ニュース
HOME > ニュース > ホビー&カルチャーニュース
【今夜「金ロー」放送】『インサイド・ヘッド』が名作と評価され続ける理由とは?
編集部:石井達也本日10月9日(金)21時より、日本テレビ系『金曜ロードショー』にてディズニー&ピクサーの傑作『インサイド・ヘッド』が本編ノーカットで放送される。翌週10月16日(金)には、2024年の世界興行収入No.1を記録した続編『インサイド・ヘッド2』のテレビ初放送も控えており、2週連続での特別企画となる。
『インサイド・ヘッド』の舞台は、11歳の少女ライリーの頭の中。そこでは、彼女を幸せにするために奮闘する5つの感情が暮らしている。
前向きな「ヨロコビ」、嫌悪を司る「ムカムカ」、怒りを爆発させる「イカリ」、危険を察知する「ビビリ」、そして記憶を悲しいものに変えてしまう「カナシミ」だ。
ある日、父親の仕事の都合で見知らぬ街へ引っ越すことになり、ライリーの心は不安定になってしまう。そんな中、ちょっとしたアクシデントからヨロコビとカナシミが感情の司令部からはじき出され迷子に。
2人を失い心を閉ざしていくライリーを救うため、ヨロコビたちは空想の友だち「ビンボン」の助けを借りながら、広大な頭の中の世界を冒険し、司令部への帰還を目指す。
本作が映画史に残る傑作アニメーションと評価されている最大の理由は、一見ネガティブに思える「悲しみ」という感情の必要性を鮮やかに描き出した点にあるだろう。
いつも明るくライリーを前向きにさせようとするヨロコビは、最初「なぜカナシミという感情が存在するのか」を理解できない。
しかし、冒険を経てライリーの成長と向き合う中で、人が挫折や寂しさを乗り越えるとき、あるいは誰かに優しく寄り添うときには「悲しみ」という感情こそが必要不可欠なのだと気づかされていく。
感情を押し殺して日々を過ごしがちな大人も、自分の中にある感情に少しずつ向き合う経験をしている若い世代も、「どんな感情も自分を形作る大切な一部である」というメッセージは心に響くだろう。
キャラクターに命を吹き込む日本語吹き替え陣キャストの名演にも触れておきたい。エネルギッシュで健気なヨロコビを演じる竹内結子と、哀愁漂うトーンで愛らしさを醸し出すカナシミ役の大竹しのぶによる対比は秀逸。さらに、物語の鍵を握る空想の友だち・ビンボンを演じる佐藤二朗の演技にも驚かされるはずだ。
映画として完璧な完成度を誇る本作だが、物語のラストにはライリーの成長とともに新たな展開を予感させる演出が残されている。高校入学という試練を迎えたライリーの頭の中に「シンパイ」などの大人の感情たちが現れる続編『インサイド・ヘッド2』を楽しむためにも、本日の第1作は見逃せない。
放送情報
金曜ロードショー『インサイド・ヘッド』
日本テレビ系にて、10月9日(金)21:00 - 22:54放送
キャスト:エイミー・ポーラー(竹内結子)、フィリス・スミス(大竹しのぶ)、リチャード・カインド(佐藤二朗)、ビル・へイダー(落合弘治)、ルイス・ブラック(浦山 迅)、ミンディ・カリング(小松由佳)、ケイトリン・ディアス(伊集院茉衣)、ダイアン・レイン(田中敦子)、カイル・マクラクラン(花輪英司)
監督:ピート・ドクター
共同監督:ロニー・デル・カルメン
脚本:ピート・ドクター、メグ・レフォーヴ ジョシュ・クーリー
製作:ジョナス・リヴェラ
製作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:マイケル・ジアッチーノ