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公開日 2025/01/24 07:00
<CES>「DTS:X」が自動車対応へ。世界初「DTS:X Ready Automotive」を披露
メルセデスE450が対応予定
米ラスベガスにて現地時間1月11日まで開催された国際エレクトロニクス展「CES 2025」。このなかでXperiはオートモーティブに特化したブースを展開し、世界初のDTX-S対応のクルマを披露した。
ブースにはメルセデス・ベンツの「E450」が置かれ、このなかでデモが実施。日本でも既発売の車種ではあるが、アップデートで「DTS:X Ready Automotive」として、DTS:Xをサポート予定だという。説明をしてくれたメルセデスの担当者によると、来月くらいに対応する予定とのこと。今後、5車種まで対応車種を広げる計画だそうだ。
このE450では、ソニー・ピクチャーズの車載向け映像サービス「RIDEVU(ライドビュー)」のアプリを使用することで、IMAX with DTS:Xのコンテンツを視聴できる。余談だが、IMAX Enhancedではクルマを想定していないため、IMAX Enhanced認定というわけではないという。
このRIDEVUというサービスは、すでに日本を含めた5か国でスタート済み。同社の配信サービス「SONY PICTURES CORE(旧BRAVIA CORE)」はソニー製デバイスのみ対応していたが、車載向けのRIDEVUではクルマメーカーの縛りはないという。
E450には17個のスピーカーを搭載している。記者も実際にアクション映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』をデモで体験したが、通常の音声からDTS:Xに切り替えたところ、より密度の高い低音と高解像度なサウンドを楽しむことができた。
またXperiのブースには、同社の映像ストリーミングプラットフォーム「DTS AutoStage Video Service Powered by TiVo」のデモも実施。デモ車にはBMWの「X3」が使用されている。なおこのサービスは日本では未展開で、現在はアメリカ、欧州(イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ)、韓国で展開されている。
このプラットフォームの特徴は、Google TVやFire TVなどの競合とは異なり、偏りのない中立な立場で映像のレコメンドを行っているということ。またあくまで “Powered by TiVo” という立場のため、最終的な味付けはクルマメーカーに委ねられるという。
去年のCESでも同様のデモは行われていたのだが、実際のユーザーの利用状況を分析していくと、車内で視聴するのは15分から20分くらいということが判明したという。これまでは映画などの長尺を想定していため、短尺のコンテンツも強化したそうだ。具体的には、カルーセルに「30分以内の番組」というレコメンド枠を追加、ジャンルのタブにも短尺のニュースを集めた「News」を追加した。
一方で今後の課題として、コンテンツプロバイダーの拡大が挙げられる。2024年の夏にParamaunt+に対応したものの、Disney+やNetflixといった他のメジャーサービスには非対応。また、YouTubeにも対抗していきたい構えだという。
そのほかXperiでは、AIを使用してセリフを聞きとりやすくする「DTS Clear Dialogue」を開発中。AIでセリフと背景ノイズを分離することで、背景ノイズのボリュームを調整できるようにするものだ。まだ開発中の技術ではあるが、あらゆる言語、ブルーレイディスクからストリーミングまでカバーするとのこと。テレビ、サウンドバー、クルマへの導入を考えているという。
ブースにはメルセデス・ベンツの「E450」が置かれ、このなかでデモが実施。日本でも既発売の車種ではあるが、アップデートで「DTS:X Ready Automotive」として、DTS:Xをサポート予定だという。説明をしてくれたメルセデスの担当者によると、来月くらいに対応する予定とのこと。今後、5車種まで対応車種を広げる計画だそうだ。
このE450では、ソニー・ピクチャーズの車載向け映像サービス「RIDEVU(ライドビュー)」のアプリを使用することで、IMAX with DTS:Xのコンテンツを視聴できる。余談だが、IMAX Enhancedではクルマを想定していないため、IMAX Enhanced認定というわけではないという。
このRIDEVUというサービスは、すでに日本を含めた5か国でスタート済み。同社の配信サービス「SONY PICTURES CORE(旧BRAVIA CORE)」はソニー製デバイスのみ対応していたが、車載向けのRIDEVUではクルマメーカーの縛りはないという。
E450には17個のスピーカーを搭載している。記者も実際にアクション映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』をデモで体験したが、通常の音声からDTS:Xに切り替えたところ、より密度の高い低音と高解像度なサウンドを楽しむことができた。
またXperiのブースには、同社の映像ストリーミングプラットフォーム「DTS AutoStage Video Service Powered by TiVo」のデモも実施。デモ車にはBMWの「X3」が使用されている。なおこのサービスは日本では未展開で、現在はアメリカ、欧州(イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ)、韓国で展開されている。
このプラットフォームの特徴は、Google TVやFire TVなどの競合とは異なり、偏りのない中立な立場で映像のレコメンドを行っているということ。またあくまで “Powered by TiVo” という立場のため、最終的な味付けはクルマメーカーに委ねられるという。
去年のCESでも同様のデモは行われていたのだが、実際のユーザーの利用状況を分析していくと、車内で視聴するのは15分から20分くらいということが判明したという。これまでは映画などの長尺を想定していため、短尺のコンテンツも強化したそうだ。具体的には、カルーセルに「30分以内の番組」というレコメンド枠を追加、ジャンルのタブにも短尺のニュースを集めた「News」を追加した。
一方で今後の課題として、コンテンツプロバイダーの拡大が挙げられる。2024年の夏にParamaunt+に対応したものの、Disney+やNetflixといった他のメジャーサービスには非対応。また、YouTubeにも対抗していきたい構えだという。
そのほかXperiでは、AIを使用してセリフを聞きとりやすくする「DTS Clear Dialogue」を開発中。AIでセリフと背景ノイズを分離することで、背景ノイズのボリュームを調整できるようにするものだ。まだ開発中の技術ではあるが、あらゆる言語、ブルーレイディスクからストリーミングまでカバーするとのこと。テレビ、サウンドバー、クルマへの導入を考えているという。







































