AVIOT完全ワイヤレスイヤホン「TE-W2」&最新ピヤホン「TE-W2-PNK」徹底レビュー! 新ドライバーでさらなる高みへ

エントリークラスからハイエンドモデルまで幅広い完全ワイヤレスイヤホンのラインナップを展開するAVIOT。IEMスタイルのボディと高音質にこだわったドライバー構成を組み合わせ、人気モデルとなった “Wシリーズ” がユーザーの声を反映させた次世代モデルへとブラッシュアップし、音質のみならず、機能やデザインまで再検討。新たに「TE-W2」として生まれ変わった。
さらにピエール中野氏によるチューニングモデル「TE-W2-PNK」も同時に展開するが、第10弾となる本モデルで初めてベースモデルから振動板素材を変更するという、より踏み込んだこだわりを持った製品に仕上がっている。
総合アワードVGP2026 SUMMERではTE-W2、TE-W2-PNKともに音質の良さが評価され、部門金賞を獲得。本稿ではこの新たなWシリーズの2モデルについて、VGPで高評価を得た音質、さらには機能性について、その魅力を深掘りしたレビューをお届けしたい。
振動版を刷新して音質傾向をブラッシュアップ

「TE-W2」(ダークシルバー/ドーンネイビー)
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まずベースモデルとなるTE-W2について解説していこう。前世代となる「TE-W1」のコンセプトを継承しつつ、ユニット構成も10mm+6mmのデュアルダイナミック型ドライバーを同軸配置してドライバー間の位相差を低減させる「コアキシャル3Dシステム」も踏襲。
振動板素材に適度な硬さと柔らかさを併せ持つダイヤモンドライクカーボンを新たに取り入れた「コアキシャル3Dシステム2.0」へアップデート。高域特性を向上し、高解像度でクリアなサウンドへと進化を果たした。

「TE-W2-PNK」(ブラック&ゴールド)
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そしてピエール中野氏がデザインとサウンドチューニングを担当した「TE-W2-PNK」は、コアキシャル3Dシステムとユニット口径は同じだが、純金の超薄膜レイヤーを蒸着することで高剛性かつ適度な重量を付加し、分割振動と歪みを抑える24Kゴールドレイヤード振動板に変更したデュアルダイナミック型ドライバー構成の「コアキシャル3Dシステム2.0 for PNK」を搭載。音質傾向もTE-W2から変更している。
一部シースルー素材を取り入れたボディには、フラグシップ完全ワイヤレスイヤホン「TE-ZX1」で用いているダックテール形状を取り入れた他、高硬度、高比重、高精度な音道造形を行うとともに、重心の最適化と共振を低減する金属製ノズルを搭載。医療用シリコンを用いたイヤーピースと相まって、長時間の装着でも疲れにくく快適なフィット感を維持できるIEMライクな装いを実現した。
TE-W2 - 沈み込むような重低音と中高域の優れた応答特性を両立
デザインや機能面のアップデートは後述するとして、さっそくTE-W2から聴いてみよう。
コーデックはLDACで接続。沈み込むような迫力ある重低音と、ダイヤモンドライクカーボン振動板による中高域の優れた応答特性を両立させた、AVIOT独自の音響設計「ULTRA DEEP BASS」を盛り込んでおり、密度良く凝縮した低域の存在感がパワフルに鳴り響く。
それでいて設計の意図通り、中高域にかけては輪郭も際立ち、クリアに定位する楽器やボーカルが低域の量感にマスクされずしっかりと主張している。
アコースティックギターやピアノ、シンバルはカチッとした澄み切った響きを見せ、EDMのベースは好対照でズンズンと心地よい厚みがある。女性ボーカルはキレ良く爽やかなトーンで、ボディ感をほのかに持たせたバランス重視の描写だ。
ストリングスの分離も良く、空間性も良い。TOTO「Gift of Faith」の大口径キックドラムはエアー感の密度、アタックの動きが明快で、量感と動きの軽やかさのバランスが良い。
ベースラインとの描き分けも適切で、ボーカルのキレ良くシャープな定位感、ブライトなエレキギターのリフ、ハイハットシンバルの明瞭さとの対比も良好だ。
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