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公開日 2010/02/22 10:50

【PMA2010】会田肇がプレイベントで見かけた注目デジカメを速攻ハンズオン

ニコン「S8000」披露/サムスンの2眼メーター機など
会田肇
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今年もPMAの季節がやってきた。昨年はラスベガスで開催されたが、今年は古巣のアナハイムへ戻っての開催。会場となったアナハイム・コンベンションセンターはロサンゼルス空港から南西50km程度のところにあって、すぐ目の前にはディズニーランドがある。普通、アナハイムへ行くと言えば「ディズニーランドへ行くの?」と聞かれて当たり前のところでもある。

PMA2010の会場となったアナハイム・コンベンションセンター。場所はカリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドのすぐ近く

会場前の道路は椰子の木が生い茂り、走り去るクルマもどこかのんびりとした雰囲気が漂う

それだけに街はリゾートな雰囲気でいっぱい。道路には椰子の木が生い茂り、周囲にはホテルやモーテルがたくさん建ち並ぶ。到着した日は週末ということもあって、ディズニーランドへ家族連れが続々と向かう光景を目にした。

そんな雰囲気の中、PMA2010は明日(現地時間2月21日)から開催されるが、事前のお披露目となるプレス向けイベント「SNEAK PEEK」がコンベンションセンター内で開催された。

開催前日の20日、会場は急ピッチで設営の準備中

20日にコンベンションセンター3階で開催されたプレス向けイベント「SNEAK PEEK」。会場はメディア関係者で混雑

ここで目にしたのはすでに発表されたモデルが多かったけれど、一部では初披露のモデルもチラホラ。シグマのコンデジや、サムスンのフルHD対応コンデジが目を引いた。当サイトの読者向けには先日発表されたばかりのコンデジ「S8000」あたりが興味のあるところかもしれない。

ニコンのS8000は、有効画素数14.2メガピクセルと、新開発の画像処理エンジンを組み合わせた10倍ズームレンズ付きモデル。動画については1280×720/30fpsのHD動画に対応し、別売のHDMIケーブルを介してテレビにデジタル出力することもできる。

ニコン「S8000」。シンプルなデザインの中にも“ハイコンパクト”機らしいグレード感を感じさせる

ニコン「S8000」の背面。親指が自然に動く位置に動画専用ボタンを配置。押したときのラグはほとんど感じなかった

デザインは“ハイコンパクト”をイメージさせる高級感あふれるもので、手にした重みもしっとりと手に馴染むものだった。動画専用ボタンも用意され、タイムラグもほとんど感じない。一方の手ぶれ補正はレンズシフト方式(VR)で対応しているが、会場では効果までは体感できなかった。モニターは92万ドットの広視野3型で、サイズも手頃で細部までを鮮明に見せてくれる。

ただ、広角端の画角が30mm相当と、最近のコンデジの割にはちょっと望遠寄りになっており、運動会などで望遠撮影する人にはちょうど良いかもしれない。ボディカラーは、黒色以外に赤とシルバーの3色を用意しているのもいいと思う。

それと日本では発売されないが、サムスンから登場したフルHD撮影が可能なTL350にも興味を引いた。実はこのモデル、昨年登場したTL320の後継機種で、天面にある2眼メーターが特徴のクラシカルな雰囲気を持つカメラだ。

サムスンのTL350。天面に注目!二眼メーターがバッテリーとメモリーの残量を示す。フルHD撮影が可能なコンデジとして大きな注目を浴びた

このメーター、一つはバッテリー、もう一つはメモリーの残量を表す。視認性も高く、こうしたデザインを積極的に取り入れて成功させるサムスンのデザインセンスはなかなかのものだ。レンズは5倍ズーム(24mm-120mm)を組み合わせ、モニターは視野角も広くコントラストも高い3型アモールド液晶を採用する。動画と静止画の同時撮影や、1000fps撮影による超スローモーション撮影も可能で、静止画ではこのクラスとしては貴重なRAWモードを搭載するなど、価格が約350米ドルとしては十分魅力を感じさせる一台だと思う。

PMA2010そのものへの出展は見送ったペンタックス。昔の「110フィルムカメラ」を彷彿させるポケットサイズのi-10を披露。これは日本でも発売される

(会田肇)

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