日本国内30ペア限定の特別仕様版も
ソナス・ファベール、伝統デザインを踏襲した小型ブックシェルフ「Concertino G4」。最先端技術を投入
ノアは、同社取り扱いのブランドSonus Faber(ソナス・ファベール)から、ブックシェルフ型スピーカーの新モデル「Concertino G4」、および特別限定モデル「Concertino G4 Maestro Edition」を、2月14日(金)より発売する。価格は通常モデルが759,000円、限定モデルが814,000円(いずれも税込/ペア)。製品の出荷開始時期は今春ごろを予定している。
美しいレザーと天然木のサイドパネルの組み合わせがアイコニックのブックシェルフ型スピーカー「Concertino(コンチェルティーノ)」の発売30周年を記念して開発された第4世代機モデル。昨夏開催の「東京インターナショナルオーディオショウ」にて世界初披露されたモデルが、この度正式な発売が決定した格好だ。
28mm径アローポイントDADシルク・ソフトドーム・トゥイーター×1、135mm径コーンミッドウーファー×1を搭載する2ウェイ・バスレフ方式を採用。キャビネットはConcertinoのデザインコンセプトを継承しつつ、フロント・バッフルを傾斜させることで高域と中低域のタイム・アライメント調整を図ったほか、前後のキャビネットの平行面をなくすことで定在波を低減させたと説明している。
また、従来のフロント・バスレフポート仕様から本機では新たにリア・バスレフポートを採用。ドライバーユニットの背圧をキャビネット背面から排出することで、低域成分の補完と音場豊かな再現性に寄与するという。
内部構造には、同ブランドのフラッグシップスピーカー開発で培った新技術を踏襲する。ブランド初の試みとして、「Suprema(シュプレーマ)」や「Sonetto(ソネット) V」などで中高域の内部チェンバーに使用したコルクを、本機ではキャビネットのメイン構造に採用。厚く堅牢な構造のコルクを使用しつつスチール製のブレーシング材を内部に配すことで、高い剛性を実現したとする。
加えてコルクは素材自体に共振が少なく、固有の優れた吸音特性も備えているため、キャビネット内部に配する吸音材を必要最低限に抑えることが可能。これによりキャビネットの応答性を高め、ドライバーユニットは機械的損失の少ない環境で駆動できることで、解像度の向上やシームレスな音の繋がり、ソナス・ファベールらしい自然で艶やかな音色と心地の良い余韻を提供すると謳っている。
キャビネットの側面にはウォールナットの無垢材を使用し、不要振動を抑制させながら天然木が持つ本来のサウンドを再生させるとしている。
レザー部には、イタリアのスタートアップ企業「Ohoskin」が製造する特許取得済みの新開発レザーを採用。シチリア産オレンジやウチワサボテンを主とした5つの異なる組成を有しつつ化石燃料を使用せずに生産した、優れた耐久性と美しい外観を兼ね備えるレザーにより「 “新世代Concertino” に相応しいデザインに仕上げた」とアピールする。
ドライバーユニットは、ブランド伝統のカスタムメイドのユニットを搭載する。28mm径ソフトシルクドームトゥイーターには、独自技術の「アローポイントDAD(ダンプド・エイペックス・ドーム)」テクノロジーを採用。ソフトドームの頂点をダンピングさせることでボイスコイルの逆相挙動を抑制し、音場の広がりや音の透明度の向上を図ったとのこと。
135mm径ミッド・ウーファーには、セルロース・パルプを乾燥・圧縮させた独自の振動板を採用しており、天然素材ならではの色付けのないナチュラルなサウンドを提供するという。また、ドライバー部にはフェライトマグネットを用いることで、濁りのない伸びやかな低域再生を実現したとしている。
さらに、上位モデルにも採用された新設計のアルミニウム・ダイキャスト・フレーム・バスケット「Organic Basket(オーガニック・バスケット)」を搭載。F.E.M(Finite Element Method)に基づく構造解析により不要振動を抑制するほか、振動板の背圧によって発生する空気の流れを阻害しない設計によって、バスレフポートからのサウンドもクリアで歪みのないものにしたという。
