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<OTOTEN>初参加のShokz、Questyleのストリーマー、Android 17に採用のLHDCコーデック等々…注目製品やテクノロジーを体験
日本オーディオ協会が主催する、国内最大級のオーディオ&ホームシアターの祭典「OTOTEN2026」が、有楽町の東京国際フォーラムにて6月19日(金)から21日(日)まで開催中。20日(土)および21日(日)は、Webから事前登録すれば入場無料で楽しめる。
4階 G402は、ヘッドホン/イヤホンメーカーや音楽配信サービス、テクノロジーなど複数の企業が集まり多種多様な展示を展開している。
Shokz
骨伝導/オープンイヤー型イヤホン大手のShokz(ショックス)は、今回OTOTENに初参加。同ブランド製品の愛好家で今年アンバサダーに就任したサカナクション山口一郎氏のポートレイトを目印に、最新製品の試聴機をラインナップする。
「OpenDots 2」(約3万円)は、6月4日に発売されたイヤーカフタイプのオープンイヤー完全ワイヤレスイヤホンの最上位モデル。球形の空間の中で小型ダイナミックドライバー2基を向かい合わせに動かし、大型ドライバーと同等のパワーを生み出す「Bassphere 2.0」、反射を利用して音を効率よく鼓膜に届ける「MirrorPitch」といった独自技術を搭載。クッキリとメリハリのついた音を再生しつつ、音漏れしにくさも兼ね備えたという。
独自開発の柔らかいシリコン素材、指の力を高精度に読み取る新型センサーなども盛り込んでおり、着け心地/使い心地も高めている。
「OpenFit Pro」(約4万円)は、イヤーフックタイプの最上位モデル。イヤホンの再生音と同時に周囲の音も耳に入る“ながら聴き”モデルでありながら、アクティブノイズキャンセリング(ANC)と同じ仕組みで耳障りな音だけを小さくできる「フォーカスモード」が最大の特徴だ。
空調や機械の動作音といった “うるさい” 物音は小さくしつつ、会話やアナウンス音声などの “大事” な音はしっかりと耳に入る。同時に、独自開発の矩形ダイナミックドライバー「Shokz SuperBoost」を搭載し、再生周波数帯域の広さや低域の迫力も強化。ながら聴きでも音質には妥協したくない、というニーズにも応えるモデルとなっている。
Qobuz
高音質音楽ダウンロード/ストリーミングサービスQobuzは、PDN社が取り扱うBLUESOUNDブランドのネットワークプレーヤーでストリーミングを実演。「NODE ICON」(約22万円)、「NODE(N132)」(約11万円)の操作性/音質を体験できる。
BLUESOUNDのネットワークプレーヤーは専用の「BluOS」モバイルアプリからQobuzにアクセスできることに加え、「Qobuz Connect」対応のためQobuz公式アプリからもハイレゾストリーミングを選曲/再生することもできる。
またBLUESOUNDは、スピーカーとの接続だけでなくヘッドホン出力にも力をいれている。映画音響で有名なTHX社が開発したヘッドホンアンプ技術「THX-AAA」技術を採用し、パワフルかつ低歪み/低ノイズ/省電力の駆動ができるのだ。Qobuzブースでも、ラックスマンが取り扱うFOCALブランドのヘッドホンを用いてその音質を体験できる。
Savitech
Savitech(サビテック)は、ハイレゾオーディオワイヤレス認証でも採用されている高音質Bluetoothコーデックの「LHDC」を開発している台湾企業。
この度、最新バージョン「LHDC-v5」がAndroid 17にて標準採用。今後のOSアップデートでLHDCを利用できるAndroid端末が増加する見込みだ。これを機により多くのオーディオファンにLHDCを知ってもらうべく、対応機器を持ち込んでの再生デモを実施していた。
LHDC-v5は、周囲の電波環境に応じて自動的にビットレートを調節するアダプティブ設計を採用しており、電波環境が良好であれば最大192kHz/24bitでオーディオ信号を伝送可能。また技術担当者によれば、接続安定性を優先するモードであっても、比較的高い音質をキープできるよう設計していることも強みだという。
