公開日 2008/08/28 11:19

【速報】ソニー、LEDエリア駆動/240Hz/最薄9.9mmモデルなど“新BRAVIA”4シリーズ

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BRAVIAの新ラインナップ
ソニーは、液晶テレビ“BRAVIA”の新製品として、ZX1/W1/XR1/X1の計4シリーズ8製品を発表した。既存のF1/V1/JE1/J1/M1シリーズとあわせ、今後は計9シリーズで展開する。価格はすべてオープン。ZX1とW1シリーズは11月10日、XR1/X1シリーズは10月10日に発売する。価格はすべてオープン。パネルはすべて1,920×1,080のフルHDとなる。

■LEDエリア制御に対応したXR1シリーズ詳細記事


XR1シリーズ
最高画質を目指したXR1シリーズは、55V型の「KDL-55XR1」と46V型の「KDL-46XR1」の2サイズをラインナップ。予想実売価格は55V型が75万円前後、46V型が60万円前後。

すでに発表済みのヨーロッパモデル(関連ニュース)と同様、バックライトにはRGB LEDを採用。画面内の暗いエリアではバックライトの光量を抑え、明るいエリアでは上げることで、これまでの液晶テレビの常識を覆す、100万対1という高いコントラスト比を実現している。

また、映像処理エンジンには「ブラビアエンジン2プロ」を搭載。独自の映像信号処理技術「DRC-MF」をバージョンアップした「DRC-MF v3」を搭載。新たに1080pまでの入力に対応したほか、動きの解像度の低下を防ぐ新アルゴリズムも搭載した。

120Hz駆動に対応しており、本機は新たに「モーションフロープロ120Hz」を採用。さらに動画のボヤケを防ぐため、黒挿入に近い処理を行う「バックライトブリンキング技術」を新たに採用。単なる黒挿入ではなく、画面のエリアの一部に黒を挿入するもので、輝度を落とさずに動画ボヤケを抑えることができる。なお、モーションエンハンサーのモードには、新たに「クリア」を新設した。

シネマモードは2種類を用意。1つはSPEのBDソフトオーサリング室の画質をレファレンスとしたもので、もう1つは家庭内の映画再生に最適化したモードとなる。

■バックライトにCCFLを搭載した高画質シリーズ <詳細記事

「XR1」シリーズのバックライトをCCFLに変えた「X1」シリーズは、52V型の「KDL-52X1」、46V型の「KDL-46X1」、40V型の「KDL-40X1」をラインナップ。予想実売価格は52V型が53万円前後、46V型が43万円前後、40V型が32万前後。DRC-MF v3を含むブラビアエンジン2プロや2つのシネマモードなど、上位シリーズの仕様の多くを継承している。

■世界最速240Hz駆動のシリーズも登場 <詳細記事

240Hz駆動を実現したW1シリーズ

世界最速となる240Hz駆動を実現した「W1」シリーズも発表された。46V型の「KDL-46W1」と40V型の「KDL-40W1」をラインナップする。予想実売価格は46V型が40万円前後、40V型が29万円前後。なお、駆動は常時240Hzで行われる。

■世界最薄の9.9mmモニター採用セパレートモデルも登場 <詳細記事


最薄部9.9mmモニターを実現したZX1シリーズ
世界最薄となる、最薄部9.9mmのモニター部とチューナー部のセパレート構成モデル「KDL-40ZX1」も発売される。画面サイズは40V型のみで、予想実売価格は49万円前後。なおソニースタイルでは、ワイヤード接続モニターやベゼルカラー、スタンド、スピーカーなど56通りの組み合わせが選べる「<ブラビア>プレミアムオーダー」サービスをスタートする予定で、価格や販売開始日などは9月中旬に告知される。

モニター部は最薄部9.9mmで、最厚部が30mm弱。質量も約12.2kgと軽量で、壁掛けに適している。モニターとチューナーの接続は5GHz帯の無線を使用し、非圧縮で伝送する。超薄型モニターながら、無線受信機も標準で内蔵している。

モニター部をここまで薄型化できたのは、白色LEDを画面の縁に配置する「エッジライト方式」の採用が大きく寄与した。ノートPCなどで使われている方法で、縁で発光したライトを導光板で拡散している。なお、スピーカーはモニタースタンド内に配置している。

新BRAVIAの詳細、また発表会の模様は、後ほど別項で詳しく紹介する。

(Phile-web編集部)

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