公開日 2005/10/08 10:37

≪炭山アキラのインターナショナル2005レポート≫ ハーマンはJBLの新製品攻勢をかけてきた

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ここ数年のハーマンインターナショナル、なかんずくJBLの新製品攻勢には舌を巻くものがある。そして今年も、一体何から紹介していいやら頭を抱えるほどの新製品が登場してきた。順不同で紹介するとしよう。


ARRAYシリーズ
まず最初に目に飛び込んできたのは、縦型のホーンが特徴的なARRAYシリーズである。同社得意のバイラジアル型ホーンが中域と高域に用いられた3ウェイで、中域ホーンを縦置きすることでマルチchでは360度全方位に完全シームレスの音場展開が可能になるという。ホーンの材質は、同社のK2 S9800や4348などにも用いられているSonoGlass素材が本機にも採用された。ウーファーは20cm、25cm、35cmの3種類に、20cm×2発のセンターSPと、38cmウーファー採用のSWもある。


HC5000とHB5000

HB5000のユニット
シアター関連ではもう一つ、巨大空間にも対応する大型SW、HB5000がすごい。同社の大型SWはこれまでアンプ非内蔵のパッシブ型だったが、本機はアクティブ型である。内蔵アンプは何と1.6kWの最大出力を誇る。マウントされた38cmウーファー・ユニットはその大出力を楽々と受け止める大振幅とパワーキャパシティを持つ。マグネットは同社大型ドライバーの中でも最大級のものが用いられ、厳密な冷却システムの採用とも相まって、同社プロフェッショナルの劇場用ウーファーに匹敵する大出力特性を有するという。


810CH/820CH

L880CH
一方のSTUDIO Lシリーズは、より気軽にホームシアターを楽しむためのシステムである。開発キーワードは「バーサタイル」(多芸多才)。シリーズ最大の4ウェイ5スピーカー・フロア型L880CHにしても価格は1本6万6,000円と手ごろで、ペア7万円のブックシェルフ型L830CHでもユニット構成は3ウェイと、今時珍しいマルチウェイ構成のスピーカーである。高域2ユニットはホーン型のように見えるが、これはタイムラインをそろえるためのウェーブガイドで、トゥイーターはドーム型、スーパートゥイーターはリング型ということである。薄型テレビに対応するため奥行きを127mmに抑えたL810CH/820CHと、センターのLC2CHも魅力的な製品だ。


A640
かつての「ヴェッキオ」などを彷彿とさせる、コンパクトで上質な2ウェイブックシェルフ型も登場した。A640は165mmウーファーと19mmドーム型トゥイーターの2ウェイで、キャビネットは重量級のMDFにフロントはブラックの鏡面仕上げ、サイドはチェリー天然木の光沢仕上げが施されている。


MC20

MC50内部
JBL以外で気になったところはというと、2本の楕円柱がデザインのキーポイントとなっている豪ハルクロのアンプに、オーソドックスな箱形のモデルが追加されたことである。そうはいっても楕円柱のモチーフはちゃんと生かされているのが同社らしい。このたび発売となったのは、サラウンド・プロセッサー内蔵のプリアンプSSP100と、chあたり400Wを発揮するパワーアンプで、パワーアンプは内蔵ch数を2、3、5、7chから選ぶことができる。2chのMC20が先行発売され、以下年末へ向けて順次発売の予定とのことだ。

(オーディオ評論家・炭山アキラ)

tias2005

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