HOME > ニュース > ソニー、最薄部9.9mmのワイヤレスモニター採用BRAVIA「ZX1」シリーズ

ソニー、最薄部9.9mmのワイヤレスモニター採用BRAVIA「ZX1」シリーズ

公開日 2008/08/28 18:00
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE


手でつまんでみると9.9mmという薄さに驚かされる
ソニーは、世界最薄となる最薄部9.9mmのモニターとワイヤレスメディアレシーバーのセパレートモデル、液晶テレビ“BRAVIA"「KDL-40ZX1」を11月20日に発売する。

・40V型「KDL-40ZX1」 ¥OPEN(予想実売価格49万円前後) 

KDL-40ZX1

モニターの背面部。最厚部は28mm。この厚さに電源回路や無線受信機を内蔵している

パネル解像度1,920×1,080のフルHDモデルで画面サイズは40V型のみ。コントラスト比は3,000対1。視野角は上下左右178度。

世界最薄となる最薄部9.9mm、40V型として世界最軽量となる12.2kgを実現したモニター部と、ワイヤレス伝送機能を内蔵したチューナー部で構成される。なお、モニター部の最厚部は28mmとなる。

モニターとチューナーの接続は5GHz帯の無線を使用し、非圧縮で伝送する。伝送による遅延は1,000分の1秒以下。なお、モニター内部にあらかじめ無線受信機が内蔵されている。

モニター部は薄型化のため、画面の後ろに光源を配置するバックライト方式ではなく、ノートPC等で採用されているエッジライト方式を採用。光源は白色LEDで、画面の4辺から内側に向かって照射する。これだけでは輝度ムラが起きるため、導光板や反射板を使うことで、輝度の均一性を高めている。また、パネル部と外装を一体化した同社の独技術も薄型・軽量化に寄与したという。なお、ベゼルやリアカバーなどにはアルミ素材を使用し、効率的な放熱を実現した。

エッジライト方式の採用により超薄型化が実現した

光源は白色LEDで、画面の4辺から内側に向かって照射する

超薄型であることを活かし、インテリア性を高めた高品位なデザインを採用。フレームは黒のアルミ素材にヘアラインを施したほか、背面も光沢感ある塗装を採用している。

フレームは黒のアルミ素材にヘアラインを施した

ワイヤレスメディアレシーバー部には、地上・BS・110度CSデジタル/地上アナログチューナーを搭載。モニター部にHDMI入力端子を1系統、ワイヤレスメディアレシーバーに3系統搭載し、x.v.ColorやDeepColorにも対応している。

ワイヤレスメディアレシーバー部

前面にもHDMI端子を装備

背面端子部

映像エンジンには細やかな入力信号の解析と大幅なノイズ低減により色の鮮やかさ、コントラストを高める「ブラビアエンジン2」を搭載。倍速パネル表示技術には、撮影時に生じた映像のぼやけを検知し補正するIBリダクション機能を搭載した「モーションフロー120Hz」を採用する。またエッジライトLEDにより白色の純度を上げ、豊かな色彩を再現する「ライブカラークリエーション」を搭載している。

24p True Cinema機能を搭載しているが、1080/24p信号入力に対応するのはモニター部へのHDMI接続のみで、ワイヤレス伝送時は1080iに変換されモニター表示時に1080pに再変換される。

スピーカーは実用最大出力が各5Wのスピーカーを2基、10Wのウーファーを1基搭載。「S-Force フロントサラウンド」機能に対応するほか、デジタル回路によりひずみの少ないクリアな音声を出力する。なお最大出力各10Wの別売の専用スピーカー「SS-WAL700」にも対応する。

テーブルスタンドにスピーカーが内蔵されている。オプションで取り替えることも可能

DLNAに対応するが、DTCP-IPコンテンツのワイヤレス伝送は行えない。アクトビラはアクトビラ ベーシック/アクトビラ ビデオに対応するが、アクトビラ ビデオ・フルには対応していない。そのほか、テレビを視聴しながら画面右側にインターネットの情報コンテンツを表示できるアプリキャスト機能も搭載する。

静止画再生機能では、好みのBGMをバックに表示したり、スライドショー再生などが行える。また「ブラビアプレミアム・フォト」機能も搭載。同機能対応のソニー製カメラと接続した際に画質を最適化する機能だが、本機ではモニターとカメラをHDMIで接続した場合にのみ使用できる。

リモコンは、2.4GHz帯の無線を使用した無指向性の“おき楽リモコン"とシンプルリモコンの2種類を同梱。どちらも、今春発売モデルとほぼ同じものだが、おき楽リモコンは、フラップを開けた部分のボタン配置を若干変更したという。

リモコンは2種類を同梱する

省エネ機能としては、画面の明るさを自動調整する「明るさセンサー」、一定時間操作しないと自動で電源をスタンバイに切り替える「無操作電源オフ」などを搭載。消費電力を195Wに抑えている。

■“プレミアムオーダー”を実施 − 56通りのカスタマイズが可能

なおZX1シリーズは、モニタータイプやカラー、設置スタイルなど56通りの組み合わせの中からカスタマイズできる「ブラビア プレミアムオーダー」をソニースタイル、ソニーショップ、一部特約店で展開する。プレミアムオーダーモデルの価格や販売開始日は、ソニースタイルサイトで9月中旬頃に告知が行われる。

ソニースタイルで「ブラビア プレミアムオーダー」を実施

基本モデルとして、上述のワイヤレス仕様の「KDL-40ZX1」のほか、ワイヤレス機能やテレビチューナーを省略した「KDL-40ZX1M」を用意。特にワイヤレス機能を省くことで、販売価格は大きく下がることが予想される。

また、本体色はブラックのほか、シルバーやボルドーレッド、ネイビーブルーの計4色から選択できる。なお、ボルドーレッドとネイビーブルーについては、漆塗りの技法で、ベゼル部にうっすらと模様が浮かび上がる特殊な塗装が施されている。

ボルドーレッド

ボルドーレッドの拡大画像。漆塗りによる繊細な模様がうっすらと浮かび上がる


同じくネイビーブルー。光を当てない限り、模様が必要以上に目立つことはない

シルバーモデルも用意。マットフィニッシュでスタイリッシュな印象だ

さらに、本体色に用意されたシルバーにあわせ、モニター下部に取り付けるオプションスピーカーも、シルバーの「SS-WAL700」が用意される。そのほか、設置スタイルもテーブルトップ/壁掛け/壁よせの3タイプから選択できる。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株) 買い物相談窓口
TEL/0120-777-886

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックやデータを見る
  • ブランドSONY
  • 型番KDL-40ZX1
  • 発売日2008年11月20日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格49万円前後)
【SPEC】●画面サイズ:40V型 ●パネル解像度:1920×1080 ●視野角:上下左右178度 ●コントラスト比:3000対1 ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログ、CATV ●入出力端子:HDMI入力×3、コンポーネント入力×2、S2映像×1、ビデオ映像×2、デジタル放送/ビデオ出力端子×1、D-Sub15ピン入力×1、ステレオミニ音声入力1、光デジタル音声出力×1、LAN×1、 ほか ●消費電力:195W ●外形寸法:986W×682H×307Dmm(スタンド含む)●質量:15.0kg(スタンド含む)