公開日 2021/03/02 14:28

Wharfedale、著名なスピーカーデザイナーと共同開発した「DIAMOND 12シリーズ」

ウーファーにポリプロピレンとマイカのハイブリッド素材を採用
編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ロッキーインターナショナルは、同社が取り扱うWharfedale(ワーフェデール)から、著名なスピーカーデザイナーであるカールハインツ・フィンク氏を招いて開発したスピーカー “DIAMOND 12シリーズ” 6モデルを発売した。ラインナップと税抜価格は以下の通り。

・ブックシェルフ型「DIAMOND 12.0」:48,000円(ペア)
・ブックシェルフ型「DIAMOND 12.1」:68,000円(ペア)
・ブックシェルフ型「DIAMOND 12.2」:88,000円(ペア)
・フロア型「DIAMOND 12.3」:158,000円(ペア)
・フロア型「DIAMOND 12.4」:198,000円(ペア)
・センタスピーカー「DIAMOND 12.C」:48,000円(1本)

“DIAMOND 12シリーズ”

ウーファーには、ポリプロピレンとマイカのハイブリッド素材「Klarityコーン」を採用。俊敏な動作を可能にする軽量さ、激しいピストン駆動に耐える剛性、材質固有の音を排除する高い減衰特性という理想的な振動板の要素を備えるとする。

振動板として理想的な要素を備えるというポリプロピレン+マイカの「Klarityコーン」

また、ボイスコイルには同価格帯では珍しいというグラスエポキシ製ボビンを採用。一般的なアルミニウム製ボビンに比べて電磁誘導の影響が少なく、優れたパワーハンドリングと剛性を実現。マグネットシステムにはアルミニウムリングを搭載し、ボイスコイルの駆動によって発生する歪みなどを抑制している。

トゥイーターには、ポリエステル織フォルムで表面処理した25mmソフトドームユニットを搭載。フロントプレートは平らで可能な限りドームを露出させることによりスムーズに高音を拡張。また、フロントプレートのダクトで音響負荷のバランスを取り、音圧レベルを最適化しているという。

25mmソフトドームトゥイーター

エンクロージャーにはリアポートを設け、コンピューターシミュレーションを用いてモデルごとに設計した支柱構造を採用。キャビネットは多層サンドイッチ構造で、フロントパネルとの接着剤まで含めたシミュレートにより内部で発生する共振特性を抑制したとのこと。

キャビネットの仕上げはブラック/ホワイト/ライトオーク/ウォールナットの4種類をラインナップ。ホワイトのみ受注生産となる。

外装はブラック/ホワイト/ライトオーク/ウォールナットの4種類

DIAMOND 12.0は、100mm Klarityウーファー×1基と25mmソフトドームトゥイーター×1基を搭載する2ウェイ/ブックシェルフ型モデル。周波数特性は70Hz - 20kHz、インピーダンスは8Ω、能率は85dB、推奨パワーアンプは20 - 60W。クロスオーバー周波数は2.7kHz。外形寸法は160W×265H×200+28Dmm、質量は5.1kg(1本)。

DIAMOND 12.1は、130mm Klarityウーファー×1基と25mmソフトドームトゥイーター×1基を搭載する2ウェイ/ブックシェルフ型モデル。周波数特性は65Hz - 20kHz、インピーダンスは8Ω、能率は87dB、推奨パワーアンプは20 - 100W。クロスオーバー周波数は2.6kHz。外形寸法は180W×312H×250+28Dmm、質量は6.8kg(1本)。

DIAMOND 12.2は、150mm Klarityウーファー×1基と25mmソフトドームトゥイーター×1基を搭載する2ウェイ/ブックシェルフ型モデル。周波数特性は50Hz - 20kHz、インピーダンスは8Ω、能率は86.5dB、推奨パワーアンプは20 - 120W。クロスオーバー周波数は2.0kHz。外形寸法は200W×335H×285+28Dmm、質量は8.2kg(1本)。

DIAMOND 12.3は、130mm Klarityウーファー×2基と25mmソフトドームトゥイーター×1基を搭載する2.5ウェイ/フロア型モデル。周波数特性は45Hz - 20kHz、インピーダンスは8Ω、能率は87.5dB、推奨パワーアンプは30 - 150W。クロスオーバー周波数は2.2kHz。外形寸法は180W×925+50H×320+28Dmm、質量は19.5kg(1本)。

DIAMOND 12.4は、150mm Klarityウーファー×2基と25mmソフトドームトゥイーター×1基を搭載する2.5ウェイ/フロア型モデル。周波数特性は40Hz - 20kHz、インピーダンスは8Ω、能率は88dB、推奨パワーアンプは30 - 200W。クロスオーバー周波数は2.1kHz。外形寸法は200W×1,100+50H×350+28Dmm、質量は22.4kg(1本)。

DIAMOND 12.Cは、130mm Klarityウーファー×2基と25mmソフトドームトゥイーター×1基を搭載する2ウェイセンタースピーカー。周波数特性は90Hz - 20kHz、インピーダンスは8Ω、能率は90dB、推奨パワーアンプは20 - 120W。クロスオーバー周波数は2.2kHz。外形寸法は480W×180H×180+28Dmm、質量は8.5kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 DALIのコンパクトスピーカー「KUPID」はテレビ横にも置きたくなる!エンタメサウンドも相性抜群
2 ビックカメラ、旧池袋マルイ跡地「IT tower TOKYO」に出店。2026年3月オープン予定
3 Valerion、4Kレーザープロジェクター&スクリーンのセットを最大43%オフで販売する「クリスマスセール」
4 スクリーンを下ろせば和室がホームシアターに変身! ユニークな機器レイアウトに注目
5 ORB、“最良の音楽表現” を目指したフラグシップヘッドホンアンプ「JADE casa Ultimate」
6 「ベーシック」の常識を覆すハイレベルなインターコネクトケーブル Zonotone「Granster AC-2000」
7 KEF、対象スピーカー購入者全員へChord Company製ケーブルをプレゼントするキャンペーン
8 LG、RGBマイクロLEDテレビ「Micro RGB evo」。CES2026で正式発表へ
9 NICEHCK、新フラグシップIEM「Rockies」。1DD+2BA+2ESTのハイブリッドドライバー搭載
10 <ポタフェス>B&W、フラグシップヘッドホン新旧比較/デノン、リアルウッドヘッドホンをアナログで味わう
12/18 10:50 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX