公開日 2025/02/19 06:45

<名古屋ショウ>JPLAYチームが開発した「XACT」国内初披露/シナジスティックのルーター大ヒット中!

マッキントッシュ初のストリーミング機能搭載プリメインアンプも登場
筑井真奈
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2月15日(土)と16日(日)の2日間、グローバルゲート名古屋コンベンションホールにて開催された「オーディオフェスタ・イン・名古屋」。ここでは、スペック&タクトシュトック、アイレックス&CSポート、エレクトリ&日本音響エンジニアリングのブースの模様をレポートする。

スペック&タクトシュトックのブース

■JPLAYの開発チームがハードウェアブランドを開始!



Windows向け高音質PCソフトとして一世を風靡した「JPLAY」のマーシン・オスタポヴィッチ氏が、新たにハードウェアブランド「XACT」(エグザクト)を立ち上げた。その初の日本導入モデルとなるオーディオサーバー「S-1 EVO」が名古屋ショウでお披露目された。輸入元はタクトシュトック、価格は予価で440,0000円(税込)

XACTの「S-1 EVO」

S-1 EVOはJPLAYを標準搭載したオーディオサーバーで、ストリーミング再生等とも連携ができるという。内部のマザーボードはオーディオ向けに専用開発されたもので、リニア電源を搭載し音質面でも配慮がなされている。フロントは電源ボタンのみというシンプルな構成。

背面端子を見ると「RJ-45」ポートも搭載している。「ハブやルーター機能もあるのか?」と輸入元に尋ねると、OSを入れ替えることでハブ的な機能をもたせることもできるという。2台用意し、1台はハブ、1台をオーディオサーバーとすることで究極のデジタル再生を追求することも可能になるようだ。PCオーディオファンにとっては気になるアイテムとなること間違いない。

「S-1 EVO」の背面端子。現在はオーディオサーバーとして使用している

また先日発表されたばかりのジャーマン・フィジックスのスピーカー「Borderland Mk4」も初お披露目。八角形の独特なキャビネット形状で、360度方向に音を放射する無指向性のDDDユニットが大きな特徴。ジャーマン・フィジックスの独特の音場再生力には日本のみならず世界的にも熱狂的なファンが多い。既発売の「HRS-130」の上位モデルとしても期待したい。

ジャーマン・フィジックス「Borderland Mk4」

同じ部屋ではスペックもデモンストレーションを展開。昨年発表になったプリメインアンプのトップグレード「RSA-EX1」や、Diretta伝送を実現する「RMP-UB1」などを中心に、国産ブランドとしての徹底した音質追求をアピール。またヒノ・エンタープライズ扱いのZYXのカートリッジも注目を集めていた。

スペックも主力商品をデモ

日本ブランド・ZYXの各種カートリッジも展示

■シナジスティック・リサーチのアクセサリーに注目!



アイレックスは、昨年から取り扱いを開始したアメリカブランド、シナジスティック・リサーチのルーター「Network Router UEF」が大好評です!と笑顔を見せる。オーディオ向けスイッチングハブは、国内外を問わず複数のブランドから登場していたが、ルーターは非常に珍しく、新しいネットワークオーディオのピースとして話題も急上昇中。

シナジスティック・リサーチ初のRoonサーバー「Voodoo」にも注目

ヒットの火付け役となった名古屋のオーディオショップ・オタイオーディオの田中さんも会場に駆けつけ、「シナジーのルーターの効果はすごいです!」と大プッシュ。「さまざまなシステムにお使いいただけるので、間違いなく効果を感じていただけるでしょう」と太鼓判を押す。さらに、強化電源「Powercell」にも非常に注目しているそうで、シナジスティックのアクセサリーの魔力にすっかり引き込まれてしまった模様。

デモルームではALBEDOのスピーカー「Agadia」とAUDIAのステレオパワーアンプ「Strumento n4」を組み合わせ、同じくシナジスティック・リサーチの「Voodoo」にてRoon再生を実施。プレイリストを作っておけばメディアの入れ替え時間なく再生できるため、長い時間音楽に耳を傾ける参加者が多く見られた。

デモルームの様子。スピーカーにはALBEDOとソナス・ファベールを時間ごとに分けて再生していた

同じ部屋ではCSポートもデモンストレーションをおこなっており、こちらの時間ではソナス・ファベールの「Amati G5」をメインに、CSポートのパワーアンプ「GM70PA」を組み合わせ。アナログレコード再生を1曲丸ごと、じっくり楽しむ時間を提供していた。

CSポートの再生システム

■マッキントッシュから初のストリーミング対応機が登場



エレクトリは、アンク等のルームチューニングアイテムを展開する日本音響エンジニアリングと共同ブースを展開。フランスの振興ブランドREVIVAL AUDIOと、人気のマジコスピーカーをメインに再生を行なっていた。REVIVAL AUDIOはウッドキャビネットのクラシカルな外観だが、長年スピーカー設計に関わってきたエンジニアが開発にかかわっているとのこと。熟練の技で、切れ味抜群のサウンドを聴かせてくれる。

マジコ(奥)とRIVIVAL AUDIO(手前)の2種類のスピーカーで試聴ブースを展開

またマッキントッシュからはブランド初のストリーミング対応プリメインアンプ「MSA5500」が登場。名門ブランドが送り出す最新のネットワークサウンドに期待したい。

マッキントッシュ「MSA5500」

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