パソコンをRoon Bridgeとして使用可能に

“総合音楽鑑賞ソフト”「Roon」のバージョン1.2が公開 - 機能を大幅に強化。iPhone用Appも

公開日 2016/04/14 14:29 編集部:小澤貴信
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オーディオ再生やライブラリ管理を統合的に行うソフトウェア「Roon」の最新バージョンとなる「1.2」が、本日リリース。RoonBridgeのパソコン対応やiPhone用コントロールアプリ、再生フォーマット強化など、大幅な機能アップが実施された。

「Roon」

今回のアップデートによる最大の進化のひとつが、Mac・Windows・LINUXの各パソコンがRoon Bridgeとして動作するようになったこと。これにより、出力先に指定した(Roon Coreとは別の)パソコンを、コントロールアプリ「Roon Remote」から操作できるようになる。

これまでコントロールアプリ「Roon Remote」は、iOSではiPad用、Androidについてもタブレット用のものしか用意されていなかったが、今回のアップデートと同じタイミングでiPhone版、およびAndroidスマートフォン版がリリースされた(なお、記事執筆時点では、iPhone版アプリはまだ提供開始されていなかった)。

RoonではRAATという独自技術を用いて、“RoonReady”などの出力対応機器に対してオーディオ伝送を行っているが、今回のアップデートにより、ネットワークで接続された全てのRoon対応機器のハンドリングが、このRAATに基づいて行われるようになるとのことだ。

複数の出力先をグループ化して同時に楽曲を再生する「Zone Grouping」についても、このRAATに基づいた対応機器全てにおいて設定が可能になる。また、新たにインターネットラジオにも対応した。

オーディオ再生機能についても、多くのアップデートを実施。32bitのWAV・AIFF、DXDファイル、WAV64などの再生にも新たに対応。MQAファイルの認識も可能になった。DSPによるボリュームコントロール、ASIO出力時におけるWASAPIおよびCoreAudioを用いたボリュームコントロールなどにも対応。

ライブラリ管理のパフォーマンスも強化され、NASを用いた場合や複数のドライブを用いた場合の動作も改善。iTunesライブラリの統合もより簡単になったとのこと。

そのほか、多数の機能追加や改善が実施されていた。詳細はRoonの公式ブログで紹介されている。

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