ガジェット 公開日 2026/03/11 12:00

安くてもしっかり使える?「MacBook Neo」実機検証

iPhone向けチップはどこまで使えるか
Gadget Gate

アップルが3月11日に発売する「MacBook Neo」。MacBookシリーズとして初めてAppleシリコンのAシリーズを搭載する入門機だ
アップルが新しいモバイルノートPCの「MacBook Neo」を3月11日に発売する。今までiPhoneを中心に採用してきたAppleシリコンのAシリーズのチップを搭載する初のMacBookとしても注目を集めるマシンだ。発売に先駆けて実機を試したファーストインプレッションをレポートする。

新鮮味あふれるルックス。ポータビリティも優れている



MacBook Neoは、現行MacBookシリーズのエントリークラスに位置付けられるモデルだ。価格は99,800円(税込)から。AI需要の急拡大によって半導体やメモリの供給不足が懸念され、PCやスマートフォンなどコンシューマー向けデジタルデバイスにも影響が及ぶといわれる中で、アップルは競争力の高い価格を打ち出してきたと思う。

アップル、99,800円の「MacBook Neo」発表。iPhone向けのA18 Proチップ搭載

筆者は今回、4色のカラーバリエーションの中から「シトラス」のモデルを試した。現行MacBook Airの中にはブルー系のカラバリがあるし、2016年には12インチのMacBookに「ローズゴールド」というピンク系のカラバリが存在した。だがイエロー系のMacBookは2000年代前半に一世を風靡したクラムシェルデザインの「iBook」のシリーズにもなかった。

イエロー系のシトラス。光の当たり方などによってグリーンっぽく見えることもある


シトラスは光の当たり方によってはライムグリーンのようにも見える。A16チップを搭載する11インチのiPadのイエローよりもグリーンがかった、落ち着きのある色合いだ。

Liquid Retinaのサイズがジャスト13インチなので、現行13.6インチのMacBook Airよりも本体は少しタテ・ヨコの寸法が小さい。参考までに、筆者が所有する13.3インチのRetinaディスプレイを搭載するM1搭載MacBook Airに並べてみると、この写真のようになる。サイズはほぼ一緒。質量は1.23kgなので、13.6インチのM5搭載MacBook Airと同じ。本体を閉じた状態ではAirの方が14mm薄い。

左がNeo、右が13.3インチのM1搭載MacBook Air。Neoは縦横サイズが少し小さくなっている

エントリーモデルのMacBookはどこまで使える?



A18 Proを採用したMacBook Neoのパフォーマンスについては、もう少し時間をかけて試した後に機会をあらためて報告したいと思う。取り急ぎ今回、Adobe Photoshopで写真を加工したり、1つひとつは軽量級タスクのものばかりだが、複数のアプリケーションを立ち上げて動かしても動作が不安定になる様子はなかった。

ところが「Ollama」アプリに80億パラメータのLlama 3を投入して、ローカル上でAIモデルを動かしながら「ミュージック」アプリでダウンロードした音源を再生してみると、所々で音楽再生が途切れたり、ノイズが飛び込むことがあった。SoCのパフォーマンスというより、選べるメモリの仕様が最大8GBのユニファイドメモリ一択であることも影響しているのだろう。高負荷なタスクへの対応力については、当然ながら上位のAirやProの方が勝っている。

12個のファンクションキーを含むMagic Keyboardは、キーピッチがAirやProと同じ。窮屈な感じはしない。ただし、キーボードの材質が異なっているためか、Neoの方が打鍵感がやや軽く感じた。キーボードバックライトもないので、暗い場所で使う時にAirやProと使い勝手が変わって戸惑うかもしれない。

トラックパッドはマルチフィンガージェスチャー操作に対応しており、全面を均等にクリックできるが、圧力感知機能を搭載していない。筆者はあまり使わない機能なので不便には感じていないが、トラックパッドをグッと押し込むことで触覚フィードバックが返り、特定の操作を実行できる「強めのクリック」にMacBook Neoは対応していない。

Magic Keyboardも本体の色に統一した。512GBのモデルはTouch IDを搭載している

デジタルポートは左側面に2基搭載する。どちらの端子からでも充電ができて、奥側のUSB 3端子(最大10Gbps)には外部ディスプレイ機器も接続できる。ただし、現行のAirやProが搭載するThunderbolt 4(最大40Gbps)ほどの速度は出ない。つまり、MacBook Neoに「移行アシスタント」を使って大容量のデータを引っ越す際には余計に時間がかかる。

側面に2つのUSB-Cポートを搭載する。左側がUSB 3ポート


外部ディスプレイにも接続できる
なお、MacBook Neoには、アップルが現行のiPhoneシリーズで標準的な推奨仕様としている20WのUSB-C電源アダプタが付属している。共通のアダプターでベストパフォーマンスを引き出せるのであれば、さすがAシリーズのチップを採用するMacBookだと感じる。

20WのUSB-Cアダプタが付属する。ケーブルの被覆色はホワイト

また、バッテリー駆動時のパフォーマンスやスタミナ性能は、多くの方が気になるポイントだろう。この点についての検証結果は、もう少し使い込んでから改めて報告したい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ゼンハイザー「ACCENTUM Clip」は『らしさ』全開の実力機!同社初イヤーカフ型イヤホンを徹底レビュー
2 カレー店でレコード鑑賞会を開催。オーディオの敷居の高さを取り払う<販売店の声・売れ筋ランキング6月>
3 女子ゴルフ世界メジャー大会「全英女子オープン」、7/30から4日間の放送・配信予定
4 Shokz、装着快適性がアップしたオープンイヤー型ヘッドセット「OpenMeet2」。送受信機付属のUCモデルも
5 TCL「SQD-Mini LED」VGP審査員特別賞受賞記念座談会。審査員が語り尽くす「液晶テレビの進化」と、X11L/C8L/C7Lの実力
6 KEF、Uni-Qドライバー搭載のアクティブスピーカー「LS LUXE」。優美なデザインと高い音響性能を両立
7 「Anker Store 御殿場」が御殿場プレミアム・アウトレットに8/28オープン
8 ファーウェイ、イヤーカフ型イヤホン「FreeClip 2 S」。充電ケースを刷新
9 BQEYZ、専用アプリ対応の直挿しUSB-DAC「C30」。オペアンプ搭載
10 最新オーディオケーブル情報を網羅した『ケーブル大全2026』、7/30発売。実践ノウハウを厳選してご紹介
7/31 11:06 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix