公開日 2016/09/30 16:36

【TIAS】ユキム、ELACの新旗艦スピーカー「Concentro」やMoFiのアナログプレーヤー「Studio Deck」

ELACの同軸スピーカー「Uni-Fi」も登場
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日30日、「2016 東京インターナショナルオーディオショウ」が開幕。東京・有楽町の東京国際フォーラムにて、10月2日まで開催されている。同イベントにてユキムは、ELACのフラグシップスピーカー「Concentro」や、MoFi ELECTRONICSのアナログプレーヤーなど注目の新製品が多数登場した。

ユキムのブース

エラックの創立90周年記念フラグシップスピーカー「Concentro」

本機はELACの創立90周年記念モデルとして開発されたフラグシップスピーカー。価格は860万円/ペア(税抜)。2016年末の発売を予定している。今年の独HIGHENDで初披露された(関連ニュース)。

ELAC「Concentro」

高さが約1.7mにおよぶ大型スピーカーで、エンクロージャーの正面にはJET 5トゥイーターを採用した127mm同軸ミッドレンジ/トゥイーターと、177mmミッドバスユニットを搭載。両側面には250mmウーファーを2基ずつ、合計4基搭載する。いずれのドライバーも本機のために新規開発されたということだ。

JET 5トゥイーターを用いた同軸ドライバーを搭載

背面部

スピーカーの前後を楕円で囲むバッフル、ベース部には、ブロック材から機械加工によって削り出されたアルミが用いられている、結果、1本あたりの重量は140キロにもなるという。楕円形のサイドパネルの表面仕上げは、銘木、カーボン、レザー等の中からユーザーが選択できる。

なお本機の詳細については、追って開発陣にインタビューした内容をお届けする予定だ。

MoFi ELECTRONICSのアナログプレーヤー「Studio Deck」

MoFi ELECTRONICSは、高音質盤を手がけるレーベルとして日本でも人気の高いモービル・フィデリティーが独自にアナログプレーヤーを開発するべく立ち上げたブランド。このMoFiから、ベルトドライブ式のアナログレコードプレーヤー「Studio Deck」が披露された。2016年末の発売予定で、価格は150,000円(税抜)を予定している。

MoFi ELECTRONICS「Studio Deck」

設計を担当したのは、イメディア、スパイラルグルーヴなどでハイエンド・アナログプレーヤーの開発を手がけてきたアラン・パーキンス氏。ターンテーブルはもちろん、トーンアームまで全てを新規設計した。

Derlin(ポリアセタール樹脂)製プラッターや、S/Nを高めたACシンクロナスモーターを採用。ボディはブラックサテン仕上げのMDFが用いられている。トーンアームはストレートタイプで、長さは10インチとなる。

なお、実機の出展はなかったが、本機の上位モデルとなるベルトドライブ方式アナログプレーヤー「Ultra Deck」も販売される。Studio Deckのプラッターは厚さが3/4インチ(約19mm)なのに対して、こちらは厚さ1.3インチ(約33mm)のプラッターを採用する。ボディはMDFとアルミを組み合わせたもので、グロスブラック3層仕上げとしている。価格は25万円で、こちらも年末に登場予定となる。

またMoFiからはカートリッジ 3機種、フォノイコライザー2機種も発売予定となっている。

エラックの同軸スピーカー「Uni-Fi」シリーズが日本特別仕様で登場

エラックからは、A.ジョーンズがDebutシリーズに続いて開発を担当した新スピーカーシリーズ「Uni-Fi」も披露された。ミッドレンジ/トゥイーターに同軸ドライバーを採用したことが特徴だ。また、日本に導入される「Uni-Fi」は特別仕様モデルとなっており、通常モデルではビニール張りとなっていたキャビネット表面の仕上げを、リアルウッド仕上げに変更している。

ELAC「Uni-Fi」シリーズ

会場にはトールボーイ型「UF5」(23万円/ペア・税抜)、ブックシェルフ型「UB5」(12万円/ペア・税抜)が置かれていた。他にもセンタースピーカー「UC5」(8万円/税抜)をラインナップする。発売は11月を予定する。

ORPHEUSの超弩級ミュージックサーバーなど、注目製品が多数

ORPHEUSからは、超弩級ミュージックサーバー「Absolute Media Sarver」が登場。ストレージ、リッピングが可能なドライブを内蔵しており、ハイレゾを含む音楽ファイルや音楽ストリーミングの再生に対応、本体の7インチ・ディスプレイから各種操作やライブラリの閲覧が行える。価格は320万円を予定しており、発売時期は未定。

ORPHEUS「Absolute Media Sarver」(写真上)

その他、THALES Tonearm、Aura、Carto One、Avinityなど同社が取り扱うブランドの最新製品が多数出展されていた。

THALES Tonearm「SIMPLICITY II」

SAP「RELAXA 530」


DRAABE「NESSIE VINYLMASTER」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX