公開日 2006/05/16 19:43

山之内 正の“Wooo”「DV-DH1000D」連続レポート(1)1TBレコーダーはどこが変わった?

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DV-DH1000Wは、ついに1TBの大容量HDDを内蔵したことで大きな話題を集めた日立のフラグシップDVDレコーダーだが、本機「DV-DH1000D」(関連ニュース)はその後継機である。

1TBの次はさらなる大容量化と期待したが、それはさすがに今回は見送られている。HDDメーカーをグループに擁する強みがある日立は1TBのHDDを早期に導入できたが、他社が追随するのはもう少し時間がかかりそうだ。1TBをキープしている限り、HDD容量における日立の優位は、これからもしばらくは揺るがないということになる。

DV-DH1000D

背面端子部

500GB HDDを2基搭載。左右に振り分けられている

●自動録画やダイジェスト再生機能を新たに追加


「いいとこ観(み)」実行中の画面
今回日立が満を持して導入に踏み切ったのは、大容量化とは別のアプローチである。主に使い勝手を改善する機能に焦点を合わせて、大幅な強化を図ってきた。具体的には、キーワードで指定する「お気に入り自動録画」、録画済み番組をダイジェスト再生する「いいとこ観」機能が新しい。

新しいとはいっても、自動録画やダイジェスト再生の機能は、日立がAVパソコンのPriusですでに実現していたものである。パソコンでテレビ番組を録画するメリットのひとつは、DVDレコーダー以上に様々な使いこなしの技が用意されていることだが、Prius Deckはその最先端を行く存在といってよよい。0.5倍〜2倍の範囲で再生速度を自在に変更したり、録画番組と放送中の番組の2番組を同時に表示するなど、DVDレコーダー専用機を超える機能も少なくない。


ワケ録は前モデルから引き続き搭載する
そのPriusで実績を積んだ技術を専用機に合わせてアレンジしたのが、今回Woooシリーズに新たに搭載された自動録画、ダイジェスト再生の各機能なのである。
1TBもの大容量HDDを内蔵すると、録画できる番組数は飛躍的に増え、番組を見る時間をどう確保するかという新たな課題が突きつけられる。新機能の「いいとこ観」や、前作から受け継いでいる「ワケ録」機能は、そんなときに強い味方になってくれるだろう。

●キーワードによる自動録画にも対応した

また、デジタル2系統(地上・BS・110度CS)+地上アナログ1系統の合計7チューナーを積む本機のユーザーは、録画番組をどう選ぶかという贅沢な悩みも抱えることになるだろう。自分で番組を探したり録画予約操作をしなくても、キーワードを指定するだけで自動的に録画する機能はありがたい装備に違いない。認識率がどの程度かわからないが、使いこなし次第でこちらも強い味方になってくれそうだ。

ダイジェスト再生や自動録画機能の真価は、短時間使っただけではすぐに判断できないものである。毎日使ってみることによって、便利さや気になるポイントに初めて気がつくということもある。これから約1ヶ月間、本機の使い勝手を詳細にレポートしていくのでお楽しみに。

(山之内 正)

山之内 正 プロフィール
神奈川県横浜市出身。東京都立大学理学部卒。在学時は原子物理学を専攻する。出版社勤務を経て、音楽の勉強のためドイツで1年間過ごす。帰国後より、デジタルAVやホームシアター分野の専門誌を中心に執筆。趣味の枠を越えてクラシック音楽の知識も深く、その視点はオーディオ機器の評論にも反映されている。

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