公開日 2008/05/09 19:47

<ハイエンドショウ>トライオードiPod対応DAC/PS Audio電源ケーブル/ベルエアー新スピーカー

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本項では「ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング」の会場「Aルーム」から、注目の出展内容をご紹介しよう。トライオードのブースにはiPod対応のDAコンバーター試作機が展示されている。

■トライオード

トライオードのブースには、2つの試作機が参考出品され、注目を集めている。


トライオードのブース
「TRV-EQ3SE」はMM/MC対応のフォノイコライザー。今夏頃の発売に向けて開発が進められており、価格は15万円から16万円前後を想定しているという。今回のイベントでは、本機を用いたアナログ音源の再生デモも行われている。再生システムはプリアンプ「TRV-4SE Limited」、パワーアンプ「TRV-M88PP」をメインに構成。CD音源の再生にはCDプレーヤーの新製品「TRV-CD4SE」を組み合わせている。


フォノイコライザー「TRV-EQ3SE」の参考展示
「TRV-DA1SE」も参考展示製品。iPod Dockを本体に搭載したDAコンバーターだ。真空管は12AU7と5AR4を採用する。こちらは秋頃の発売に向けて開発中のモデルで、価格は15万円前後になりそうだ。iPodの操作にも対応するリモコンが付属する。


iPod Dock搭載のDAコンバーター「TRV-DA1SE」

TRV-DA1SEのリモコン
同社が取り扱うZONOTONEのケーブルでも新製品が披露された。


ZONOTONEのケーブル新製品
電源ケーブルの新製品は「6N2P-3.5 Blue Power」と「6N2P-3.5 Blue MEGANE」。いずれも6NCuを中心としてオリジナル3種ハイブリッド導体、特太3.5スケア×2芯シールドを採用する。「Blue Power」は2P-2Pコネクター仕様、「Blue MEGANE」は2P-めがねコネクター仕様となる。インレット、コネクターともにオリジナルの一体成型モールドタイプとし、接点部には高純度のロジウムメッキを施している。発売は近日を予定しており、予価はともに19,900円(1.5m)。

デジタルケーブルにも2つの新製品が登場した。「Silver Grandio HD-10」はシルバー同軸タイプのフラグシップ・デジタルケーブル。導体には純銀コートを施した高純度無酸素銅線を高密度撚線で用い、絶縁体にはテフロンを採用する。シールドは独自の3重方式としている。予価は65,000円(1.0m/RCA)。

「Silver Meister HD-5000」はフラグシップモデルのHD-10に次ぐ、高いコストパフォーマンスを備えるリファレンスモデル。ハイブリッド同軸方式の2重シールド構造とし、導体には高純度単結晶PCOCCに、純銀コートHigher-OFCを高密度でスパイラル巻きしたハイブリッド導体を採用している。予価は18,500円(1.0m/RCA)。

■完実電気

完実電気のブースには、同社が取り扱うPS Audio、BELDEN、SHURE、ETYMOTIC RESEARCHなど、各ブランドの製品が一堂に集められている。


完実電気のブース

ETYMOTIC RESEARCHのヘッドホンなども展示する
注目を集めていた新製品はPS Audioの電源ケーブル「XPC/1.8」に、クリーン電源「Power Plant Premier」。「XPC/1.8」は、上位モデルの電源ケーブル「XPL/1.8Mk2」「XPD/1.8Mk2」に続くハイCPモデル。価格は1.8mで税込17,325円となり、来週の発売を予定している。シングル編み込みシールドや、カスタムメイドのモールドプラグを採用。電線部との接合部分の腐食を防ぐ、完全モールド加工としている。


電源ケーブル「XPC/1.8」
「Power Plant Premier」は規則正しい正弦波のクリーンAC電源を1500Wまで供給する能力を備える。出力コンセントは10口。5個のコンセントは独立したゾーンを持ち、出力パターンを常時オン/スイッチ連動/スイッチオンの後にディレイの3パターンから選択できる。本体にはディスプレイも搭載。価格は税込で399,000円。他にもブースには電源ノイズクリーナー「Noise Harvester」なども出品され、注目を集めている。


クリーン電源「Power Plant Premier」
■ベルエアーサウンドリサーチ

今回のイベントで初めて披露されたスピーカー新製品「LXM-2000」を出展。価格はペアで140万円を予定しているという。その隣には、英国のスピーカー、ローサのユニット「PM-7A」を採用した2ウェイのスピーカー「SLX-7000マークII」も並ぶ。本機はフロントーホーンと背面反射ホーンを搭載。価格はペアで273万円(税込)。


右が「LXM-2000」、左が「SLX-7000マークII」
試聴イベントは、同社のプリアンプ「LX-1000」「LX-88」、パワーアンプ「SX-250」などを組み合わせて行われている。

プリアンプ「LX-1000」

パワーアンプ「SX-250」

(Phile-web編集部)


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX