公開日 2014/02/19 13:07

ソニー、防滴対応と高画質化した新アクションカム「HDR-AS100V」

XAVC S記録にも対応/手ブレ補正も強化
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、ウェラブルカメラ“アクションカム”の新モデルとして、BIONZ Xなどで高画質化するとともに本体防滴性能も新たに装備した「HDR-AS100V」を3月14日より発売する。

HDR-AS100V

本体のみでの販売に加えて、アクセサリーの「ライブビューリモコン」をセットにした「HDR-AS100VR」も用意し、価格はともにオープンだが本体のみは33,000円前後、ライブビューリモコンキットは43,000円前後での実売が予想される。

「ライブビューリモコン」をセットにした「HDR-AS100VR」も用意

新たにIPX4相当の防滴性能を装備。防水ケースなしでも雨天や水辺での撮影を行えるようにした。本体だけで水辺でも使用できるようにしたことにより、防水ケースが必要だった「HDR-AS30V」よりもウェラブル撮影時の小型軽量化を実現。撮影時の総重量で約145gから92gという軽量化を実現させた。

本体に防滴性能を装備

水中などでの撮影に使用できる5m防水ケースも付属

そのほか、タフネス性能では1.5mからの落下に耐える耐衝撃性能を装備。マイナス10度までの耐寒性能も備えている。

また、三脚アダプターも新たに付属。防水ケースなしでも様々なアクセサリーに取り付けられるようにした。なお、5m防水のウォータープルーフケース「SPK-AS2」も付属する。

三脚アダプターも新たに付属

撮像素子には1,890万画素(有効1,350万画素)の裏面照射型 Exmor CMOSセンサーを搭載。1,680万画素(有効1,190万画素)だったHDR-AS30Vよりも高画素化させた。

さらに、αやサイバーショットの上位機に採用している映像処理エンジン「BIONZ X」を搭載。従来のMP4に加えてXAVC Sでの記録にも新たに対応し、50MbpsでのフルHD 60p/30p/24p撮影も行えるようになった。また、レンズも新設計のカールツァイスレンズを採用。AS30VRより解像度を30パーセント向上させた。

手ブレ補正も強化。バイクなどの細かい振動に対する補正領域を強化することにより、手ブレ補正効果を従来比2.5倍に向上させたという。

モニター面

また、腕時計のように身に着けてモニタリングやリモコン操作を行える“ライブビューリモコン”「RM-LVR1」の連携機能も向上。ライブビューリモコン1台に対して本機を5台まで同時接続できるようになり、それぞれをリモコンのボタンで切り替えてモニタリングできる。これにより、例えば1台はヘルメットに、別の1台を自転車のハンドルに設置して別々の映像を同時に記録するといったような場合のモニタリングが容易になった。

さらに、同時接続した複数のアクションカムの録画スタート/ストップなどの操作をライブビューリモコンから一括で行うことも可能。カメラの撮影モード切替や画角設定、映像記録サイズ、手ブレ補正オン/オフをまとめて変更することもできる。

ハイスピード撮影にも対応。120fpsおよび240fpsでの記録に対応し、PlayMemories Homeなどのソフトで編集すれば、なめらかな4倍スローや8倍スロー映像を作成できる。なお、120fps時は1,280×720、240fps時は800×480(ともに28Mbps)での撮影になる。

また、カラー設定には、プロ用途を意識しチューニングした「ニュートラルモード」を新搭載。デフォルトの「ビビッド」と切り替えられる。そのほか、XAVC Sでの記録時にはタイムコードにも対応し、複数台撮影時も簡単に同期させられる。

さらに、撮影中の映像のライブストリーミングに2014年夏のアップデートで対応予定。テザリングで接続したスマートフォンを介してストリーミングを行えるようにする。

加えて、アップデートでは静止画機能に「高速連写モード」と「モーションショットLE」も追加予定。「モーションショットLE」では、連写画像を重ね合わせて被写体の動きの軌跡を一枚の静止画にすることができる。

GPSやNFCも引き続き搭載しており、PlayMemories Homeでの撮影後の映像編集時に移動した軌跡やスピードメーターを動画畳にオーバーレイして表示可能。動画の回転機能やマップビュー機能も備えている。

さらに、PlayMemories Homeを利用してのマルチビュー機能では「ビデオマージ」を追加。最大4つまでの動画を組み合わせて1つの動画にすることができる。また、前述のように240fps/120fpsで撮影した動画を部分的にスローにできる「ハイスピード撮影編集」にも新たに対応する。なお、ビデオマージは4月に予定しているPlayMemories Homeのアップデートによって対応する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルSDカードムービー
  • ブランドSONY
  • 型番HDR-AS100V
  • 発売日2014年3月14日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格33,000円前後)
【SPEC】●型式:1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー ●有効画素数:1350万画素 ●記録媒体:microSD/SDHC/SDXCメモリーカード、メモリースティックマイクロ ●連続撮影時間:約2時間20分 ●充電時間:約4時間5分 ●外形寸法:約24.2W×46.5H×81.5Dmm ●質量:約92g(付属バッテリー含む)
  • ジャンルSDカードムービー
  • ブランドSONY
  • 型番HDR-AS100VR
  • 発売日2014年3月14日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格43,000円前後)
【SPEC】●型式:1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー ●有効画素数:1350万画素 ●記録媒体:microSD/SDHC/SDXCメモリーカード、メモリースティックマイクロ ●連続撮影時間:約2時間20分 ●充電時間:約4時間5分 ●外形寸法:約24.2W×46.5H×81.5Dmm ●質量:約92g(付属バッテリー含む)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX