公開日 2010/05/27 15:55

NEC、3D対応の20V型ワイド液晶採用一体型PC “VALUESTAR N”を発売

3Dは偏光板方式を採用
ファイル・ウェブ編集部
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日本電気(株)(NEC)およびNECパーソナルプロダクツ(株)は、3D表示に対応した一体型パソコン“VALUESTAR N”「VN790/BS」を6月下旬より発売する。価格はオープンだが22万円前後での実売が予想される。

VN790/BS


動画と静止画用にそれぞれ3D表示対応のソフトを搭載した一体型パソコン。3Dに対応した解像度1,600×900の20V型ワイドスーパーシャインビューEX液晶を採用し、3D用メガネ「PC-AC-DP001N」を1個付属。メガネはオプションで買い足すこともでき、価格はオープンだが5,000円前後での実売が予想される。

PC-AC-DP001N

3D表示には偏光板方式を採用。内蔵BDドライブからの3D BDソフトの再生や、フジフイルムの3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」(関連ニュース)で撮影した3D画像の再生が行える。

3D再生方式についての解説

FinePix REAL 3D W1

OSはWIndows 7 Home Premium(64ビット)を搭載。3D関連のソフト類には、BDソフト再生用にCyberLink社「PowerDVD 3D」のほか、3D動画に対応したアイ・オー・データ「DigitalVideo3D Player LE」、そして3D静止画再生対応のアイ・オー・データ「DigiCame3D Viewer LE」を搭載している。各ソフトは本機へのバンドル用に市販品から若干のカスタマイズを行っているという。

「DigitalVideo3D Player LE」の表示画面

「DigiCame3D Viewer LE」の画面

「PowerDVD 3D」と「DigiCame3D Viewer LE」の機能により、2D→3D変換にも対応。市販のDVD作品などに加えて、偏光板方式による3D表示に対応した映像であればYouTubeなどインターネット上の動画も3D変換して楽しむことができる。なお、3D変換に際しては2Dファイルから新たに別の3Dファイルを作成して別に保存するのではなく、変換したものをスライドショー表示時に一時的に表示させる。

2Dと3Dを比較しながら閲覧することも可能

「DigiCame3D Viewer LE」でのスライドショーの設定画面

同社ではメディア向けに製品説明会を本日開催。同社スタッフによれば「技術的にはもっと大型の3D対応ディスプレイを採用することも可能だが、市場ニーズなどを検討して20V型ワイドのものとした」という。また、「現行のNシリーズが実売20万円くらい。そこから2万円程度のプラスで3Dにも対応できるとなれば、ユーザーにとっても魅力なのではないかと考えた」との説明を聞くこともできた。

そのほか、地上デジタルTVチューナを1基搭載し、AVCREC保存にも対応し、ハイビジョン解像度のまま約4倍の長時間録画が可能な「ハイビジョン長時間録画」機能も装備している。

また、オートチャプターや、音声ピッチを変えずに再生速度変更可能な「きこえる変速再生」、録画番組のお気に入りのシーンだけを選んで編集してBDやDVDに書き込める「番組簡易編集」などの機能も搭載。

さらに、携帯電話で録画番組を持ち出せる「外でもVIDEO」機能も備えるほか、外付けUSB HDDへの録画にも対応している。なお、放送波の3Dコンテンツの視聴・録画は行えない仕様になっている。

HDD容量は1TBで、メモリは4GB。詳細は未発表だが、CPUにはインテル Coreプロセッサーベース・モバイル・プラットフォームの新製品を搭載するという。

USB端子は左右に1基ずつの計2基と背面に4基の計6基を装備。左側面に装備したUSB端子は、パワーオフUSB充電機能付きのものとなっている。なお、HDMI端子は搭載していない。

本体右側面の様子

本体左側面の様子

そのほか、総合ソフト「Microsoft Office Home and Business 2010」も標準で搭載している。

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製品スペックを見る
  • ジャンルPC/AT互換機(デスクトップ)
  • ブランドNEC
  • 型番VN790/BS
  • 発売日2010年6月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格220,000円前後)
●ディスプレイ:3D対応20V型ワイドスーパーシャインビューEX液晶(1,600×900ドット) ●メモリ:4GB ●HDD:約1GB ●外形寸法:490W×346H×236Dmm
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