公開日 2016/04/07 13:04

ソニー、ハイレゾスピーカー搭載の4K BRAVIA「X9350D」シリーズ

音質をさらに向上させた
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、OSにAndroid TVを採用しハイレゾスピーカーを搭載した4K BRAVIA 新モデル「X9350D」シリーズを5月21日に発売する。

4K BRAVIA「X9350D」シリーズ

従来のX9300Cシリーズの後継機で、画面サイズは65型と55型の2サイズ。ともにサイドエッジ型新バックライトを搭載している。なお、75型の「KJ-X9400C」はこれまでどおり販売を継続する。価格と発売日は以下の通り。

・「KJ-65X9350D」¥OPEN(予想実売価格54万円前後)
・「KJ-55X9350D」¥OPEN(予想実売価格39万円前後)

画面の両脇に大型スピーカーを搭載し、映像だけでなく音質にもこだわったモデル。テーブルスタンドは両脇に設置できるほか、筐体の左右内側に装着することもできる。

KJ-65X9350D

正面から見たところ

横から見たところ。従来からのウェッジ(くさび)デザインを踏襲している

内蔵チューナーは地上/BS/110度CSデジタルチューナーが各2系統、スカパー! プレミアムサービスが1系統。そのほかNETFLIXやひかりTV 4K、4Kアクトビラ、YouTube、Huluなど各種VODサービスにも利用できる。なおアクティブ方式の3D表示にも対応している。

映像エンジンには従来と同様「X1」プロセッサーを搭載。コントラスト拡張技術についてはこれも従来と同様、「X-tended Dynamic Range」技術を搭載している。HDR映像の入力にももちろん対応しているが、ピーク輝度は非公表。

パネルはトリルミナスディスプレイで、120Hzの倍速駆動。オプティコントラストパネルも搭載している。ただしバックライト駆動は同時に発表されたX9300Dの「Slim Backlight Drive」は採用されておらず、従来と同様のエッジ型LED部分駆動となる。

2K画質を4Kにアップスケーリングした際のノイズ低減を強化し、これによる高画質化を図ったことも特徴。主にモスキートノイズを除去し、地デジなどの番組を高精細にみることが可能になった。

高音質技術については、パネル左右に装備したハイレゾ対応スピーカーをさらに強化。

ウーファーの振動板を、これまでのグラスファイバーからカーボンファイバー製に変更し音質を高めた。カーボンファイバー振動板は剛性が高く軽量という特徴があり、同社のサウンドバー「HT-ST9」などにも採用されている。

カーボンファイバーをウーファーの振動板に採用した

スピーカー構成はトゥイーター×2、磁性流体ウーファー×2、磁性流体サブウーファー×2。

音声処理技術についても、「DSEE HX」を採用。CDレベルの音源や圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングできる。またサラウンド回路ではS-Force PROフロントサラウンド、アンプはS-Master HXデジタルアンプを搭載した。なおハイレゾは96kHz/24bitまで対応する。

入力端子はHDMI入力×4、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×2に加え、MHL端子が追加されているのがX9300Dとの違い。そのほか音声出力では、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、アナログ音声出力×1を装備している。

昨年モデルに引き続きAndroid TVを採用したことも大きな特徴で、Wi-Fiも内蔵している。

Android TV自体の機能はこれまでのモデルと同様。ソニーでは、視聴コンテンツの関連コンテンツを表示できる機能や、音声による検索機能、また「みどころピックアップ」機能など、Android TVならではの機能をアピールしていく。

リモコンは通常の赤外線リモコンに一本化。従来のように、タッチパッドを備えた音声検索機能搭載のものと、通常のリモコンの2つを同梱することはやめた。だが赤外線リモコンに音声検索機能を追加し、この部分だけはBluetoothで本体と通信する。つまり1本で通常操作と音声検索操作を行えるようになった。

付属のリモコン。上部中央にマイクボタンを備える

リモコンを持ち替えなくても音声検索が可能になった

またリモコンにはGoogle Play ムービー&TVボタンが追加され、一発で同機能を起ち上げられるようにした。

【問い合わせ先】
ソニー
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSONY
  • 型番KJ-65X9350D
  • 発売日2016年5月21日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格54万円前後)
【SPEC】●サイズ:65型 ●チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×2 ●画素数:3,840×2,160(4K) ●スピーカー:トゥイーター×2、ウーファー×2、サブウーファー×2/2.2ch ●音声実用最大出力:最大90W(12.5W×4+20W×2) ●接続端子:HDMI入力×4、MHL×1、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×2、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、ヘッドホン×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:311W(待機時0.5W) ●外形寸法:最大1,706W×91.9H×292Dmm(スタンド含む) ●質量:48kg(スタンド含む)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSONY
  • 型番KJ-55X9350D
  • 発売日2016年5月21日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格39万円前後)
【SPEC】●サイズ:55型 ●チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×2 ●画素数:3,840×2,160(4K) ●スピーカー:トゥイーター×2、ウーファー×2、サブウーファー×2/2.2ch ●音声実用最大出力:最大90W(12.5W×4+20W×2) ●接続端子:HDMI入力×4、MHL×1、コンポーネント入力×1、ビデオ入力×2、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、ヘッドホン×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:311W(待機時0.5W) ●外形寸法:最大1,484W×787H×255Dmm(スタンド含む) ●質量:37.9kg(スタンド含む)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX