相次ぐ値上げに買い替え躊躇も。手持ちシステムを活かせるアクセサリー人気が台頭<販売店の声・売れ筋ランキング9月>
編集部:竹内 純売れ筋データをご提供いただいている各店舗のご協力のもと、毎月お届けしている「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データとともに寄せられた、最前線からの熱い声をご紹介する。
■アクセサリーによるオーディオアップグレード術を積極発信
今月は新製品への注目が高く、特にBowers & Wilkinsの新しい“800 D5シリーズ”をはじめ、Kii Audioなどハイエンドスピーカーへの問い合わせや試聴相談が増えています。一方で、アキュフェーズ製品の価格改定などもあり、「値上げ前後でどのモデルを選ぶべきか」といった具体的な比較相談も多く、単純な製品紹介だけではなく、実際に比較して選んでいただくことの重要性を改めて感じています。
また、最近はスピーカーやアンプそのものだけでなく、IsoAcousticsなどのインシュレーターをはじめとして、アクセサリーによる音質改善への関心も高まっています。当店でも実際の比較試聴を通じて、機器を買い替えなくても楽しめるオーディオのアップグレード方法を積極的に発信しています。
アナログでは引き続きHAKU「HTT-1100」など始めやすい製品を入口にして、まずは「音楽を楽しんでもらうこと」を大切にしています。ハイエンドからエントリーまで、それぞれの楽しみ方を分かりやすく伝えながら、新しいオーディオファンを増やしていきたいと考えています。<オタイオーディオ>
■アクセサリーによるグレードアップニーズが強まる
9月は既存システムをより活かしたいというご相談が増え、アクセサリーやケーブルによる音質向上を望まれるお客様が多い月となりました。<クリアーサウンドイマイ>
■購入にも直結。アクセサリー試聴会が好評
9月に開催した「フルテック&トーレンス&パラダイム&ブルーサウンド製品試聴会」をはじめ、アクセサリーの試聴会が好評です。お客様に実際に聴いてもらうことで、その効果を確実に体感していただくことができます。コンセントやコンセントベースなど幅広い製品をご購入いただく契機となっています。<四日市ムセン>
■引きも切らない値上げの影響がジワジワ拡大
Bowers & Wilkinsの800 D5シリーズが発売されました。ノーチラス初期805のブックシェルフ2ウェイがペア30万円でしたが、今は805D5が220万円です。買い替えというよりも新規で考えないととても購入意欲の沸く時代ではありません。
当店ではそういった理由もあって新規ブランドで素晴らしいコスパの高い製品を探し続け、セレクトショップとしての在り方を再考しています。今月は売上金額としては上々も、その構成比はアクセサリーやケーブル、中古といった、新品ハード以外がかなり高く、新品ハードの価格改定の影響が大きく出ていると思います。<オーディオスペースコア>
■アキュフェーズ値上前の駆け込みにバブル時代を想起
アキュフェーズが10月から値上げとなり、9月は前月より駆け込み需要の勢いが強まりました。象徴的だったのが「E-3000」をはじめとするプリメインアンプです。10万円クラスのアンプと同じようなスピードで売れている状況は、瞬間的なバブルのようで、今後しばらくはこのようなことはないと思います。
ジャンル別で最も好調だったのはAVアンプ。特にヤマハ「RX-V6A」が圧倒的でした。もともと一番売れていたモデルで、理由はわかりませんが生産終了となり、同性能を確保した後継機が予定されていないこともあり、過去一とも言えるスピードで売れました。確保できた在庫数も少なかったため間もなく完売見込みです。
そして9月に最も驚いたニュースが、SNSで何の前触れもなく海外から流れてきた情報で知り、メーカーに急ぎ大量注文を出したテクニクスのアナログプレーヤー「SL-1200M7GLN」「SL-1200M7G」です。
SL-1200シリーズ 55周年限定モデルで7色のラインナップ。4年前にもよく似たコンセプトの7色モデル「SL-1200M7L」がありましたが、今回の反響はその比ではありません。「色が原色系ではなく渋い感じなので、売れ行きは落ちるかも」という私の予想は大ハズレ。入手しにくいため、欲しいお客様があちこちに問い合わせる状況が世界的に巻き起こっているものと推測されます。全色品切れ中につき、入荷次第注文受付を再開したいと思います。
アクセサリーでは特に売れたジャンルはケーブル類全般、なかでもUSBケーブルやLANケーブルが最高潮でした。<シマムセン>
■アキュフェーズ値上げによる駆け込み需要の反動が心配
アキュフェーズ値上げによる駆け込み需要が発生。過去の同様な例でよく見受けられるように、その後の反動が心配されます。<テレオン>
■オーディオシーズン本格化の秋に巻き返しを期待
9月は天候の影響もあり、来店客数も少なかったように感じます。これから年末へ向けて数多くの新製品やイベントが予定されており、来店客増や市場の盛り上がりに期待したいと思います。<ノムラ無線>
■買い替えのタイミングを捉えて売り場の試聴体制を見直し
10月はついにBowers & Wilkins800 D5シリーズが発売、23日からは「東京インターナショナルオーディオショウ」が開催され、お客様のオーディオ熱が高まっています。このタイミングで買い替えを検討される方も多くなるかと思い、店舗としても新たな展示品の導入など店頭ラインナップの見直しを進めているところです。
やはりBowers & Wilkins 800 D5シリーズが一時的には話題の中心にはなるかと思いますので、これを機に様々な機種ご試聴いただきながら、お客様ご自身の音の方向性を決めていけるようにしていきたいと思います。<オーディオスクエア藤沢店>
■お客様の幅広い要望へひとつひとつお応えしていく
雨模様の9月でしたが、オーディオ一式をお求めに来店されるお客様が何件かございました。そういった要望にもひとつひとつ丁寧にお応えして、無事成約に至ったケースもございました。引き続き年末に向けて、お客様からの幅広い需要にお応えできるよう努めて参ります。<オノデン>
■“ドーパミンデトックス”も大切なこと
「音楽は生活や精神の支え」というのは言わずもがなですが、そうやって触れている時間が多ければ多いほど、イヤホン・ヘッドホンにおいては鼓膜を消耗してしまいます。イヤホン類が必要な環境、状況は十分に理解をしていますが、ぜひ心と耳を守るためにスピーカーで聴く時間を設けてほしいと強く思います。耳と脳と心の労わり方、間違えて自分を傷付けないようにしてください。もちろん近隣への心配りも大切です。
音楽は支えではありますが、むしろ無音、小音量というのも重要な時間です。体質的に厳しくなければ、ぜひ“ドーパミンデトックス”を!当店では店舗20周年に際して10月半ばから、防音についてのイベントを用意しています。状況に応じた複数の提案がございますので、ぜひコストのかけ方に環境というカードを増やすきっかけとして覗きに来てほしいと思います。<オーディオスクエア相模原店>
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