倍賞千恵子 × 木村拓哉 、ハウルのコンビが再会! タクシー運転手と終活に向かう女性の人情ドラマ
ミヤザキタケルサブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2025年公開の『TOKYOタクシー』をご紹介します!
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『TOKYOタクシー』
(配信:Amazon Prime Video U-NEXT)
(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
※2026年9月時点の情報
2022年製作のフランス映画『パリタクシー』を、『男はつらいよ』シリーズなどで知られる山田洋次監督が舞台を日本に置き換えてリメイクしたヒューマンドラマ。
車検や家の更新費用をはじめ、高額な娘の進学費用に頭を悩ませていたタクシー運転手・宇佐美浩二(木村拓哉)。そんなある日、東京の柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を送り届けることに。車内で言葉を交わす内に打ち解けていき、すみれの過去が語られていくのだが……。
『パリタクシー』をご覧いただいたことのある方であれば、大筋は変わらないため結末も予め分かった上でご覧いただくことになる。が、それでもなお楽しめてしまう要素が本作にはある。
劇中、すみれの思い出の土地を巡ることになるのだが、物語の舞台が日本に変わったことで、ある種の東京(&横浜)観光映画にもなっている。つまり、日ごろ東京へ足を運ぶ機会がない方にとっては東京の街並みやその変化を楽しめるのと同時に、実際に訪れてみたい場所を見つけ出せるかもしれない。
そして、かつて『男はつらいよ』などの時代には色濃く感じられたものの、現代においては希薄に感じられる“人情”を、劇中の人間ドラマを通してたっぷりと味わうことができるはず。
また、すみれの回想において若かりし頃のすみれを演じる蒼井優の演技も見応えたっぷり! 単なるリメイク作だと思って目にすると、思わぬ収穫を得られるかもしれません。
(C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
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| ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。 |
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