キャリブレーション機能も搭載

ソニー、360 Reality Audio対応ワイヤレススピーカー「SRS-RA5000」「SRS-RA3000」

2021/03/23 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、360 Reality Audioに対応するワイヤレススピーカー「SRS-RA5000」と「SRS-RA3000」の2モデルを4月16日より発売する。価格はいずれもオープンだが、市場想定価格は「SRS-RA5000」が66,000円(税込)、「SRS-RA3000」が36,000円(税込)。

SONY「SRS-RA5000」(左)と「SRS-RA-3000」(右)

ユニットの配置が通常のステレオスピーカーと異なり天井方向にも向いているため、音が水平方向だけではなく高さ方向にも広がることで、音楽に包まれる空間を作り出すことができる「Ambient Room-Filling Sound」を特徴としている。スイートスポットも広く、部屋のどこにいても均一な音質を体験できるという。

Bluetoothは4.2に対応、またWi-Fiからの再生も可能で、Spotify Connect、Google Chromecastに対応。また一部のブラビアのTVとBluetoothで接続し、低遅延でTVの音をスピーカーに飛ばすこともできる(対応機種:A9S、Z9H、A8H、X9500H、X8550H、X8500Hシリーズ(2020年モデル))。

また、ステレオ音源でも擬似的なサラウンドを実現できるImmersive Audio Enhancement機能を搭載する。サウンドキャリブレーション機能では、周囲の環境を測定し最適な音のバランスを自動で補正。自動音量補正機能では、たとえばストリーミングサービスなどで曲と曲の間に急激な音量の変化があっても、スピーカーで音量を調整してくれる。

SRS-RA5000は、水平スピーカー3基、サブウーファー1基に加え、上向きスピーカー3基も搭載した6.1chシステム。上向きスピーカーの天井反射を利用し、高さ方向の音場も表現する。

RA5000ではユニット3基が上向きに設置されており、天井への反射を利用して立体的な音場を形成する

S-Master HXを搭載しハイレゾ音源の再生にも対応、高域を補正するDSEEも搭載する。サイズは235W×329H×225Dmmで、質量は約4.9kg。

SRS-RA5000の内部構造。上向きユニットが3基、水平方向のユニットが3基、サブウーファー1基を搭載

RA5000に搭載されるユニット

SRS-RA3000はフルレンジスピーカー1基にパッシブラジエーター2基で構成される。さらに、全方向へ音を拡散するオムニディフューザーをトップに配置、また側面に取り付けられた2基のビームトゥイーターで、天井に効果的に音を反射させることで、上下方向の音場を実現している。

SRS-RA3000の内部構造。フルレンジスピーカー1基にパッシブラジエーター2基、オムニディフューザーをトップに配置される

防湿にも対応、DSEEも搭載する。サイズは146W×247H×155Dmmで、質量は約2.5kg。ブラックとライトグレーをラインナップする。

カラーバリエーションは2色

なお、2台組み合わせてのステレオ再生には対応しない。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク