公開日 2016/10/21 16:00

Campfire Audio、液体金属筐体を採用したイヤホン「VEGA」「LYRA II」「DORADO」

発売時期は現時点で未定
藤原義孝
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ミックスウェーブ(株)は、米Campfire Audioの液体金属筐体を採用したイヤホン「VEGA」「LYRA II」「DORADO」を発表した。発売日は未定で、後日発表の予定。この3製品は明日22日より開幕する「秋のヘッドホン祭2016」に出展される。

・「VEGA」 ¥146,100(税抜)
・「LYRA II」 ¥78,900(税抜)
・「DORADO」 ¥112,500(税抜)

VEGA

LYRA II


DORADO

3機種に共通の特徴として、マグネットへのネオジム磁石の採用、チタンよりも優れた硬度を持つ流体金属のハウジング、ベリリウム銅加工されたMMCX端子の採用がある。

特に流体金属のハウジングは、傷や腐食に強く、アレルギー誘発物質を含まず、振動減衰や剛性に優れており、同社がドライバーメーカーと開発した各ドライバーに対して、音響特性上の大きなメリットを持つという。ハウジングの表面には高い透明度を誇るPVD加工を施している。

「VEGA(ベガ)」は、流体金属のハウジングに、非結晶カーボン(ADLC)をコーティングした直径8.5mmのダイナミック型ドライバーを搭載した世界初のイヤホン。ドライバー構成はシングルドライバー。妥協を排した設計により、より広いサウンド錬爾の実現、高音域再現の向上、ダイナミック型ドライバーらしいパワフルで深い低音域の再生を目指した。

VEGA

VEGAのために開発されたドライバーは、厚さ9ミクロンのADLC(アモルファス・ダイヤモンド・ライク・カーボン)膜のコーティングが施されている。ADLCとはダイヤモンドに近い非結晶の炭素膜のことで、ダイヤモンドのような高い硬度を特徴とする。ADLCコートの採用により、音の伝搬速度や高い熱伝導率など、振動板としてより優れた特性を実現したという。

再生周波数帯域は5hz〜22kHz。感度は102dB(SPL/mW)。インピーダンスは17.5Ω(1kHz)。ケーブル長は約120cm。入力端子は3.5mmミニ端子。

「LYRA II(レイラ II)」は、Campfire Audioが初めて手掛けたダイナミックドライバー型イヤホン「LYRA」の後継機として誕生したイヤホン。ドライバー構成はシングルドライバー。従来機で高い評価を得ていた8.5mmのベリリウムPVDダイナミック型ドライバーを引き続き採用している。

LYRA II

今回新たに採用された流体金属のハウジングとベリリウムPVD ダイナミック型ドライバーの組み合わせにより、サウンドデザインのうえで優れた相乗効果を生み出したとする。

再生周波数帯域は10hz〜28kHz。感度は102dB(SPL/mW)。インピーダンスは17Ω(1kHz)。ケーブル長は約120cm。入力端子は3.5mmミニ端子。

「DORADO(ドラド)」は、Campfire Audioが初めて手掛けたハイブリッド型イヤホン。3ドライバー構成で、LYRA II にも採用した8.5mmのベリリウムPVDダイナミック型ドライバーと、高域向けに2基のBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーを搭載している。

DORADO

BA部分の設計には、「AMDROMEDA」と同じ音導管を使用しないチューブレス方式を採用。ハイブリッド型という特徴に加え、新しい「Tuned Acoustic Expansion Chamber(TAEC)」と称する、チューブレス方式による高音域の改善された音響特性を特徴とする。

再生周波数帯域は5hz〜27kHz。感度は107dB(SPL/mW)。インピーダンスは15Ω(1kHz)。ケーブル長は約120cm。入力端子は3.5mmミニ端子。

3機種共に、ALO audio製Litz Wire Earphone Cable、オリジナル・レザー製キャリングケース、イヤーチップ(シリコン・フォーム・SpinFit)、クリーニングツールが付属する。

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