なるよう、水平方向に移動させて両画像の垂直方向のズレや色の不一致を確認できる「水平シフト機能」なども搭載した。

その他、撮影した映像の白バランスを、3Dメガネをかけた状態での最適値に自動設定する「3D専用白バランス設定」も用意した。

本機のほかに、昨年から同社が販売している、2D映像を3Dへリアルタイム変換できる業務用3Dイメージプロセッサ「IF-2D3D1」の機能を拡張する専用ソフトウェア「TS-2D3D1V3」も6月中旬に発売される。

本ソフトを追加することで、「IF-2D3D1」の画像解析アルゴリズムの性能が向上し、調整機能の追加が可能になる。これまでのリアルタイム3D映像変換による奥行き方向の自動生成に加え、飛び出し方向への拡張も実現される。また「視差リミット」機能も追加され、視差量が付きにくい遠景や、視差量のばらつきが生じやすい遠景と近景が混じった構造に対しても、視差量が付きすぎて強調された3D映像にならないように調整可能になる。本ソフトの価格はオープンだが、約80万円前後の価格設定になる見込みだ。

同社では本機を6月22日から24日まで、東京ビックサイトで開催される「第19回 3D&バーチャルリアリティ展」に、発表の両製品を出展する予定だ。

【問い合わせ先】
日本ビクター(株)ビジネス・ソリューション事業部 マーケティング推進部 プレゼンテーショングループ
TEL/045-939-7394

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