公開日 2026/05/13 06:50
LED照明は長寿命…じゃないかも? 知っておきたい注意点
【連載】ガジェットTIPSリターンズ
LED照明は長寿命……LEDを光源として使用する「LED照明」が登場した直後から喧伝されているキャッチコピーです。確かに、LED照明は従来の照明器具(白熱灯や蛍光灯)と比較して長持ちな傾向にありますが、製品の品質や使用条件次第の部分があることを忘れてはいけません。
たとえば、LED電球の外観は白熱電球にそっくりですが、その内部は「発光部(LEDチップ)」と「放熱部」、「ドライバー部(電源回路)」に分かれている電子機器です。
まず、電球ソケット経由で入力されたAC 100Vの交流電源は、ドライバー部で直流電源に変換されます。スイッチング電源ICやダイオードブリッジ、電解コンデンサ、セラミックコンデンサなどの部品が、交流電源を一定に整えられた直流電源に変えるのです。
発光部には、青色LEDと蛍光体により構成されるLEDチップが並列/直列に配置され、直流電源で駆動されます。LEDチップはそれなりに発熱するため、アルミなど熱伝導率に優れる金属製ヒートシンクに熱を伝え、周囲に放散するしくみです。
寿命に関わる問題は、主にドライバー部で発生します。特にドライバー部で生じる熱は大きく、適切に放熱されないと搭載された電子部品の寿命を縮めるからです。電子部品の品質/耐久性に難がある場合も、ドライバー部全体の寿命に悪影響を及ぼします。
まとめると、LED電球の寿命は「電子部品の品質」と「放熱設計の巧みさ」に大きく左右されます。極端な話、白熱電球をLED電球に交換したけれど1年もたなかったということもありえますから、信頼できるメーカー/ブランドの製品を選ぶほうが長い目で見てトクになるはずですよ。



























