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公開日 2022/12/17 16:00

<ポタフェス>「オーディオ用キーパッド」などFiiOが大量参考出展/Noble新TWS「FoKus Mystique」初披露

Vortex Cablesの最上位ケーブルも展示
編集部:杉山康介
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世界最大級のポータブルオーディオ展示試聴イベント「ポタフェス 2022冬 秋葉原」が、12月17日、18日にかけて開催される。本項ではエミライブースの様子をレポートしたい。

FiiO

FiiOからは据置型DAP「R7」や新DAP「M15S」といった過去イベントでも登場していたモデルに加え、本邦初公開のモデルが参考出展として多数登場。

据え置き型USB-DAC/ヘッドホンアンプの「K9」は、アナログ部の設計は上位モデル「K9 Pro ESS」のものを引き継ぎつつ、DACチップをESS製の「ES9068AS」としていたり、側面のUSB端子を省略したモデル。

K9

立ち位置はK9 Pro ESSと「K7」の中間にあたるハイパフォーマンスモデルであり、今冬の発売を予定。価格は未定だが、「K9 Pro ESSとK7の中間くらいの価格になるのでは」とのこと。

また、新ポータブルヘッドホンアンプ「Q11」も登場。同ブランドのエントリー機「Q1MK2」の後継機種で、DACチップにCirrus Logic「CS43198」を搭載し、最大PCM 384kHz/32bit、DSD 256の再生に対応。

Q11

なお、これまでのFiiO製品のネーミングはアルファベットがシリーズ、数字がグレードを表現していたが、今後はナンバリングルールが変わるらしい。新ルールでは2桁数字を採用し、その下1桁がグレードを表すようになるとのことなので、Q11は数字こそ大きいものの、あくまでエントリーモデルということのようだ。ちなみに「M15」など既に数字が2桁のものは20番台へと移行していくとのこと。

発売は今冬を予定しており、「Q1MK2の後継として相応の価格帯」になる予定。担当者によるとQ1MK2は日本でかなりの人気機種であったため、他の国と比べても早い発売になるそうだ。

ユニークなのが、“オーディオ用メカニカルキーパッド” なる「KB1」だ。ボリュームノブがプッシュ可能なため、ボタンスイッチと合わせて計4つのスイッチを備えており、専用ソフトを使って自由に操作を割り当てることが可能。LEDのライティング設定も自由に変えることができる。

KB1

一般的なDAPはタッチ操作が基本だが、例えばデスクで使っている時など、ブラインドで操作したい方に向けた製品とのこと。しかしFiiO以外の製品にも対応するため、DAPだけでなくPCオーディオなどにも使うことができる。こちらも発売は今冬を予定、価格は未定となっている。

イヤホンではイントラコンカ型の最上位モデル「FF5」が登場。カーボン繊維にポリウレタン素材を組み合わせたダイヤフラムを採用する14.2mmダイナミックドライバーを搭載。新技術の「音響抵抗管設計」などを採用し、女性ボーカルをクリアに表現して際立たせるチューニングになっているという。発売は今冬を予定、価格は未定。

FF5

もうひとつ「FH5」の後継モデル「FH15」も参考出展。2BA+1DDのハイブリッド型で、各ドライバーの音の純度を保ち中域を華やかにするという「ノッチフィルター・テクノロジー」や、低域ドライバーの進化を発揮させるという「S.TURBOテクノロジー」などを搭載。こちらも今冬発売予定で価格は未定。なお、本製品もQ11と同じ新ナンバリングルールが適用されたモデルだ。

FH15

実に多くの参考出展品が登場しており、担当者も「日本はFiiO製品の人気が高い国なので、開発中の製品について日本ユーザーの意見が欲しい。是非とも試聴して、感想を教えていただきたい」と述べていた。

過去イベントで登場した「R7」なども出展されている

Noble Audio

Noble Audioからは、ティザーサイトが公開されたばかりの新完全ワイヤレス「FoKus Mystique」が初公開。2BA+8.2mmダイナミックドライバーを搭載したハイブリッド型で、Wizardことジョン・モールトン氏による新しいサウンドチューニングや、ヒアスルー機能の追加などを実施。

FoKus Mystique

前モデルとなる「FoKus PRO」の人気が非常に高く、完売状態ながら「FoKus PROが欲しかった」という声が多く挙がっているとのことで、担当者も「FoKus Mystiqueは多くの方に満足いただけるのでは」と語っていた。実際、イベント開始直後から多くの方がブースを訪れており、待ち時間20分とテーマパークさながらの盛況ぶりを見せていた。

なお、展示品はパラメーターなど製品としては完成状態ながら、本イベントのために手組みで作った個体なため、「そういう意味では製品として世にでる量産品と音の違いがあるかもしれない」とのこと。

また、その隣にはFoKus Mystiqueの限定モデル「FoKus Prestige」が参考出展。機能的にはMystiqueと同じだがケースや本体のデザインが異なるモデルで、発売時期、価格ともに未定となっている。

参考展示の限定モデル「FoKus Prestige」

さらに有線イヤホンの最新機「RONIN」も参考出展。Knowles製BA×4、Sonion製BA×4、静電型×4の計12ドライバーを搭載するハイブリッド型であり、シンガポールのケーブルメーカー・Eletech(Element Technology)がケーブルとパッケージデザインを担当するコラボモデルだ。

「浪人」からインスパイアされたRONIN

ちなみにRONINという名前は日本の「浪人」から取ったもので、「孤高の存在」というイメージが込められているそう。発売は2023年中を予定。価格は未定だが、ちょうど「VIKING RAGNAR」と「KADENCE」の中間に位置するモデルなため、同様に価格帯も中間あたりが見込まれるという。

Vortex Cables

上記2ブランドとともに、取り扱いを検討中のケーブルブランド・Vortex Cablesも出展。“C.F.Sシリーズ” の最上位モデル「Lavinia」が展示されていた。

Lavinia

導体には4N純銀、金メッキOCC銅、金メッキ4N純銀、パラジウムメッキ4N純銀をミックスして採用。シールド線は銀メッキ5N銅で、耐ノイズ性・耐久性を考慮した「S-Z撚り・ツイストペアシールド構造」を採用しており、導体の太さは20.4AWGとなる。端子はイヤホン側にEffect Audio製の「Con X」を、プレーヤー側にOE Audio製のものを採用している。

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