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オンキヨー、15年ぶりに“Scepter(セプター)”復活。新技術満載のスピーカー「SC-3」発売

公開日 2016/10/27 13:00 編集部:押野 由宇
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音響解析で最適形状を算出したホーントゥイーターを搭載

SC-3のトゥイーター部には、“スーパー楕円形状”の「コンプレッションドライバーホーンツィーター」を採用する。トゥイーター部には、不要な分割振動を徹底的に排除するべく、オンキヨー初となる2.5cmリング型マグネシウム振動板採用のコンプレッションドライバーを開発して搭載。ピストンモーションによる応答領域を可聴帯域外までに拡張したとしている。

2.5cmリング型マグネシウム振動板

スーパー楕円形状のコンプレッションドライバーホーンツィーター

また、ホーン部も新規設計して金型から起こしたとのこと。振動板の形状やホーン部分の外形、厚み、キャビネットへの取り付けフランジなど、最先端シミューレーションを用いて形状を決定。結果として“スーパー楕円形状”のアルミダイキャスト・ホーンが完成された。

コンプレッションドライバー

このコンプレッションドライバーとアルミダイキャスト・ホーンの組み合わせにより、従来のホーンドライバーで問題になっていた開口部での回析音の反射を防ぎ、自然な音の広がりや、優れた定位感、エネルギー感を再現できるという。

内部定在波を回避するラウンド形状キャビネット

キャビネットは、板厚最大42mmの高剛性MDF材を削り出しで用いて、理想的なラウンド形状を実現。さらに新開発の「Resonance Sculpting Control」テクノロジーを採用。これはキャビネット内部に彫り構造を施すことで、キャビネットの固有振動を抑えて振動モードを不均一にし、内部定在波を低減する新技術となる。

キャビネットには「Resonance Sculpting Control」テクノロジーを採用

これらにより、各周波数帯域における音声のマスキングを避け、回析音の反射を低減することが可能に。結果としてクリアな音場感、立体感のある音場再生を実現するという。

ネットワーク回路もパーツから吟味

ネットワーク部にも妥協のないこだわりを投入。音質に定評のある独Mundorf社製コンデンサーや、日本製のチョークコイルなど、先入観なく音を吟味しながらバランス良くパーツを選定したという。

ネットワーク回路用のパーツ群

また、電流面を一致させた素子マウント構造(特許出願中)を採用することで、不要な相互誘電の発生を抑制し、電気的ノイズが音声信号に混入を防いでいる。これが微小入力のリニアリティの改善に繋がり、微細な音の表現力や実体的な奥行き表現を得ているという。

スピーカー内部の吸音材には、高級断熱素材として知られるサーモウールを使用。スピーカー本来の鳴りを邪魔しない自然な吸音を行えるよう、必要最低限なバランスを調整しているという。

背面端子部。背面もアルカンターラ素材が施されている(ショートワイヤーは最終品とは異なります)

さらに前後のバッフルには、高級車のシート等でも使用されるアルカンターラ材を採用。バッフルの不要な音の反射を防ぐと共に、高級オーディオコンポーネントとしての品位を高める質感を持った外観に仕上げられた。なお、本機はフロント側にバスレフポートを配置している。

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