クロスオーバー・ネットワークには、厳選したパーツを使用して進化を図ったネットワーク設計を導入しており、ドライバーユニットを正確な位相で駆動させながら、ホログラフィックなステージ感を発揮させると説明している。
周波数特性は60Hz - 25kHz、出力音圧レベルは85dB SPL(2.83V/1m)、公称インピーダンスは4Ω、クロスオーバー周波数は1.7kHz。スピーカー端子はバイワイアリングに対応する。外形寸法は214W×314H×297Dmm(突起部含む)、質量は6.6kg。
あわせて、Concertinoの発売から30年周年を記念するリミテッド・エディション「Concertino G4 Maestro Edition」も同時発売。本モデルは世界300ペア限定での販売となり、日本国内では30ペアのみを用意する。
基本的な製品仕様は通常モデルと同様だが、リミテッド・エディション仕様として、サイドパネルの片側側面にシリアル番号が印字された真鍮製のプレートを装備。加えて、伝統的なソフトグランド・エッチングによって描かれたConcertino G4の版画を付属する。
付属の版画は、ヴィチェンツァの伝統ある印刷会社の協力のもと、Sonus Faberのチーフデザイナー・Livio Cucuzza(リヴィオ・ククッツァ)氏による直筆スケッチをもとに作成。ジンク版(亜鉛版)を使用したソフトグランド・エッチングによって描画されることで、細かな線や濃淡が表現された美しい版画に仕上がっているとのこと。同じスケッチを基に3パターンの色で各色100枚(合計300枚)が職人により手刷りされ、すべての版画にククッツァ氏による直筆サインが施されている。
ほか別売りのオプション品として、Concertino G4向けに開発した専用スピーカースタンド「Stand Iron G2」も同時発売する。従来モデル「Stand Iron」と同様に鉄を採用することで、床からの振動の影響が受けづらい剛性と安定性の高さを有しているいう。
また、スタンド側面には突板仕上げのウォールナット材をレイアウト。無機質な鉄と有機的な天然木との組み合わせによって、クラシカルで美しいスピーカーとマッチングして、より洗練されたデザインに昇華したという。価格は242,000円(税込/ペア)。
美しいレザーと天然木のサイドパネルの組み合わせがアイコニックのブックシェルフ型スピーカー「Concertino(コンチェルティーノ)」の発売30周年を記念して開発された第4世代機モデル。昨夏開催の「東京インターナショナルオーディオショウ」にて世界初披露されたモデルが、この度正式な発売が決定した格好だ。
28mm径アローポイントDADシルク・ソフトドーム・トゥイーター×1、135mm径コーンミッドウーファー×1を搭載する2ウェイ・バスレフ方式を採用。キャビネットはConcertinoのデザインコンセプトを継承しつつ、フロント・バッフルを傾斜させることで高域と中低域のタイム・アライメント調整を図ったほか、前後のキャビネットの平行面をなくすことで定在波を低減させたと説明している。
また、従来のフロント・バスレフポート仕様から本機では新たにリア・バスレフポートを採用。ドライバーユニットの背圧をキャビネット背面から排出することで、低域成分の補完と音場豊かな再現性に寄与するという。
内部構造には、同ブランドのフラッグシップスピーカー開発で培った新技術を踏襲する。ブランド初の試みとして、「Suprema(シュプレーマ)」や「Sonetto(ソネット) V」などで中高域の内部チェンバーに使用したコルクを、本機ではキャビネットのメイン構造に採用。厚く堅牢な構造のコルクを使用しつつスチール製のブレーシング材を内部に配すことで、高い剛性を実現したとする。
加えてコルクは素材自体に共振が少なく、固有の優れた吸音特性も備えているため、キャビネット内部に配する吸音材を必要最低限に抑えることが可能。これによりキャビネットの応答性を高め、ドライバーユニットは機械的損失の少ない環境で駆動できることで、解像度の向上やシームレスな音の繋がり、ソナス・ファベールらしい自然で艶やかな音色と心地の良い余韻を提供すると謳っている。
