3mケーブルが標準で付属

トップウイング、オーディオ特化のSFPモジュール「Silent Fidelity SFP」。ST-Link方式採用

公開日 2025/07/02 14:12 編集部:岡本雄
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トップウイングは、オーディオ用途に特化したSFPモジュール「Silent Fidelity SFP」を7月9日(水)より発売。価格は44,000円(税込)。

「Silent Fidelity SFP」

Silent Fidelity SFPは、家庭内でのオーディオ用途に特化して設計されたSFPモジュール。汎用産業品とは仕様が異なっており、ネットワークオーディオにおける音質改善を狙うことができるとアピールしている。

家庭内での使用に最適化すべく、最大30mの伝送を前提に設計。短距離での伝送に適した光送出パワーと受信感度に調整したという。 

ただ、単純に光送出パワーと受信感度を変更するだけでは信号のS/Nが悪化するとしており、これを解決すべく、独自の光送受信システム「双方向長波長マルチモード」を導入。

光ファイバー通信における2種類の伝送方式、シングルモードとマルチモードのうち、電力効率に優れるというマルチモード方式を設計の基盤とし、独自の長波長技術を組み合わせた光送受信システムとのことで、これによってS/N比を悪化させることなく短距離伝送を可能にしたと説明している。

内部パーツには、汎用の統合ICや既製の光送受信素子モジュールではなく、厳選した高性能な単機能デバイスを採用。上記のような送受信システムの実現に寄与しているという。さらに、これらを専用の大型金属シールドに格納。これによって、自然光の流入や光変換時の電気的ノイズの抑制を図っている。

内部パーツには、厳選した単機能デバイスを採用。金属シールドに格納することで、ノイズ抑制を図っている

また、本製品は光送出パワーを下げたことで発熱が少なく特性の変化が小さいため、一般的なSFPモジュールでは必須であった温度補償回路やトラブルシューティングに役立つ監視機能であるDDMDigital Diagnostic Monitoring)を撤廃。1Gbps対応でありながら、一般的な製品に比べ大幅な消費電力の低減・安定化も達成したという。

接続方式には、同社のルーター「OPT ISO BOX」で定評を得たというST-Link方式を採用。金属製プラグも相まって、接続時の確実な勘合を実現したと説明。光ファイバーの外被については、一般的なPVCではなく振動特性に優れるというPEを採用した。なお、端子部が大型設計となっており、隣接したSFPポートでは並列使用ができないとのこと。

3mケーブルが標準で付属。そのほかの長さが必要な場合は別売りのオープションケーブルを用意しており、ラインナップとそれぞれの価格は以下の通り(表示はすべて税込)。

1m5,500円/2m5,500円/3m5,500円/5m6,600円/10m7,700円/15m8,800円/20m9,900

3mケーブルが標準で付属

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