複数フレームによる第6世代超解像技術を採用

【更新】東芝、新開発「レグザエンジン CEVO」搭載の“REGZA”「Z2」シリーズを発表

ファイル・ウェブ編集部

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2011年03月02日

「レグザエンジン CEVO」を搭載したZ2シリーズを発表
(株)東芝は、映像エンジンに新開発の「レグザエンジン CEVO」を搭載した液晶テレビ“REGZA”「Z2」シリーズを3月25日に発売する。複数枚フレーム参照を加えた第6世代の超解像技術「レゾリューションプラス6」を採用した点も特徴となる。

ラインナップは47V型「47Z2」、42V型「42Z2」、37V型「37Z2」の3モデル。価格はオープンだが、47Z2が32万円前後、42Z2が25万円前後、37Z2が20万円前後になる見込み。なお、3D映像の表示には非対応。

47Z2


42Z2

37Z2
CELLレグザの思想を受け継ぐ「レグザエンジン CEVO」

Z2シリーズは、映像エンジンに新開発の「レグザエンジン CEVO(シーボ)」を“REGZA”として初めて採用した点が大きな特徴となる。“CEVO”というネームは「CELL EVOLUTION」の意味に由来するものであり、CELLの開発によって培われた様々なノウハウが活かされている。今後は同社REGZAシリーズのフラグシップモデルを中心に採用されるメインエンジンになるという。


「レグザエンジン CEVO」のボード

中央がCEVOのメインLSI
「レグザエンジン CEVO」には新LSIと専用チップを組み合わせた新しいアーキテクチャーが採用されている。LSIにはグラフィックアクセラレーターを搭載。従来の「CELLレグザエンジン」ではCell Boradband Engineとソフトウェアのパフォーマンスにより実現していた高度な処理を、CEVOではハードウェアベースの処理に分散させたことで、ソフトウェア技術による処理負担を軽減し、エンジン全体としての処理効率を高めている。


LSIはハイエンドPCに搭載されるプロセッサと同じ、40nmプロセスルールを採用したデュアルコアプロセッサが採用されている。回路の微細化を図り、2次キャッシュも搭載したことで、処理能力を飛躍的に高めたのが特長。メインLSIの内部には2つのCPU、高画質化回路、メモリーなどを構成した3種類のチップを積層したウエハー構造を採用し、集積化を高め、演算処理を高速化させた。メインCPUの処理能力は、MIPSベースの比較では従来の「レグザエンジン」の約3.4倍に相当するという。高度な処理能力を獲得したことにより、今回のモデルでは新たな超解像技術をはじめとした高画質化技術、ならびに3D感覚のグラフィックスによる高精細かつストレスフリーに操作できるGUI「レグザメニュー」、およびネットワーク機能が強化されたことが注目ポイントだ。なおZ2シリーズには「レグザエンジン CEVO」のメインLSIが1基搭載されているが、「これを複数使うことで、例えば超解像技術によるフルHD映像の4K2K化や、CELLレグザの“タイムシフトマシン”に匹敵する多番組同時録画も可能になる」(展示説明員)という。


全機種が1,920×1,080画素の倍速フルHD IPS クリアLEDパネルを搭載。47/37Z1シリーズと比べ、コントラストを45%、色再現性を99%向上させた新しいパネルが採用され、“CEVO”エンジンの高画質な映像を最大限に引き出せるという。テレビのスタティックコントラストはZ1シリーズが1,100対1だったのに対して、Z2シリーズは1,600対1となった。


液晶パネルは120Hz倍速駆動に対応。バックライトエリアを47/42V型は上下8分割し、補間映像を1枚はさみながら、高精度なバックライトスキャンを行うことで4倍速駆動相当の動画応答性能を実現する「アクティブスキャン240」も採用し、これにより補間フレームによる残像を効果的に低減している。37V型は5分割のエリアコントロールとなる。従来モデルのZG1/Z1/F1シリーズは上下2分割のバックライトコントロールだった。Z2シリーズではより高精度にコントロールされていることになる。


8分割のLEDエッジライトを配置。バックライトコントロールによる高画質を実現
なおLEDバックライトは、従来のZ1シリーズがパネル上下に配置されていたのに対し、Z2シリーズでは左右に変更。47/42V型は左右に各8つずつ、37V型は5つずつのLEDブロックが配置されている。それぞれ左右16個、または10個のLEDを高精度にコントロールすることでコントラストにメリハリのある映像を実現する。なお、LEDバックライトをサイドに配置することで、水平線の風景映像など、上下部分のコントラスト表現も高められるという。


他にも、新たにスリット状に並行配列した導光板をパネルに採用したことで光の拡散を抑え、光の直進性を高めたことも、コントラスト向上につながっている。液晶素材についても、光漏れする分子の数量を低減したことから、より引き締まった黒色が再現できるようになった。色再現性能については、新開発のバックライト専用カラーフィルターを用い、白色LEDの蛍光体を変更して発光波長を変えたことから、HDTV向け色標準規格「ITU-R BT.709」比で99%という色再現性能を獲得している。

超解像技術は複数枚フレーム参照/色超解像を搭載

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