キャビネットの側面にはウォールナットの無垢材を使用し、不要振動を抑制させながら天然木が持つ本来のサウンドを再生させるとしている。
レザー部には、イタリアのスタートアップ企業「Ohoskin」が製造する特許取得済みの新開発レザーを採用。シチリア産オレンジやウチワサボテンを主とした5つの異なる組成を有しつつ化石燃料を使用せずに生産した、優れた耐久性と美しい外観を兼ね備えるレザーにより「 “新世代Concertino” に相応しいデザインに仕上げた」とアピールする。
ドライバーユニットは、ブランド伝統のカスタムメイドのユニットを搭載する。28mm径ソフトシルクドームトゥイーターには、独自技術の「アローポイントDAD(ダンプド・エイペックス・ドーム)」テクノロジーを採用。ソフトドームの頂点をダンピングさせることでボイスコイルの逆相挙動を抑制し、音場の広がりや音の透明度の向上を図ったとのこと。
135mm径ミッド・ウーファーには、セルロース・パルプを乾燥・圧縮させた独自の振動板を採用しており、天然素材ならではの色付けのないナチュラルなサウンドを提供するという。また、ドライバー部にはフェライトマグネットを用いることで、濁りのない伸びやかな低域再生を実現したとしている。
さらに、上位モデルにも採用された新設計のアルミニウム・ダイキャスト・フレーム・バスケット「Organic Basket(オーガニック・バスケット)」を搭載。F.E.M(Finite Element Method)に基づく構造解析により不要振動を抑制するほか、振動板の背圧によって発生する空気の流れを阻害しない設計によって、バスレフポートからのサウンドもクリアで歪みのないものにしたという。
クロスオーバー・ネットワークには、厳選したパーツを使用して進化を図ったネットワーク設計を導入しており、ドライバーユニットを正確な位相で駆動させながら、ホログラフィックなステージ感を発揮させると説明している。
周波数特性は60Hz - 25kHz、出力音圧レベルは85dB SPL(2.83V/1m)、公称インピーダンスは4Ω、クロスオーバー周波数は1.7kHz。スピーカー端子はバイワイアリングに対応する。外形寸法は214W×314H×297Dmm(突起部含む)、質量は6.6kg。
あわせて、Concertinoの発売から30年周年を記念するリミテッド・エディション「Concertino G4 Maestro Edition」も同時発売。本モデルは世界300ペア限定での販売となり、日本国内では30ペアのみを用意する。
基本的な製品仕様は通常モデルと同様だが、リミテッド・エディション仕様として、サイドパネルの片側側面にシリアル番号が印字された真鍮製のプレートを装備。加えて、伝統的なソフトグランド・エッチングによって描かれたConcertino G4の版画を付属する。
付属の版画は、ヴィチェンツァの伝統ある印刷会社の協力のもと、Sonus Faberのチーフデザイナー・Livio Cucuzza(リヴィオ・ククッツァ)氏による直筆スケッチをもとに作成。ジンク版(亜鉛版)を使用したソフトグランド・エッチングによって描画されることで、細かな線や濃淡が表現された美しい版画に仕上がっているとのこと。同じスケッチを基に3パターンの色で各色100枚(合計300枚)が職人により手刷りされ、すべての版画にククッツァ氏による直筆サインが施されている。
ほか別売りのオプション品として、Concertino G4向けに開発した専用スピーカースタンド「Stand Iron G2」も同時発売する。従来モデル「Stand Iron」と同様に鉄を採用することで、床からの振動の影響が受けづらい剛性と安定性の高さを有しているいう。
また、スタンド側面には突板仕上げのウォールナット材をレイアウト。無機質な鉄と有機的な天然木との組み合わせによって、クラシカルで美しいスピーカーとマッチングして、より洗練されたデザインに昇華したという。価格は242,000円(税込/ペア)。
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