公開日 2014/10/02 15:55

キヤノン、置き撮り/自分撮りできる小型HDムービー「iVIS mini X」− マイクやバッテリー強化

引き続きWi-Fiも内蔵
ファイル・ウェブ編集部
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キヤノンは、置き撮りや自分撮りに対応したWi-Fi内蔵スタンド付きビデオカメラ「iVIS mini X」を10月16日より発売する。価格はオープンだが、38,800円前後での実売が予想される。

「iVIS mini X」

iVIS mini Xは、2013年9月発売の「iVIS mini」(関連ニュース)の後継機種。従来機の画質を継承しながら、大口径マイクと高容量バッテリーの搭載により、さらなる高音質、長時間撮影を実現したモデルとなる。引き続きWi-Fi機能も内蔵している。

本機はワイドアングルレンズの搭載により、動画撮影時に最大で対角約160度(35mm 換算:16.8mm)、アスペクト比16:9の画角に対応。静止画撮影時は最大で対角約170度(35mm換算:15.4mm)、アスペクト比4:3をカバーしている。また、画面中央部を切り出すアップ撮影にも対応するワイド/アップ切り替え機能を搭載。アップ撮影時にもフルHD撮影が可能となる。また、電子式手ブレ補正(アップ時のみ)にも対応している。

外形寸法は約82W×30H×109Dmm、質量は約240gと、コンパクトかつ高い携帯性も実現。ディスプレイは背面方向に最大約80度、対面方向に最大約90度開く2軸ヒンジタイプのバリアングル液晶モニターを採用。さらに、最大で約60度まで自立する内蔵スタンドの併用により、「置き撮り」「自分撮り」などの様々な撮影スタイルを楽しむことができる。

手のひらサイズながら高画質を実現している

約1,280万画素の1/2.3型CMOSセンサーと、映像処理エンジン「DIGIC DV 4」の連携による「HS SYSTEM」を採用。これによって解像感が高く、暗い室内でもノイズを抑えた高画質な映像記録が可能とのこと。さらには映像の輝度階調を最適化し、高コントラストな環境でも白トビ・黒つぶれを抑えた映像を記録可能としている。

録画フォーマットは、MP4/AVCHDに対応。AVCHDは1,080/60i、MP4は1,080/30p・24pおよび720/30・24pでの撮影が可能となる。ビットレートはAVCHD/MP4ともに最大で24Mbpsとなる。静止画記録はJPEGで、ワイド時で最大4,000×3,000(12M)、アップ時で最大1,920×1,440(2.76M)となる。外部記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応する。

また、直径10mmの大口径ステレオマイクを新たに搭載し、ノイズも従来機iVIS miniの約1/6まで低減している。さらにリニアPCM記録(48kHz/16bit/2ch)にも対応。コンプレッサー機能により、音量の強弱の再現領域も拡大した。ライン入力に対応するマイク端子や、音の入力レベルをダイレクトに調整できるボリュームダイヤルも搭載する。

録音機能については、撮影シーンに合わせてマイクの周波数特性や指向性を設定できる「オーディオシーンセレクト」を搭載。「iVIS mini」から搭載されている5つのモードに、屋外での音楽イベントに適した「フェスティバル」と、会議の記録に適した「ミーティング」、音質を自由に設定できる「カスタム」の3つのモードを追加した。

新型バッテリーの搭載により、従来モデルの約2.5倍にあたる約2時間40分の連続撮影が可能。Wi-Fiに対応しているため、スマートフォンなどのモバイル端末経由で、撮影した映像をSNSへアップロードすることもできる。さらに、インターネット経由で、専用アプリ「CameraAccess plus」をインストールしたスマートフォンやタブレットなどを使用し、外出先などの遠隔地からカメラのリモート操作やライブビュー映像の視聴が可能だ。

また、別売のカメラパンテーブル「CT-V1」にも対応。外出先からスマートフォンを使いインターネット経由で、カメラを左右方向に約200度の範囲でパンニング操作できる。これにより本体の対角約160度相当のワイドアングルレンズと合わせて、360度のほぼすべての視野の動画撮影が可能となる。

レンズ部には電源スイッチの動きに連動して開閉するメカニカルレンズカバーを内蔵。レンズキャップを着脱する手間を省き、撮りたいときに素早くカメラを起動できる。映像の左右反転が行えるミラーイメージ記録/再生や、1シーンごとに繰り返し再生できる。

ポジション検出機能を「ON」にすることで撮影時のカメラの回転状況をHVセンサーが自動判別、再生時に映像が正しい向きになるよう記録することができるので、天井などに逆さまに設置しての撮影も可能。最大4倍速のファストモーション撮影も可能で、時間の経過とともに変化するシーンを早回しで再生できる。

【問い合わせ先】
キヤノン お客様相談センター
TEL/050-555-90003

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製品スペックを見る
  • ジャンルSDカードムービー
  • ブランドCANON
  • 型番iVIS mini X
  • 発売日2014年10月16日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格38,800円前後)
【SPEC】●記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード ●撮影素子:1/2.3型 1280万画素 高感度CMOSセンサー ●有効画素数:動画(ワイド時)…829万画素(AVCHD)、動画(アップ時)…207万画素(AVCHD・IS OFF,MP4)、静止画(ワイド時)…1200万画素、静止画(アップ時)…276万画素 ●液晶モニター:タッチパネル液晶(2.7型、約23万ドット) ●端子:HDMI、USB、φ3.5mmステレオミニジャック ●消費電力:約2.5W ●外形寸法:約82W×30H×109Dmm(リストストラップ含まず) ●質量:約240g(バッテリー、カード含む)
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