<ヘッドフォン祭>Acoustune新完全ワイヤレス「HSX ONE」に新色追加/ドイツとポーランドから新たなハイエンドブランドが日本上陸
2026/02/07
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
飯田ピアノは、ドイツ・ベルリン発のハイエンドオーディオブランド「ArcTec Berlin(アークテック・ベルリン)」の日本国内取り扱いを開始する。
日本展開第1弾モデルとして、フラグシップヘッドホン「AB 92」を3月20日(金)から受注開始する。納品開始は4月中旬を予定しているとのことで、オープン価格だが税込495,000円前後での実売が予想される。
AB 92は、92mm口径の平面磁界型ドライバーを採用する背面開放型ヘッドホン。2月に開催されたイベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」で参考展示されていた製品が正式発表された格好だ。型番の「AB」は 「AirBorne」、つまり"空気に 浮かぶ "という意味が込められている。
完全開放型の設計によって、背⾯からの反射が振動板に戻ることによる⾳の濁りを排除。これによって⾃然な3次元の⾳場を再現するとのことで、「ヘッドホンでありながら、スピーカーで聴くような空間的な広がりを体験できる」とアピールしている。
平⾯磁界型トランスデューサーには、導体トレースを含めて1.5マイクロメートル未満という極薄の振動板を採⽤。その導体には、純度99.99%の銀を電気化学的蒸着(エレクトロプレーティング)により振動板に載せている。
同社では、周期表上のすべての⾦属の中で、導電率と⽐重の⽐率において銀が最も優れているから銀を導体に選んだと説明。この超薄膜振動板によって、50kHzを超える帯域幅を 実現している。
そして、アルミニウムを削り出したリングにトランスデューサーを格納。⼊念なダンピング処理を施すことでリンギングや共振の排除を図っている。また、、ブラックアノダイズとガラスビーズブラスト仕上げにより、プレミアムな外観と⻑期的な構造的健全性を両⽴しているともアピールしている。
インピーダンスは33Ωで、感度が90dB SPL/mW(105dB/1V)、周波数特性が5Hz-46kHz、質量が540g。着脱式ケーブルを付属する。
ArcTec Berlinは、2025年にドイツ・ベルリンで設立されたオーディオブランド。創業者のKlaus Heinz氏は、ADAM AudioおよびHEDD Audioの設立に携わった人物で、同ブランドでは「スタジオモニターの中立性と、ハイエンドユーザーが求める音楽性・情感の両立」を掲げて製品開発を行っているという。
同ブランドのものづくりは、Klaus Heinz氏が長年培ってきた物理学的アプローチに基づく。素材特性や構造を重視し、導体材料の選定においても導電率と比重のバランスから純銀を採用。加えて、すべてのパーツを交換可能にすることで、修理と長寿命を前提とした設計思想を掲げている点も大きい。音作りの方向性としては、過剰な演出を避けながら、長時間のリスニングでも自然に聴けるサウンドを目指すとしている。