公開日 2025/05/29 10:00

AVIOT、“世界初”の「トライブリッド3ドライバー」ワイヤレスヘッドホン「WA-J1」。HYDE監修モデルも

ダイナミック/平面駆動/ピエゾの3種類を同軸配置
編集部 : 伴 修二郎
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プレシードジャパンは、同社AVIOTブランドのハイエンドライン “Jシリーズ” 初のオーバーヘッド型ワイヤレスヘッドホン「WA-J1」を、2025年7月上旬より発売。本日5月29日(木)10時より予約受付を開始する。価格は39,600円(税込)。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色を用意する。

「WA-J1」

また同時に、LʼArc-en-Ciel/VAMPSのヴォーカリスト・HYDEとのコラボレーションモデル「WA-J1-666」も発表。5月29日(木)10時よりAVIOT ONLINE MALL限定で予約受付を開始する。価格は46,260円(税込)。予約期間は8月31日(日)23時59分までで、2025年9月下旬以降順次お届け予定としている。

「WA-J1-666」

「トライブリッド3ドライバー」搭載、 “Jシリーズ” 初のオーバーヘッド型ワイヤレスヘッドホン「WA-J1」

「WA-J1」は、オーバーヘッド型ワイヤレスヘッドホンでは世界初(※同社調べ)となる、ピエゾドライバー1基、平面磁気駆動型ドライバー1基、ダイナミックドライバー1基の「トライブリッド3ドライバー」システムを採用。種類の異なる3基のドライバーユニットを組み合わせたことで、高い空間表現能力と、原曲の微細な表現の違いを極めて精密に再現する解像度を実現したとアピールする。

ピエゾドライバーは、振動板と圧電素子とが⼀体で形成され、電気信号をそのまま振動に変換できるドライバーユニット。微弱な信号でも反映が可能なため、応答性が高く、高精度かつ繊細なドライバー駆動が可能だとしている。

「トライブリッド3ドライバー」搭載

また、ボイスコイルやマグネット(永久磁石)を使わないため部品点数が少なく、高い組立精度を維持することが可能で、高解像度と微細なダイナミクスで音源を忠実に再現できるとのこと。艶がある伸びやかな高域、特に “超高域” の表現と楽曲の空気感の描写力に長けているという。

このピエゾドライバーの同軸上に専用設計の平面磁気駆動型ドライバーとダイナミックドライバーを配置することで、ドライバー間の位相差を最小限に抑制。各ドライバーが受け持つ帯域をスムースにつなぎ、低歪みで位相乱れの少ない音響特性を実現したと説明する。

さらに、このドライバーシステムをスリムでコンパクトなハウジングに収めることで、取り回しの良さを両立。ハウジングの内部構造とダクトの配置により高いスペース効率と優れた音響設計を追求しており、全てのドライバーを正確に制動するという。

ハウジングの内部構造とダクトの配置を工夫し、高いスペース効率と優れた音響設計を追求

BluetoothコーデックはAAC、SBCに加えて、LDACにも対応。今後はLE Audioに含まれるLC3コーデックにも対応予定となっている。BluetoothバージョンはVer5.3、プロファイルはA2DP/HFP/HSP/AVRCPをサポートする。

従来製品で好評を博した、ステージが広がるような臨場感のあるサウンドを実現する「3Dスペーシアルオーディオ」機能も進化。マルチコントロールダイヤルの操作により立体音響効果を調整できる「アドバンスド・3Dスペーシアルオーディオ」として搭載した。

AVIOT独自の頭外定位アルゴリズムを投入し、前方定位の空間の広さをチューニング。またデッドな空間での定位から反響のある空間まで、ダイヤル操作で変更が可能となっている。これにより、ユーザー自身が楽曲やコンテンツに応じて音場の立体感を調整する「全く新しい音楽体験を提供する」とアピールしている。

ノイズキャンセリングは、外からのノイズを検出する「フィードフォワード」マイクと、ヘッドホンの内側のノイズを検出する「フィードバック」マイクを左右あわせて4基搭載するハイブリッド方式。さらに周囲の状況に応じて騒音抑制の強度を自動的に調整する「アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング」に対応する。電車や車の走行音、街中の雑踏や人の話し声といった環境音を大幅に軽減し、コンテンツへの没入はもちろん仕事や勉強など作業への集中にも役立つとしている。

HYDEによる装着イメージ

連続再生時間は最大約140時間のロングスタミナを実現。10分の充電で最大約15時間の使用が可能な急速充電にも対応する。なお、連続再生時間は使用環境により変動する可能性があるとしている。

