公開日 2022/03/15 06:30

レトロカワイイ、だけど実力派。USBマイク「Tula Mic」は仕事も趣味も充実させてくれるアイテムだ

【PR】プロ向けマイクのノウハウが活きた、レコーダーにもなる一台
テレワークやオンラインゲームなど、マイクを使う機会が増えている人は多いはずだ。筆者もその一人。会話にヘッドセットやマイク付イヤホン、Bluetoothイヤホンなどを使うのが一般的だが、相手の声がスカスカだったり、ケーブルのタッチノイズがうるさかったりと、低音質にストレスを感じることがある。

ということは、反対に筆者側の音質が悪くて相手に不快な思いをさせている可能性もあるだろう。そんな音質によるストレスを解消するにはUSBマイクがオススメだ。今回は、見た目がオシャレで音質も極めて高い注目の新製品、Tula Microphonesの「Tula Mic」(トゥーラ・マイク)を紹介したい。

「Tula Mic」:32,780円(税込)

レトロ&モダンなデザインに多くの機能を凝縮

Tula Microphonesは、プロ向けのマイクブランドとして高い評価を得ているSoyuz Microphone(ソユーズ・マイクロフォン)の創設者の1人、David Brown氏が設立した新興ブランド。「見た目と同じくらいサウンドの美しい製品を作ること」を目標に掲げ、第1弾アイテムとしてモバイルレコーダーとしても使えるUSBマイク「Tula Mic」をリリースした。

USBマイクとは、文字通りPCやスマホ、タブレットなどのデバイスとUSB接続して使うものだ。マイクにはもう一つ、XLRマイクやラベリアマイク(ピンマイク)のようなアナログ接続のものがある。しかし、PCに音を入力するためには別途マイクアンプやA/Dコンバーターを搭載したオーディオインターフェースが必要。使いこなすには相応の知識が求められる。

その点、USBマイクはデバイスと接続し、ソフト側で設定をするだけ。初めてマイクを使う人にも扱いやすいのが魅力だ。

早速、試そうと箱を空けた途端、洗練された外観が目に飛び込んで来た。1950年代のステージマイクを彷彿とさせるデザインで、面をつなぐエッジ部分や正面中央にはアクセント的に梨地加工の金属パーツが使われている。これがRed/Black/Cream/Seaformと4種類の本体カラーのいずれともマッチし、見た目の高級感にもつながっている。

Red/Cream/Seaform/Blackの4カラーをラインナップ

ブランド名であり、製品名にも使われる「Tula」(トゥーラ)というワードは、サンスクリット語で“バランス”を意味するそうだ。なるほど、本機の普遍的なデザインを見れば納得で、長時間眺めても飽きが来ない。ネーミングに込めた想いが貫かれている事がよく分かる。

その細部を見ていこう。正面から見ると上半分にパンチ穴のあいたパーツで覆われたマイク部、中央にはインジケーターLEDが配されている。マイクは指向性(音を拾う向き)が単一と無指向性の2種類のカプセルを搭載しており、切替えて利用可能だ。さらに、スウェーデンのソフトウェア会社Klevgrandとの提携により、独自アルゴリズム「Brusfri」を組み込んだノイズキャンセリング機能も備えている。

真横からみると中央がやや膨らんだオーバルなフォルムで、両側面には物理ボタン、裏面には充電やデバイスとの接続用のUSB-C端子がある。ボタンはいずれもクリックがしっかりしており、慣れれば手探りでも操作が可能。また、電源やレコード(録音)、ノイキャンなど一部のボタンはLEDが内蔵されており、状態に応じて点灯や点滅するのも便利だ。

下部中央のマウンター部には、着脱式のスタンドが標準で装着されている。このスタンドは90度回転させるだけで簡単に外せ、付属のマイクスタンドアダプターに交換可能だ。なお、サイズは55W×89H×21Dmm(縦置き時)、質量185gと軽量コンパクトで、片手で持つと手に馴染む。

また、本体には8GBのメモリーとバッテリーを内蔵し、モバイルレコーダーとしても使える。記録フォーマットは48kHz/16bitのWAV形式。バッテリーは大容量で、最大12時間の利用が可能だという。

一見「何に使うの?」と思われるかもしれないが、用途は幅広い。例えば、楽器や語学レッスンの確認やボイスメモといったICレコーダー的な使い方から、ライブ演奏やボーカルの簡易レコーディング、アコースティックギターや打楽器といった生音のサンプリングのようなPCMレコーダー的な使い方まで、これ1台で出来てしまう。この点は、通常のUSBマイクとは大きく異なるところだ。

さらに、オーディオインターフェースとしての機能も備えており、3.5mmステレオミニ端子からPCや録音時の音声をモニター出力できる。この端子は入力兼用で、ラベリアマイク経由での録音にも対応する。

左右側面にボタンや3.5mmジャックを搭載。電源などの一部ボタンはLEDが内蔵されている

次ページ4つの利用シーンで実際に検証

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オーディオ銘機賞「ベストバリュー大賞」受賞! DALIの技術と美学を凝縮した「KUPID」の実力に迫る
2 “スイング式”インシュレーターに薄型モデルが登場!セレニティ 静寂-Shijima-の「SWI-10」使いこなしレポート
3 トップクラスのながら聴きイヤホンにさらなる機能性がプラス!Shokz「OpenFit 2+」レビュー
4 <ポタフェス>SHANLING、水月雨監修のポータブルCDプレーヤー「Crossover」世界初公開/ONIX、超小型DAC「Tocata XM2」初展示
5 <ポタフェス>見た目も音もこだわった、HiBy Digitalの「初音ミク」コラボアイテム展示/FAudio「Major」に後継機か
6 大好きな車とバイクを眺める6畳空間に、4K/100型のホームシアターを実現
7 SHANLING、サブミニチュア真空管をデュアル搭載したポータブルDAC/アンプ「UA7」
8 Oriolus、落ち着いた音色と現代的な機能性を両立したBluetoothアンプ「1795MKII」
9 ピクセラ、テレビを見るとポイントが貯まるワイヤレスチューナー「ポイテレ」
10 <ポタフェス>オーディオテクニカ、フラグシップ機「ATH-ADX7000」「ATH-TWX9M2」を堪能
12/15 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX