レンタルDVD全盛の懐かしき時代! トラブルメーカーな映画少年の葛藤を描く青春コメディ
ミヤザキタケルサブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2022年製作の『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』をご紹介します!
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『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』
(配信:Amazon Prime Video U-NEXT)
発売:カルチュア・パブリッシャーズ/販売元:TCエンタテインメント
(C)2022 VHS Forever Inc. All Rights Reserved.
バンクーバー映画批評家協会賞で最優秀カナダ映画賞など4部門を受賞した、チャンドラー・レヴァック監督の自伝的要素を盛り込んだ長編デビュー作。
2003年、カナダの田舎町。映画が大好きな高校生のローレンス(アイザイア・レティネン)は、NYの大学へ進学してトッド・ソロンズから映画を学ぶことを夢見ている。唯一の友人・マット(パーシー・ハインズ・ホワイト)とつるんで映画やTVを見たりする日々を送る中、進学費を稼ぐため地元のビデオ店でアルバイトを始めることに。店長のアラナ(ロミーナ・ドゥーゴ)は社交性に欠けるローレンスを辛抱強く見守るものの、次第にトラブルが起きていき……。
サブスク全盛の世の中で、レンタル文化が衰退しつつある現代。だが、本作にはレンタル文化全盛のあの時代が空気感が色濃く漂っており、誰もが通る思春期の葛藤や将来への不安など、ありとあらゆる“なつかしさ”が詰まっている。
また、素晴らしい映画を目にした際に得られる感動や高揚感、自分は特別で周囲の人間とは異なるという中二心、環境が変わればすべて上手くいくという錯覚など、ローレンスが抱くさまざまな感情にも身に覚えのある人が多いことだろう。
周囲を傷つけ、自分も傷つき、小さくとも大きな一歩を踏み締めていくローレンス。そんな彼の人生の歩み、普遍的な心の成長をこそばゆく描く青春コメディだ。
事前に『パンチドランク・ラブ』『キャスト・アウェイ』『マグノリアの花たち』も観ておけば、より一層本作を楽しめるはず♪
(C)2022 VHS Forever Inc. All Rights Reserved.
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| ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。 |
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