上述のとおり、Android 17へのアップデートに伴いより多くの端末においてLHDC-v5が利用できる見込みだが、当然のことながらイヤホン/ヘッドホン、アンプなど受信側の機器でもLHDCサポートが必要になる。Savitechではこちらの普及も推進していきたいと抱負を語っていた。
Questyle
マギウェイが取り扱うQuestyle(クエスタイル)は、国内では主に独自技術「カレントモードアンプ」を搭載したポータブルアンプや、USB Type-C接続のBluetoothトランスミッター “QCC Dongleシリーズ” の知名度が高い。
今回OTOTEN2026では、カレントモードアンプ技術を投入したネットワーク接続対応のアクティブスピーカー「E5」(約50万円)、さらにE5のネットワークおよびアンプ基板を抜き出した卓上サイズのストリーマー「iXStreamer」を参考出展した。iXStreamerについては日本初展示で、価格も現時点では決まっていない段階だという。
両製品とも、Linuxをベースに独自開発したシステムを採用しており、Qobuz/Spotify/TIDALなどのストリーミングサービスやroon、DLNA/AirPlay 2などの宅内ネットワーク再生、Snapdragon Sound/LDACをサポートするBluetooth接続などで音楽を楽しめる。スマートホーム規格のMatterにも対応し、スマート家電との連携も可能だ。
入出力端子もeARC対応HDMI、USB Type-C、RCAアナログ入出力など豊富。iXStreamerはさらに3.5mm/4.4mmヘッドホンジャックを備えている。
林製作所
オフィス家具を主に手掛ける林製作所が、吸音パーティションのノウハウを活かして開発したのが「オーディオルームパネル」。クラウドファンディングを経て、2025年10月から一般販売を開始している。
パネルの上下で異なる素材を組み合わせるのが特徴で、上半分は内側と外側で硬さの異なるリサイクル繊維由来の吸音材、下半分は軟質ウレタン吸音材を採用。リスニングスペース周辺の音の響きを多すぎず少なすぎず、適度な量に調整し、スペース外の雑音も少し抑えてくれる。
3、4枚を連結し、キャスター脚で屏風のように広げたり畳んだりできるタイプと、まさにオフィスのパーティションの用に1枚で自立させられるタイプをラインナップ。移動や収納など扱いやすさも長所となっている。
フラウンホーファーIIS
ドイツのフラウンホーファーIISは、同研究所が携わるオーディオ/ビジュアル技術の解説/体験デモを展開。音質と低遅延を両立するBluetoothコーデックLC3 Plus、NetflixやAudibleなどで採用されているオーディオコーデックxHE-AAC、地上波放送でも22.2chの立体音響まで伝送できるMPEG-H Audioなど、次世代コンテンツを支える技術の数々をヘッドホンで体感できる。
インターフェイス
ストリーミング再生のコントロールアプリ「Taktina(タクティーナ)」や、「Bulk Pet(バルクペット)」はじめUSB伝送技術などを開発するインターフェイス(株)。OTOTENブースでもティアック/Sound Warriorブランドの製品と組み合わせたヘッドホン再生システムでTaktinaの操作性を体験したり、PCオーディオや楽器演奏に大きな影響を及ぼす音ズレ(レイテンシー)の仕組みを探る技術デモなどを体験できた。
Fosi Audio
イヤホン/ヘッドホン、アンプなど幅広く手掛けるFosi Audioでは、6月19日にクラウドファンディングを開始したUSB接続のポータブルDAC/アンプ「MD3」(一般販売価格:約2.6万円)を中心に展開。
約12mmのスリムな筐体に、ESSのDACチップ「ES9039Q2M」とアンプチップ「ES9603Q」4基を備え、PCM 384kHz/32bit、DSD256までの再生に対応。ヘッドホン出力は3.5mm/4.4mmバランスを搭載で、携帯性と音質のバランスを両立している。
さらにスマホの背面に固定するためのマグネットと、フルカラーの円形ディスプレイを搭載して利便性/視認性も高めているのが長所。ディスプレイは音量や設定を表示するだけでなく、本体内蔵メモリーに転送した好きな画像データやGIFアニメを表示したり、ミニゲームを楽しんだりも可能と遊び心にも溢れている。
























