公開日 2006/01/23 14:51

集部の“Wooo”「PJ-TX200J」集中レポート(3)長期試用で明らかになった本機の実力

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
年末年始のあいだ、自宅で試用している“Wooo”「PJ-TX200J」はフル稼働した。ロングランレポートの最終回は、長期間の試用で明らかになった本機の使い勝手についてお伝えしよう。

騒音ピーク値を低減させて聴感上のノイズ音量を大幅に下げた

まず、本機を設置した際の静音性などについて。自宅でプロジェクターを使用する際は、静音性は非常に大きなポイントになる。「PJ-TX200J」では、新開発「3相シロッコファン」の採用と、ファン制御の最適化により、可聴領域における騒音のピーク値を低減した。これは、従来ファンと新開発ファンの周波数を示したグラフを見ると一目瞭然だ。従来ファンにはいくつものピークが存在するのに比べ、新開発ファンではグラフの曲線がなだらかになっている。人間の耳はピークに敏感に反応するため、聴感上は静音モード時で25dB、標準モード時で28dBという数値以上の静粛性が実感できた。

本機に内蔵された新開発「3相シロッコファン」の採用

従来ファンと新開発ファンの周波数を示したグラフ

排熱や光漏れなどについても対策が盛り込まれている。排気はフロントのレンズ脇と側面部から行うので、プロジェクターを床置きにした場合でも、排熱をまともに浴びることはない。光漏れも、背面には一切穴が存在せず、漏れはかなり抑え込まれている印象だ。

HDMIやホームオートメーション用端子などを装備

拡張性については、デジタルインターフェースの標準的な存在になりつつあるHDMI端子を装備。アナログ映像端子はRCA色差とSビデオ、ビデオ端子を装備する。グローバルで同一仕様にするためか、D端子は装備していないので、D端子搭載機器と接続するには、D端子-RCA色差ケーブルを用意する必要がある。

HDMI端子

12V/25mAトリガー端子も装備

様々な機器を連携して操作するホームオートメーションにも対応している。コントロールで標準的に用いられるRS-232C端子はもちろん、12V/25mAトリガー端子を装備。ホームオートメーションや、電動スクリーンなどの対応機器と接続すれば、電源ONと同時に制御信号が出力される。

精悍で存在感たっぷりのデザイン

かつての3管式などと比べればコンパクトになったとは言え、やはりプロジェクターを部屋の中に入れると、かなりのインパクトがある。それゆえ、デザインが美しいかどうかは、機器を選択する際の重要なポイントになる。

プロジェクターのデザインの方向性は大きく分けて2通りある。まわりのインテリアと調和するよう、意図的に存在感を薄める方向性と、プロジェクターそれ自体の存在を主張し、機器の美しさを前面に押し出す方向性だ。

前者は本体カラーにホワイトを使用することが多く、柔らかなフォルムで女性層にもアピールする。このため、エントリークラスに比較的このパターンの製品が多い。


高級感と精悍さを併せ持つPJ-TX200Jの本体デザイン
「PJ-TX200J」の場合は、明らかに後者に属する。まず、ライバル機と比べても圧倒的に大きいレンズが、かなり強い印象を与える。画質を高めるために口径を大きくしたのだろうが、これが結果的に本機のデザインの最大のアクセントになっている。本体カラーはミッドナイトチタンとブラックのツートーンで、メタリックな印象が本機に高級感を与えている。また、このカラーリングは、本機の特徴である映像の黒締まりも表現しているのではないかと想像する。これらの特徴により、本機の印象はプレミアム感と精悍さが高い次元で融合したものとなった。

以上、3回に渡ってプロジェクター「PJ-TX200J」の魅力を探ってきた。第1回にも記したが、ライバル機がひしめく720p系液晶プロジェクター分野でも、本機の画質や機能は非常に高い次元に達している。このクラスのプロジェクターをお探しなら、本機を有力候補に選んで間違いはないだろう。

(Phile-web編集部)

バックナンバー
第1回:プロフィール&画質インプレッション
第2回:じっくり黒を引き出せる高度な画質調整機能

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オーディオテクニカ、新型アナログプレーヤー「AT-LP7X」。プラッター素材変更などで音質強化
2 Bowers & Wilkinsの新フラグシップ「Px8 S2」レビュー。ワイヤレスの枠を超えた"妥協なきヘッドホン”
3 クルマを“音”で選ぶ新提案!三菱自動車・アウトランダーPHEVが到達したカーオーディオの比類なき音質
4 ビクター「HA-A110T」速攻レビュー!評論家も太鼓判な“ネクスト スタンダード”イヤホン
5 ビクター、新完全ワイヤレスイヤホン「HA-A110T」。総合力を磨いた“新たなスタンダードモデル”
6 ソニーのMini LEDテレビ「K-55XR50」が1位にランクアップ<ビジュアル&関連製品売れ筋ランキング12月>
7 鹿島建設、立体音響スピーカー「OPSODIS 1」一般販売を3月めどに準備中
8 日本電気硝子の「超薄型ガラス」振動板、ノルウェーブランドのトゥイーターに新採用
9 オーディオテクニカ、フォノケーブル「AT-TC300」などレコードプレーヤー用アクセサリー6種
10 MAYA、幻の1stアルバムが初アナログ化。松下真也氏リマスターによる180g重量盤で4月20日発売
1/30 14:42 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX