公開日 2007/02/08 15:44

「今年はオーディオに軸を作る」 − ソニーコンパクトコンポ発表会詳報

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

左:ソニーマーケティング(株)執行役員常務 鹿野清氏 右:ソニー(株)ホームオーディオ事業部長の大津雅弘氏
別項でお伝えしたとおり、ソニーは本日、“大人のコンポ”を謳うコンパクトオーディオシステム「System 501」を青山エリュシオンで発表した。

会場内は3フロアに分かれており、記者発表が行われたスペースのほか、3パターンのインテリアイメージルームや試聴エリアなども用意する豪華な構成となっていた。本システムにかけるソニーの強い意気込みが伝わってきた。

発表会では冒頭、ソニーマーケティング株式会社 取締役 執行役員常務の鹿野清氏が登壇し、本機が登場した背景を説明。同社ではこれまで、カメラやプレーヤー、レコーダーなどハイビジョン映像機器に注力し、特に液晶テレビ「BRAVIA」を軸にして“Sony Hi-Vision Quality”を推進してきたが、「これまで、映像に比べて物足りないと思っていたのは“音”」と述べ、「我々はオーディオビジュアルメーカーであり、ビジュアルだけでなく、オーディオにももっと力を入れていきたい。今年はオーディオに軸を作っていく」と語った。

ソニーマーケティング株式会社 取締役 執行役員常務の鹿野清氏

これまでソニーはBRAVIAを軸にしたハイビジョン機器に注力してきた

また、同社のオーディオシステムについて、ウォークマンとネットジュークも紹介したが、「これではちょっと足りないかな、という印象」とも述べ、今回の新製品投入によってユーザーの選択肢を増やす意義を強調した。


様々なスペースに設置できるよう、奥行きは25cmに抑えた
今回のSystem 501については、「スペースの制約にとらわれずに、良質な音楽を楽しんでほしい」という思いが根底にあったと説明。「そのために筐体の奥行きを25cmに抑えた。面積はおよそCD4枚分で、本棚やサイドテーブル、チェストなど様々な場所に設置できる」とコンパクトさをアピールした。

同氏はまた、“Pure Heart Audio”というコミュニケーションワードについても説明。これは同社の映像機器に使われている“Sony Hi-Vision Quality”と同様、ソニーのオーディオ製品に使われるもので、「高品位な音質と、先進的なテクノロジーで、心を満たすピュアな音を提供したい。そして、音楽が与えてくれる安らぎ、楽しさ、豊かさを提供したい」という思いが込められているのだという。

製品の詳細については、ソニー株式会社 オーディオ事業本部 ホームオーディオ事業部長の大津雅弘氏が説明した。詳細はこちらを参照頂きたいが、同氏は「デジタルアンプを搭載していたり、自動音場補正がついていたりするので、メカニックな印象をお持ちになるかもしれないが、音はエンジニアが自分の耳で聴いて、極めてアナログ的にチューニングしている」とアピール。「青春時代にオーディオに心躍らせた方々に、もう一度オーディオの魅力を楽しんでもらいたい」と述べた。


ソニー株式会社 オーディオ事業本部 ホームオーディオ事業部長の大津雅弘氏

書斎に設置したイメージ。ウッドデスクとうまく馴染んでいる

バーカウンターに設置したイメージ
前述の通り、発表会場には3種類のインテリアイメージルームが設けられ、書斎のデスク上やブックシェルフ、バーカウンターなど、様々な場所にSystem 501を設置。実際の使用イメージを確認することができた。

最後に、発表会場で行われた質疑応答をご紹介しよう。

Q:今回の新製品は団塊世代がターゲットと考えて良いか?
A:団塊だけではなく、その下の30代、40代にも受け入れて頂きたいと考えている。

Q:月産台数は?
A:テレビやレコーダーのように数が大量に出る製品ではない。初月に2,000セットを出荷する計画だ。

Q:JEITAのデータなどを見ると、オーディオ機器はあまり販売が好調でないようだが。
A:確かに売り上げを見ていくと厳しいものがある。ただし単品コンポはほぼ横這いのはずだ。我々は、よい音を聴きたいと考えてらっしゃるお客様は多いはずだと考えている。これまでは高すぎる製品が多かったが、今回のシリーズは手が届きやすい。需要の喚起もできるのは、と期待している。

Q:“Pure Heart Audio”は、ソニーのオーディオ機器の統一キャッチフレーズのように使っていくのか。また、今後同種の商品を継続してリリースする考えはあるか。
A:“Pure Heart Audio”についてはその通りだ。Pure Audioに「Heart」を加えた新しいメッセージだ。今後、新商品を展開したいという思いはあるが、まずは今回のシリーズの立ち上げに力を入れたい。

Q:海外での販売予定はあるか?
A:ヨーロッパで6月から販売を開始する。通貨の違いはあるが、同程度の価格設定になる。その他の地域は検討中だ。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 日本女子プロゴルフ2026年シーズン第17戦、7/2から4日間開催の「 資生堂・JAL レディスオープン」の放送・配信予定
2 シャオミ、最新スマホや完全ワイヤレスなどが最大46%オフになるセール「Hyper Prime Day」。7/7から
3 バッファロー、ブルーレイドライブの販売を継続。追加部材の確保により
4 蔦屋書店・蔦屋家電、BOSE監修「Noise」のヘッドホン・イヤホンを国内独占販売。「Master Buds MAX」「Master Buds」を7/17発売
5 「CAPCOM STORE MINATOMIRAI」が横浜 みなとみらいに7/17オープン。にしむらゆうじ氏コラボグッズを先行販売
6 ハイセンス本社幹部「日本市場は非常に重要」。W杯・RGB MiniLEDテレビ…成長戦略のキーポイントは?
7 <HIGH END>eversolo、初のR-2R搭載DAC「DAC-R8」やクロック「C10」、旗艦トラポ「T10」など新製品多数披露
8 ビクター、完全ワイヤレスイヤホン「WOOD master」に新色インディゴブルー。さまざまな楽器に採用される人気色
9 Noble Audio、ハイブリッド構成のエントリー完全ワイヤレスイヤホン「Osprey」
10 映画に没入させる映像美。AWOLの旗艦スマートプロジェクター「Valerion Max」を徹底検証
7/2 11:23 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 201号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.201
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix