公開日 2022/08/10 06:30

買ったばかりなのに!サウンドバーを接続しても音が出ない、なんで?

【連載】ガジェットTIPS
いま「サウンドバー」が人気です。50センチから1メートル程度の細長いアクティブスピーカーの総称ですが、大画面テレビと組み合わせホームシアターを構築するのが最近のトレンド、そこから「シアターバー」と呼ばれることも。製品によっては、HDMIケーブル1本でテレビと接続できる手軽さも備えています。

HDMIケーブル1本で手軽に接続、でも音が出ない?

そんなサウンドバーにも、導入に際して注意点が。最近では映像/音声出力が1系統、テレビとの接続はHDMIのみという製品が多く、「ARC/eARC問題」に遭遇しがちなのです。

ARCは「Audio Return Channel」の略で、HDMIのオーディオ伝送規格のこと。映像信号はひとまず置くとして、ARCの登場により、テレビからサウンドバーへの音声出力が容易になりました。近年はその拡張規格「eARC」が登場、Dolby ATMOSなどより情報量の多いオーディオフォーマットも扱えるようになっています。

しかし、ARC/eARC対応は入力側と出力側の双方、言い換えればテレビとサウンドバーの両方が同じ規格に対応していなければなりません。テレビがARC対応だけれどeARCには非対応という場合、eARC対応のサウンドバーを接続してもeARCでサポートする機能は利用できず、ARCの機能のみとなります。

どのHDMIポートを使うかも確認しましょう。ARC(eARC)と表示されたHDMIポートに接続しなければ、サウンドバーに音は出力されません。テレビには複数のHDMIポートが用意されていますが、そのすべてがARC/eARCに対応するわけではないのです。

ケーブルにも注意が必要です。eARC対応のサウンドバーは、eARC対応のテレビにeARC対応(HDMI 2.1準拠/ウルトラハイスピードタイプ)のHDMIケーブルで接続しないと、動作に問題が生じることも。以前から利用していたケーブルを流用せず、サウンドバー導入とあわせて新調することをお勧めします。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX