公開日 2026/09/09 13:18

Sonos、独自オーディオ用OS「Sonos 27」提供開始

Sonos S2製品へアップデート提供
編集部:太田良司
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Sonosは、ChatGPTなどのサードパーティ製AIを使ってスピーカーやヘッドホンの操作が可能になった、独自のオーディオ用オペレーティングシステム(OS)「Sonos 27」の提供を開始した。

9月2日に発表のあったSonos 27の提供が始まった格好で、従来の「Sonos S2」に対応するすべての製品でアップデートして利用可能になるとしている。ただし、利用できる機能は製品により異なる。

Sonos 27は、AIによる操作や新しいサウンド体験などをもたらし、システムをさらに進化させると謳うソフトウェア。同ブランドのCEOであるトム・コンラッド氏は「使い続けるほどにシステムそのものが進化するよう設計している」と説明している。

Sonos 27とあわせて先行アクセスが解放された機能「Sonos 27mcp」は、ChatGPTやClaudeなどの外部AIと連携し、会話を続けながらシームレスな音楽操作が可能となるModel Context Protocolを採用。

自然言語で「オフィスでインディー音楽を心地よい音量で流して」と話せばChatGPTやClaudeなどの外部AIと連携して対応する

テクノロジー業界では新機能は新製品によって提供されるのが一般的だが、既存製品でもできることが広がるという考えを形にしたとアピールしている。

今秋後半には、独自に開発した新しいAI搭載アシスタント「Sonos 27voice」の先行アクセスも開始予定。曖昧な言葉や感覚的な表現から求める雰囲気を汲み取り、シーンに合った音楽を選曲する。

また、ユーザー自身が独自のモデルや個性を持ったエージェントを作成できる「Sonos Custom Agents」も2027年に向けて展開する予定。ひとつのアシスタントに依存せず、自由に取り入れられる環境を図るという。

音響面では、製品同士が互いを認識して適応するシステム「Sonos Fabric」に2つの新機能を追加した。

ひとつ目は、屋外用のポータブルスピーカーが自動的にホームシアターのサラウンドスピーカーになる機能だ。短い高周波音信号を用いて相互やサウンドバーとの距離を感知する「Sonos Positioning Technology」を採用。「Sonos Arc Ultra」などの近くに同じポータブルスピーカーを2つ配置すると自動で役割が切り替わる。

互換性のあるサウンドバーはほかに「Sonos Arc」「Sonos Beam Ultra」「Sonos Beam Gen 2」をラインナップ。映画を見終えたらスピーカーを移動するだけで、再びポータブルスピーカーとして使用できる。

ふたつ目の新機能は、9月29日より先行アクセスが開始されるヘッドホンリンキングだ。ヘッドホン「Sonos Ace Ultra」がシステムへ直接接続するため、スマートフォンを近くに置かずに再生を切り替えられる。

本機能はヘッドホンに搭載されたプラットフォーム「Sonos Headphone Engine 2」によって実現。再設計したWiFiアンテナとセキュアな認証情報ストレージを備え、Bluetoothに依存せず家中を移動しながら再生できるという。

ドイツ・ベルリンで開催されたSonosのプライベートショーにて、9月2日に発表されたサウンドバー「Sonos Beam Ultra」とワイヤレスヘッドホンのフラグシップモデル「Sonos Ace Ultra」で機能の体験もお届けしている。

アプリの操作性も向上し、ナビゲーションが「Home」「System」「Search」の3つのタブに整理。直感的なスワイプ操作や、画面上で2本の指をひねって音量調整するバーチャルボリュームノブを新たに導入する。

アプリの操作性も刷新された

よく使う部屋を画面上部にピン留めできるほか、iPhoneではロック画面やDynamic Islandから再生をコントロールできる。Siriおよびショートカットへの対応に加え、iPad向けのレイアウトも刷新されている。

今秋後半には、スピーカーの組み合わせや音量を保存してワンタップで呼び出せるプリセット機能が提供される予定だ。また、新しいシステムヘルスビューの提供も予定しているとのこと。

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