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コンセプトは「カジュアル」

ビクターエンタ、独自のハイレゾ配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Music」を立ち上げ

ファイル・ウェブ編集部
2014年02月05日
ビクターエンタテインメントは、独自のハイレゾ音源配信サイト「VICTOR STUDIO HD-Music」を立ち上げることを発表した。スタート開始は2月6日12時。「VICTOR STUDIO HD-Sound.」のほか、他レーベルの音源も取り扱い。当初はキングレコードやテイチクエンタテインメント、日本コロムビアの参加が決まっている。今後も他メーカーに積極的に参加を呼びかけていくとのこと。



サイトのイメージ。詳細な配信タイトルは明かされていないが、エヴァのサントラなどが配信されるもよう
なお「VICTOR STUDIO HD-Sound.」レーベルの音源は現在e-onkyo musicで配信されているが、これについては今後も継続していくという。

VICTOR STUDIO HD-Music
http://hd-music.info/

同サイトのコンセプトは「カジュアル」。コア層だけでなく“ふつうの音楽ファン”の取り込みも狙う。そのためラインナップはジャズやクラシックのほか、ポップス系タイトルを充実。また、音質的な魅力だけでなく、純粋に音楽を楽しめるラインナップを揃えていくという。ビクタースタジオの独自技術「K2HDプロセッシング」を駆使し、1970年代後半〜2000年にかけてのポップス系タイトルを、CDマスターからハイレゾ化するなどの施策もおこなっていくとのこと。いま注目が集まっているアニソン系の音源追加も視野にいれているという。なお当初配信される「VICTOR STUDIO HD-Sound.」レーベルの音源82タイトルのうち、30タイトルがK2HD適用音源となる。


コンセプトは「カジュアル」。コア層だけでなく“ふつうの音楽ファン”の取り込みも狙う

ポップス系音源の充実や、試聴方法の紹介、試聴イベント開催などをおこなっていくという
サイトオープン時には4レーベルで170アルバム・2,000曲を用意。そのうちビクタースタジオの音源は82アルバム・808曲となる。

幅広いユーザーに使いやすいよう、サイト構成はクリック数最小化を目指した簡便なつくりにするとのこと。ハイレゾ音源の聴き方を図入りで解説するページも設ける。


サイトは階層の浅いシンプルな構造にしたという

ハイレゾの試聴方法なども分かりやすく解説する
さらに、取扱レーベルがCDなどで既に発売している音源のなかから、ハイレゾで配信して欲しいタイトルをリクエストできる「購入希望」ボタンを用意するユニークな取り組みも実施。ユーザーニーズに沿ったタイトルの充実を目指すという。ただし「購入希望」ボタンを押せるのは会員登録を行ったユーザーのみ。なおハイレゾ化希望はメールでも受け付けるという。


インデックスページ右側(ピンク枠で囲ったところ。枠は編集部が追加)に、購入希望できるタイトルリストが表示される予定という
また、ハード等と連携したハイレゾ訴求も行う。ビクタースタジオ内のレコーディングスタジオで「ハイレゾ体感イベント」を定期開催し、実際に音を聴ける場を提供。ウッドコーンやKシリーズといったハイレゾ対応機器と連携した訴求も行う。

なお第1回めのハイレゾ体感イベントは下記のとおり実施される。

・日時:2014年3月8日(土)11:00〜12:00(予定)
・会場:ビクタースタジオ(東京都渋谷区神宮前2-21-1)
・応募方法:メールにて応募(定員制/先着順)
・応募要項:HD-Musicサイト内で告知


“ふつうの音楽ファン”をハイレゾに取り込み。
音質だけでなく、『音楽』を楽しんでもらえるタイトルを揃える


本日開かれた発表会で、ビクタースタジオ長の秋元秀之氏は「ハイレゾに特化したレーベル『VICTOR STUDIO HD-Sound.』を2012年9月に立ち上げて以来、配信サイトのダウンロードランキングでTOP10内に何曲もランクインするなど、大変ご好評いただいている。しかし、ハイレゾの世界が思ったよりも広がっていないな、というのが正直な実感だ」と語る。


ビクタースタジオ長 秋元秀之氏
それゆえ「音楽制作を行いつつ、ユーザーさんとも触れあえる我々が配信サイトを始めれば、“ハイレゾ”をユーザーさんに深く理解してもらえる可能性があるのではないかと考えた」(秋元氏)ことが、今回のサイト立ち上げのきっかけだという。

「ハイレゾをもっと手軽なものにすること、そしてビクタースタジオを身近に感じてもらうこと。また、コア層だけでなく“ふつうの音楽ファン”をハイレゾに取り込んでいくことが重要。そのために重要になってくるのが『楽曲』。音質だけでなく、『音楽』を楽しんでもらえるタイトルを揃えることで、間口をもっと広げたい」。

また、「VICTOR STUDIO HD-Sound.」レーベルの特徴のひとつとしてアピールするK2HDについても言及。「『ないものをつくる』のではなく、飽くまでも『復元する』というアプローチがK2HDの基本。そもそもこの技術は、96kHz/24bitの音源を44.1kHz/16bitにダウンコンバートし、それを元の音源にどれだけ近く復元できるか…という試行を繰り返してできあがったもの。アーティストやプロデューサーなど音楽制作の現場でも、歪み感が取れて聴きやすい等の好評をいただいている」と説明した。


K2HDは「失われたデータを復元する技術」であることをアピールした

>>K2HDの詳細はこちら
http://www.jvcmusic.co.jp/k2technology/k2hd/pdf/k2hd_2013_0107.pdf
http://www.phileweb.com/news/audio/201211/29/12810.html

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