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【ポタフェス】Lotoo「Paw Gold」がほぼ当時ママの“漢仕様”で復活/シンガポール発KOTORI AUDIOが日本上陸
ポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2025夏 秋葉原」が、本日7月12日(土)、明日13日(日)の2日間にわたり、東京・ベルサール秋葉原にて開催されている。本稿ではトップウイング、ピクセル、スタックスなどのブースの模様を紹介したい。
Lotoo「Mjolnir」からプレーヤー機能を排した「Gungnir」お披露目
トップウイングは、LotooブランドよりデスクトップDAC/アンプ「Gungnir」をお披露目。同社のデスクトップオールインワンシステム「Mjolnir」からDAP機能を取り除いた製品で、基本仕様はMjolnir同様ながら、Mjolnirが現在132万円(税込)なのに対し、「3,000ドル切りを目指す」と、お手頃価格を考えているという。
なお、製品自体は今まさに開発途中で、この日用意されているデモ機も電源供給方法が定まっておらず、暫定的にUSB-C給電で駆動されている状態だった。引き続き続報を待ちたいところだ。
また、800台限定のブランド10周年記念DAP「Paw Gold 10th Anniversary Edition」も登場。筐体が航空グレードジュラルミンからステンレススチールへと変更され、チューニングも新しく行われている以外、仕様は当時と全く同じ。
操作は物理ボタンで出力は3.5mmのみ、USB端子はMicro B、もちろんストリーミング非対応と硬派極まりないプレーヤーだが、より高音質のリスニングを求めるならハイレゾのローカル再生が選ばれるうえ、ストリーミングはスマホ+ワイヤレスイヤホンと使い分けることも簡単なので、Lotooファンや、高音質を求める方にとっては面白い選択肢と言えそうだ。
こちらは2〜3ヶ月以内には発売できる見込みとのことで、価格は「本国では当時と同じ定価を考えているが、この10年でドル円レートが約1.5倍になったため、日本ではそれが反映された価格」になりそうとのこと。
Acoustune「迅」新オプション「C:03/M:02」、4.4mmケーブル付属
ピクセルは、Acoustuneブランドより完全ワイヤレス「HSX1001 Jin -迅-」の新オプション「C:03」「M:02」を出展。C:03は筐体に洋白(ジャーマンシルバー)を用いた換装用チャンバーで、既存モデルとは異なりドライバーに第4世代ミリンクスドライバーを採用。有線モジュールのM:02はシンプルな色違いとなるが、本セットには径が太く、4.4mmプラグを備えたケーブルが付属するのもポイントとなる。
また、新たに取扱予定のシンガポール発ブランド「KOTORI AUDIO」の製品群もお披露目。1BAモデル「VAMPIRE」、1BA+1DDモデル「ZEPHYR」に加え、現在開発中だという1DDモデル「H02」も参考出展されている。
VAMPIRE、ZEPHYRは7月下旬から8月上旬あたりでの発売を予定しており、価格は前者が16,000円程度、後者が25,000円程度になる見込みだという。H02は先述の通り開発中ということで発売時期は未定ながら、価格は12,000円程度が見込まれているそうだ。
スタックスの新モデル「SR-007S」2台体制でブース展開
スタックスは、先月末に発売されたばかりの新ヘッドホン「SR-007S」をメインとした展示を実施。より多くの方が試聴できるよう、SR-007Sの試聴機は2台用意され、多くの来場者がその音を確かめに足を運んでいた。
同社が昨年リリースしたエントリーヘッドホン「SR-X1」は単体で約6万円、アンプとセットのシステム「SRS-X1000」が約12万円と、同社としては破格の低価格モデルとして大ヒットを記録するとともに、新たなブランドファンの創出にも一役買った。
今回、SR-007Sの登場によってミドルクラスの製品も刷新され、ブランドのラインナップ全体が若返りを果たした形となる。「SR-X1でスタックスを知っていただいたお客様にも(SR-007Sは)良い選択肢となるのでは」と意気込みを見せていた。



































