HOME > ニュース > <ヘッドフォン祭>Acoustune新完全ワイヤレス「HSX ONE」に新色追加/ドイツとポーランドから新たなハイエンドブランドが日本上陸

100万円を超える贅沢な試聴システムもイベントならでは

<ヘッドフォン祭>Acoustune新完全ワイヤレス「HSX ONE」に新色追加/ドイツとポーランドから新たなハイエンドブランドが日本上陸

公開日 2026/02/07 22:05 編集部:成藤正宣
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フジヤエービックが主催するポータブルオーディオ展示試聴イベント「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」が開催された。

本稿では、発売直後の新フラグシップ有線イヤホンや開発中の第2弾完全ワイヤレスイヤホンを展示したAcoustuneブースをはじめ、飯田ピアノ/タイムロード/ORBが取り扱うハイクラスなアイテム、多種多様なイヤホン/ヘッドホンを紹介する。

Acoustune新フラグシップ「HS3000 HICHIRIKI -篳篥-」ついに登場

ピクセルは、イベント前日の2月6日に発売されたAcoustuneの新フラグシップイヤホン「HS3000 HICHIRIKI -篳篥-」(約64.5万円)を出展。

ブランドの特徴である、ドライバーユニットを収める音響チャンバーと外装(機構ハウジング部)を分離できるモジュラー構造はそのままに、振動板やデザインにさらなるブラッシュアップが行われている。

2月6日発売となった「HS3000 HICHIRIKI -篳篥-」

ちなみに本製品のモジュラー構造は、従来モデルから一世代改良され “Ver. 2.0” となっている。具体的には、音響チャンバーを固定するパーツの点数や開き方が変わっているのだそう。

音響チャンバーの互換性は保たれているので、既存の音響チャンバーをHS3000に取り付けたり、今後発売される音響チャンバーを従来モデルに取り付けることも問題なく可能だ。

ブランド独自のモジュラー構造がアップデートされ、固定部分の設計などが改良された

また同ブランドの完全ワイヤレスイヤホン第2弾となる「HSX ONE」も展示。第1弾の「HSX1001 Jin -迅-」とは違い、モジュラー構造を非搭載とした代わり、より手に取りやすい価格に抑えたモデルとなる。

「HSX ONE」。昨年も参考出展された黒いモデルに加え、新色が登場

昨年イベントに参考出展したのち、ソフトウェアなどの改良に取り組んでいるとのことで、その影響で発売時期は今年4月ごろに後ろ倒しになるという。

その代わり、当初は予定していなかったカラーバリエーションを用意。黒を基調としたスケルトンデザインだけでなく、より透明度の高いクリアーなデザインも展開するそうだ。

当初は予定していなかったクリアーなカラバリが追加される見込みだ

ドイツとポーランドから新興ヘッドホン/イヤホンブランドが上陸

飯田ピアノでは、今春から新たに取り扱いを予定している2つのブランドを披露。

1つは、ドイツ・ベルリンで設立されたばかりという新興ヘッドホンブランド「ArcTec Berlin」。

第1弾製品「AB92」は平面磁界ヘッドホンで、国内価格はまだ未定だが、海外では2,400ユーロ(日本円にして約44.4万円)で販売されるモデルとなっている。

ArcTec Berlin「AB92」

新興ブランドとはいうものの、その中心に居るのはクラウス・ハインツ氏。ADAM Audio、HEDDという著名ブランドの創立者として知られる経験豊富な人物だ。

AB92の注目ポイントは、直径92mm、厚み1.2μmの極薄振動板に張り巡らせるコイルの素材として「銀」を採用していること。

ポピュラーな素材であるアルミや銅と比べると重いものの、それらよりも電気抵抗が非常に低いという利点がある。電気抵抗が低ければ導体量を減らし軽くすることが可能なため、応答性や感度の向上を実現できるのだそうだ。

ニッケル/クローム仕上げで輝きと耐久性を高めてある

もう1つは、ポーランド・ワルシャワの「PMG Audio」。Custom ArtというカスタムIEMブランドの一部門で、ハイエンドモデルを専門とするプレミアムラインだという。

参考出展されたイヤホン「Apx ME」は、海外価格6,000ユーロ、日本円にして約111万円で、世界限定200台のプレミアムな1台だ。

PMG Audio「Apx ME」。世界限定200台、日本円にして100万円以上のモデル

ドライバーユニットは片側あたり合計12基を搭載。BA型8基、ダイナミック型1基、円形平面ドライバー1基、矩形平面ドライバー1基、そして「VCD」というユニークなドライバーを1基搭載している。

VCDは骨伝導ドライバーの一種だが、250Hzというごく低い周波数に特化している。音というよりもほぼ振動を伝えているようなものだが、これにより低域の立体感/重厚感が増すとのこと。

ケースや付属品もたいへん贅沢なつくり。100万円以上という価格に見合うだけの所有欲を満たしてくれそうだ

タイムロードは、スロベニアのハイエンドヘッドホンブランドErzetich、ドイツのヘッドホンアンプブランドniimbus/Violectric、英Chord ElectronicsのDACやアンプを組み合わせた試聴システムを出展。

Charybdis、US 5 PRO、DAVEの600万円近い豪華な試聴システム

中でも、Erzetichの平面磁界ヘッドホン「Charybdis(カリュブディス)」、niimbusのアナログヘッドホンアンプ「US 5 PRO」、ChordのDAC「DAVE」という3ブランドのフラグシップ製品の組み合わせは、総額およそ600万円という豪華なシステム。イベントならではの体験が可能だった。

オーブでは、昨年12月に発売した最上位アナログヘッドホンアンプ「JADE casa Ultimate」(88万円)を出展。ヘッドホンの実力をくまなく引き出すための4chのA級フルバランスヘッドホン回路を専用設計。磨き抜かれた鏡面フロントパネルにもこだわりが込められている
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コペックジャパンのCayin(カイン)ブランドからは、DAP「N6 iii」の着脱式DAC/アンプカード第4弾として発売予定の「T201」が参考出展。AK4497S DACチップと真空管/半導体デュアルアンプを搭載する。発売時期は2月から3月ごろ、価格は7万円前後とのこと
ミミソラブースの目玉となったKineraブランドのイヤホン「Heimdall(ヘイムダル)」。圧電型(ピエゾ)セラミックドライバーを得意とするオーツェイド社とのコラボモデルとのことで、シャープな形状のハウジング内にダイナミック型と圧電型(ピエゾ)ドライバーを1基ずつ搭載する
水月雨(MOONDROP)の新作イヤホン「XTM-AA12」。片側あたり12基のBAドライバーを搭載する
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スタックスは同社静電型ヘッドホンとドライバーユニット(専用アンプ)を一挙ラインナップ。エントリーモデルからフラグシップまで比較もできる

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