110年以上前の蓄音機など名機も展示。入場無料

デノン、レコード体験イベント「MEET RECORDS, MEET DENON.」10/17、18開催。市川紗椰が魅力を語った開幕前夜をレポート

公開日 2026/10/17 07:00 編集部:原田郁未
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デノンは、10月17日(土)、18日(日)の2日間、東京・表参道のLIGHT BOX ATELIERにて、レコードの魅力と同社のサウンドを体験できるPOP UPイベント「MEET RECORDS, MEET DENON.」を開催する。

 レコード初心者に向けたイベント「MEET RECORDS, MEET DENON.」を開催

一般公開に先駆けた10月16日(金)、販売店やメディア、関係者を招いたレセプションを実施。本稿では、レコードキュレーターを務めるタレントの市川紗椰さんのトークセッションや、110年以上前の蓄音機による再生デモなど、その模様をレポートする。

レコードに触れ、聴き、デノンと出会う2日間

「MEET RECORDS, MEET DENON.」は、“レコードに出会う、デノンに出会う。”をテーマに、アナログレコードを身近に感じてもらうためのイベント。会場には、110年を超えるブランドの歴史を振り返るアーカイブ展示、現行アナログプレーヤーのラインナップ展示、プレミアムHi-Fiシステムによる試聴、来場者自身がレコードを再生できるタッチ&トライなど、複数の体験エリアを用意する。

「About Denon」「Archive」エリアでは、国産蓄音機の製造や放送用機器の開発に始まる同社の歩みを紹介。1915年に開発された初の国産蓄音機「ニッポノホン35号機」から、放送局向け機器、MC型ステレオカートリッジ「DL-103」、ダイレクトドライブ方式のターンテーブル「DP-3000」などへとつながる歴史をたどることができる。

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 1972年に発売された名機「DP-3000」
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 「DL-103」の製作風景も映像で紹介

「Hi-Fi Experience」では、レコードに刻まれた音をできるだけありのままに再現することを目指した、デノンのオーディオシステムを用意。楽曲の細かなニュアンスや奥行き、空気感などに耳を傾けながら、音楽とじっくり向き合える試聴環境としている。

「Hi-Fi Experience」コーナーには新型のオーディオ製品が揃う。左からプリメインアンプ「PMA-3000NE」、アナログプレーヤー「DP-3000NE」

レコードに興味はあるものの、何を揃えればよいか分からないという初心者に向けては、プレーヤーから音が出るまでの仕組みや、代表的な接続方法を紹介するコーナーも展開。タッチ&トライでは好きなレコードを選び、針を落とすまでの一連の所作とともに、アナログ再生を体験できる。

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実機に針を落として再生できるコーナー
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再生までの流れも図解

市川紗椰、聴き慣れた曲から新たな魅力を発見する楽しさを語る

本イベントのレコードキュレーターを務めるのは、タレントの市川紗椰さん。会場では、市川さんがセレクトしたレコードをデノンのオーディオシステムで試聴できる。

16日のレセプションでは、市川さんによるトークセッションも開催された。市川さんは、デノンのものづくりに信頼を寄せているとコメント。再生機器にこだわる意味についても、単に良い音で聴けることだけではないと語った。

レコードに造詣の深い市川さん。レセプションでは 「PMA-3000NE」「DP-3000NE」を使用した試聴会も実施した

聴き慣れた曲でも、再生環境を変えることで、それまで気付かなかった音や表現に出会える。好きな曲をさらに深く知り、新たな魅力を発見できることが、オーディオの面白さだという。

特に、サブスクリプションサービスやデジタル音源を中心に音楽を楽しんできた人にとって、アナログレコードは新しい音楽体験への入り口になると説明。もともと好きだった作品の、知らなかった一面に触れられる新鮮さを挙げた。

一方、最初から本格的なシステムを揃える必要はないとも話す。現代的な使い勝手を備えた機器から始め、アナログ再生に親しむにつれて、少しずつ機材を充実させていく楽しみ方を提案した。

110年以上前から続く「レコード」の文化

レセプション終盤には、ハーマンでグローバルプロダクトディベロップメント/プロダクトエンジニアリングのシニアマネージャーを務める岡芹亮氏による、蓄音機の再生デモも行われた。使用したのは、110年以上前に製造された「ニッポノホン35号」。

 「ニッポノホン35号」を再生する岡芹氏。『蒲田行進曲』など昭和を感じさせる名曲を奏でた

レコードの溝をなぞる針の振動を振動板へ伝え、ホーンを通じて音を放射する仕組みだ。正面では想像以上に力強い音が響き、100年以上前の機器ながら、その存在感に驚かされた。

デモ後には岡芹氏に話を聞けた。 岡芹氏はストリーミングサービスによって、過去に所有していた作品も手軽に聴き直せるようになった一方、自身の感覚として、デジタルで音楽を聴き続けていると、時に聴き方を変えたくなることもあるという。

そこで手元のレコードを再生すると、盤の溝を針でたどって音を取り出すという、音楽と物理的な媒体との結び付きを改めて実感するとのこと。長い歴史を持つアナログレコードには、今なお掘り下げられる奥深さがあると語った。

近年のレコード人気についても、一過性のブームとして捉える必要はないとの考えを示しつつ、関心の高まりをきっかけにレコードに触れ、本格的に楽しむ人が増えることへの期待を寄せた。

今回のような規模・形式でのイベントは、デノンにとっても新しい試みとのこと。一般公開日には、初心者に向けてスタッフが再生方法などを案内し、実際に操作しながら体験できる環境を整える。まずはレコードに触れ、その背景やストーリーから興味を持ってもらうことを意識した展示も印象的だった。

10/17、18に一般公開。入場無料、予約不要

一般公開は10月17日(土)11時 - 18時(最終入場17時30分)、18日(日)11時 - 17時(最終入場16時30分)。会場はLIGHT BOX ATELIER(東京都港区南青山6丁目13-1)で、入場無料、事前予約不要となる。

期間中は、来場者限定キャンペーンも実施。デノン公式SNSアカウント「@DenonJP」をフォローして会場の「デノンくじ」に挑戦すると、当選者にトートバッグやマグカップなどのイベント限定グッズをプレゼントする。

さらに、「@DenonJP」をフォローし、ハッシュタグ「#MEETDENON」を付けて、イベントの様子や感想をInstagramのフィードまたはXに投稿した来場者を対象とするSNSキャンペーンも実施。Bluetooth対応アナログプレーヤー「DP-500BT」や完全ワイヤレスイヤホン「AH-C840NCW」などが抽選で当たる。

「MEET RECORDS, MEET DENON.」概要

・開催日時:
2026年10月17日(土)11:00 - 18:00(最終入場17:30)
2026年10月18日(日)11:00 - 17:00(最終入場16:30)

・会場:LIGHT BOX ATELIER
〒107-0062 東京都港区南青山6丁目13-1

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