操作面では、操作系統をハウジング右側に集約することで、片手ですべての操作を完結可能。加えて、AVIOT独自のマルチコントロールダイヤルを備えており、上述のアドバンスド・3Dスペーシアルオーディオの調整や音量などを “まるで楽器を奏でるように” 自在に操ることができるとする。

ヘッドホン本体は、光沢感をたたえた人工皮革素材と金属素材の組み合わせで、「まるで楽器のような上質な煌びやかさと艶やかさを表現した」とアピール。また、エッグフォルムハウジングによる有機的な曲線美によって、「シルエットの美しさだけでなく耳をやさしく包み込む設計思想を具現化した形状」と説明している。

各所に配置されたダイヤルやボタンは適度な操作性を提供しつつ、高級感と唯一無二の造形美も演出。オーディオ機器でありながらファッションアイテムやインテリアとしての魅力も兼ね備えたとしている。

オーディオ機器でありながらファッションアイテムやインテリアとしての魅力も兼ね備えた

耳元に直接触れるイヤーパッドには、柔らかく通気性の⾼い低反発ウレタン素材を採用。しっかりと頭にフィットしながらも圧迫感の少ない快適な装着感を目指した。

機能面では、最大2台のデバイスと同時接続が可能なマルチポイント機能、ボタン1つで周囲の音を取り込める外音取り込みモード、話し声と周囲のノイズを判別・除去するAIアルゴリズムを活用してクリアなハンズフリー通話を実現するAI技術通話機能、音ズレを抑制するゲーミング(低遅延)モードなどを備える。付属の3.5mmステレオミニプラグケーブルを使えば有線接続にも対応し、ノイズキャンセリングも使用可能だ。

そのほか、ユーザーインターフェースとデザインをより使いやすく、分かりやすく⼀新したとする新アプリ「AVIOT Connect」をリリース。現行アプリ「AVIOT SOUND
ME」と⽐較して、動作安定性や接続性も⼤幅に向上したという。なお、「AVIOT Connect」は過去発売の既存モデルにも順次対応予定とのこと。

付属品として、専用ケース、ステレオ接続ケーブル(1.2m)×1、充電用のUSB Type-C to Type-Cケーブル(0.5m)×1などを同梱する。

ブラックとホワイトの2色のカラバリ展開

プロダクトデザイン・音質・パッケージ仕様をHYDE本人が監修。コラボモデル「WA-J1-666」

「WA-J1-666」は、WA-J1をベースモデルに、プロダクトデザイン・音質・パッケージ仕様をHYDE本人が監修し、完全新規録りおろしのオリジナルボイスガイダンスを搭載したコラボレーションモデル。

プロダクトデザイン・音質・パッケージ仕様をHYDE本人が監修

サウンド面では、ディストーションなどのロックな質感を迫力あるサウンドで表現するHYDE監修のチューニングを採用する。全体に力強いエネルギーを宿しながらも、ボーカルが埋もれないよう繊細に音のバランスを調整した、「ロックの熱量とHYDEの表現力が共鳴する、特別なサウンドチューニング」を謳っている。

電源のON/OFFや接続状況を知らせるボイスガイダンスには、本機のために完全新規録りおろしされたHYDE本人のボイスを搭載し、「ユーザーに静かに語りかけ、時に鼓舞して背中を押す」とのこと。操作状況を伝えるボイスガイダンスに加え、いつでも好きなタイミングでランダムにHYDEの声が聴けるランダムボイス機能も備える。

搭載ボイス一覧

外観面では、「漆黒に包まれたボディに赤き蛇十字が閃く」というHYDEの美学を纏った特別仕様のデザインを採用。素材はベースモデル同様に人工皮革と金属を組み合わせ、まるで精巧な楽器のような存在感を放ちながら、エッグフォルムハウジングの曲線によって耳を包みこむ優しさと美しさを兼ね備えたとしている。

「漆黒に包まれたボディに赤き蛇十字が閃く」特別デザイン

パッケージもブラックのエンボスレザー風仕上げに、漆黒の「蛇十字」ロゴを施したスペシャルデザイン仕様。本日5月29日よりHYDE本人が出演するスペシャルプロモーションムービーが、AVIOT公式YouTubeチャンネルおよび製品サイトにて公開されている。

パッケージもスペシャルデザイン仕様

本コラボモデル発表に際して、HYDE本人からコメントが寄せられている。全文は以下の通り。

 

HYDEコメント

この度AVIOTさんとコラボヘッドホンとイヤホンを作らせていただきました。ヘッドホン、イヤホンどちらもアダプティブハイブリッドノイズキャンセリングを搭載していて音楽に没入できます。デザインは黒と赤を基調に大人っぽくもかっこいいデザインに仕上がりました。ぜひ皆さんも没入感を体験してください!

 

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