公開日 2016/04/29 19:47

<ヘッドホン祭>Fenderイヤホン初披露/B&O PLAYのマークIIモデル

KRIPTONはラズパイオーディオ用ケース
編集部:風間雄介
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4月29日と30日に、東京・中野の中野サンプラザで行われている「春のヘッドホン祭2016」。本項では、11Fの広大な部屋に構えられた完実電気ブースの模様をお伝えする。

Fenderイヤホンが国内初披露

なんと言っても注目は、国内初披露となるFenderブランドのイヤホンだ(関連ニュース)。大型パネルが用意され、Fenderのギターも用意されているなど、大々的に新モデルをアピールしている。もちろん実機のサウンドを確認することもできる。実際ブース内は試聴を希望するユーザーが引っ切りなしで、途絶えることがなかった。

Fenderイヤホンの音を確かめようと多数のファンが詰めかけた

Fenderのギターも展示

今回展開するのは「DXA1」「FXA2」「FXA5」「FXA6」「FXA7」の5機種で、価格は12,000円前後から62,800円前後までのレンジ。販売開始時期は5月下旬〜6月を予定している。

「DXA1」

「FXA2」

なお、これらの製品群のベースになっているのは、Aurisonicsの技術。これにFenderのノウハウを投入して開発した。設計や組立は米ナッシュビルで行うMade in USAモデルだ。

最上位モデル「FXA7」

DXA1はこれまでのAurisonics製品とは印象が異なる小型デザインを採用。そのほかのモデルは3Dプリントデジタルハイブリッド技術で製作したシェルを採用し、Aurisonics時代のモデルのイメージを彷彿とさせる。

B&O PLAYは人気イヤホンのマークIIモデルを出展

B&O PLAYでは、人気イヤホン「H3」のマーク2モデル「H3 MK II」を出展していた。ちょうど4月28日に発売されたばかりの製品で、価格は24,500円。カラーはブラック、シャンパン、ナチュラルの3色が用意される。

「H3 MK II」ブラック

シャンパン


ナチュラル

ヘッドホンでは「H7」などに注目が集まっていた
大きな変更点は筐体の素材を変えたこと。H3はアルミ削り出しだったが、「H3 MK II」はより丈夫なステンレスを採用したという。説明員によると、素材を変えたことによる音質の変化はそれほど大きくないとのことだが、意識的に音質チューニングを変え、よりリッチな低域を実現したという。この低域の再現には、ハウジングに開けられた26個のマイクロベースポートも寄与している。

NUFORCEの小型USB-DACに注目

NUFORCEでは、「μDAC3」の上位機にあたるUSB-DAC「μDAC5」が参考出展されていた。小型ながら11.2MHz DSDや384kHz/32bitに対応した意欲的なモデルで、本体には大型のハイレゾロゴが貼られていた。また、パッケージには親会社であるOptomaのロゴマークがプリントされていた。5月発売予定で、29,000円程度の販売価格を見込む。

NUFORCE「μDAC5」

「μDAC5」の背面端子部

NUPRIMEは、A級ヘッドホンアンプ兼プリアンプの「HPA-9」を展示していた。すでに発売しているモデルで、価格は95,000円(税抜)。

NUPRIME「HPA-9」

前面には3.5mm×1、6.3mm×2の、合計3つのヘッドホン出力端子を備えており、3人同時にヘッドホンリスニングを楽しむことができる。ライン入力2系統のほか、フォノ入力端子も備えており、レコードプレーヤーとの接続も行える。またライン出力端子はボリューム可変で、パワーアンプに直結して本機をプリアンプとして活用することも可能だ。

KRIPTONはラズパイオーディオ用ケース試作機を展示

KRIPTONブースで注目なのは、当サイトの連載記事で海上忍氏が提唱している「ラズパイオーディオ」用の特製ケースを参考出展していること。カーボンを上下に使い、周囲を金属で囲っている。ラズパイの基板剥き出しという印象は全くなく、高級オーディオ機器のような印象だ。

「ラズパイオーディオ」用の特製ケース試作品

同社アクティブスピーカーと組み合わせて展示

気になる販売については、「おそらく台数限定で、直販サイトなどで販売するかたちになると思う」と同社説明員。まだ仕様は固まっていないが、試作品と同じ素材を使った場合、2〜3万円程度にはなるだろうとのことだった。

光城精工は真鍮ヘッドホンアンプを復刻再販

光城精工は、真鍮製のアナログポータブルヘッドホンアンプ「KM-01 BRASS」を復刻して再販する。88台の台数限定生産で、KOJOオリジナルの新シールドケーブルを付属。価格は66,200円(税抜)。発売時期は5月中旬〜下旬を予定している。

真鍮製のアナログポータブルヘッドホンアンプ「KM-01 BRASS」を復刻再販

フルテックは多種多様なUSB-OTGケーブルを発売

フルテックは、多種多様なUSB-OTGケーブルを6月に発売する。説明員は「考えられるものはすべてご用意しました」と自信を見せており、microB - microB「OTG-MM」、microUSB - USB A「OTG MA」、microB - miniB「OTG-Mb」、microUSB - USB Aソケット「OTG-MF」の4種類を販売する。導体は銀メッキのα-OCC撚線で、端子は24金メッキ処理が施されている。

すべて10cmと18cmの2種類展開で、10cmは5,500円、18cmは5,800円で販売する。

多種多様なUSB-OTGケーブルを6月に発売

フォノイコライザーを備えた新USB DAC/プリアンプ「STRATOS」も展示

ETYMOTIC RESEARCHはロングセラー機で勝負

ETYMOTIC RESEARCHは、一部で噂されていた新モデルは出展されていなかった。ロングセラーモデルの「ER-4S-B」や「hf5」などが展示されていた。

ETYMOTIC RESEARCH「ER-4S-B」

ETYMOTIC RESEARCH「hf5」

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