• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/01/09 19:47

【CES】ソニー、“CyberShot”新モデル11機種を発表 − 3Dスイングパノラマ機能が進化した「DSC-TX100V」など

ハイエンド〜エントリーモデルまで幅広くラインナップ
会田 肇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーはCES2011でコンパクトデジタルカメラ"CyberShot”新モデル全11機種を発表した。

このうち上位機種となるDSC-TX100V、DSC-HX7V、DSC-WX10、DSC-WX9、DSC-TX10の5機種には1/2.3型 有効1,620万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載。従来から搭載する3Dスイングパノラマに加え、新たに3D静止画モードを搭載するなど、より高機能化を図っている。

この3D静止画モードは、スイングしなくてもフォーカス位置が異なる二つの撮影画像から深度を計算し3D再生に必要な左右の視差を生成するようになるものだ。モニターは2D表示となるため、3D鑑賞には別売のHDMI端子で3D対応TVを用意する必要がある。さらに1,920×1,080/60iのフルHDによるAVCHD動画記録も撮影でき、今回発表された中で最上位機種となるDSC-TX100Vのみ1,920×1,080/60pの記録に対応している。AVCHD動画撮影中に静止画記録を可能(60p記録時は除く)にしたのも見逃せないポイントだ。

このうちTX100VはGPS機能と電子コンパス機能を搭載し、ズームは光学4倍。Tシリーズならではの電源連動カバーも備える。モニターは3.5型のタッチパネル式有機ELを採用し、価格は$380で3月に発売を予定する。

Tシリーズ中、最上位機種となるDSC-TX100V。有機ELを採用したモニターはサイバーショット史上、最高画質を謳う

DSC-TX100Vの背面部

HX7VはHX5Vの後継機となるもので、GPS機能に電子コンパスを組み合わせ、光学10倍ズームレンズも搭載する。液晶モニターは大幅にグレードアップし、3型92万ドットとなった。両機種とも高速無線転送技術として昨年より採用されてきたTransfer Jetにも対応する。価格は$300。

DSC-HX7V。旧モデル・HX5Vに比べてモニターの画質が大幅に向上。グリップ部も一段としっかりとしたものなってホールド性が良くなっている

DSC-HX7Vの背面部

一眼レフ並みのAF速度と精度を実現したのがDSC-WX10だ。ハイスピードリニアフォーカスと呼ばれる新技術によって実現したもので、機械式ギアの代わりにオーディオスピーカーでも使われるマグネットコイルでフォーカス駆動を行うのだという。液晶モニターは2.8型と少し小さくなるが、それでも画素数は46万ドットを確保している。価格は$280を予定する。WX9は普及価格を実現しながら高画素CMOSによる高解像度な画像が撮影できるのが特徴。タッチパネルは搭載しないが、使いやすいコントロールホイールを採用して操作性を向上させている。価格は$220。

DSC-WX10。コンパクトなボディにF2.4、光学7倍ズームを搭載したこだわりのモデル。小さいサイズながら高画質を実現したい人向け

DSC-WX10の背面部

TX10は防水・耐衝撃性を高めたTX5の後継機となるモデルで、約5mの水深性能と、高1.5mからの耐衝撃性能を確保しながらフルHD記録を実現。レンズは光学4倍ズームで、モニターは新たに静電容量方式タッチパネルを採用した3型92万ドット仕様を採用した。価格は$330を予定する。

耐水性や耐衝撃性を向上させながらフルHD撮影に対応したDSC-TX10。静電容量方式タッチパネルで使い勝手が向上している

DSC-TX10の背面部

普及価格帯のモデルでは計6機種が発表された。まず光学10倍ズームを搭載するCCDモデル・DSC-H70の有効画素は1,610万画素。動画記録はMP4による720p記録が可能で、アクティブモードが使える手ブレ補正機能も搭載する。デザインはHX7Vと共通のものだが、液晶モニターは3型23万ドットにとどまる。価格は$230。

DSC-H70。昨年のH55の後継機で、デザインはHX7Vと共通。機能も充実しており、価格と実用性を重視するなら意外に買いかも

DSC-H70の背面部

TシリーズのローエンドモデルがDSC-T110。モニターは3型23万ドットにとどまるが、インターフェースにタッチパネル方式を採用。撮像素子は1,610万画素CCDを採用し、MP4による720p動画が撮影できる。価格は$230ドル。

スタイリッシュなTシリーズでもっとも安いDSC-T110。カラバリも茶色を用意するなど、なかなか洒落ている

DSC-T110の背面部

共通のデザインを持つのがDSC-W570とDSC-W560。W570は光学5倍ズームを搭載し、撮像素子は有効1,610万画素CCDを採用。W560は光学4倍ズームで撮像素子は有効1,410万画素CCDとなる。価格はそれぞれ$180、$160。

そして、シリーズ中、ローエンドとなるのがDSC-W530と、DSC-W510。ズームは双方とも光学4倍ズームで、搭載した撮像素子が異なり、W530が有効1,410万画素、W510が有効1,210万画素となる。価格はW530が$130、W510が$110。

ローエンド機となるDSC-W530。この価格帯でも「おまかせオート」や「スイングパノラマ」を搭載する

DSC-W530の背面部

米国での発売時期はWシリーズが2月、それ以外はすべて3月を予定している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX