【連載】ガジェットTIPS

“携帯電話感覚”で使えるトランシーバーって?

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海上忍
2021年03月08日
用途が増え「スマートフォン」と呼ばれるようになった携帯電話ですが、そもそもの役割は音声通話端末。離れた場所にいる人と人が会話するためのガジェットです。もっとも基本的な役割はトランシーバーと同じ、と言い換えてもいいでしょう。

そのトランシーバー、免許なしに利用できる製品は「特定小電力無線機」と呼ばれ、回線使用料が不要でランニングコストが安いことから警備業や建設業の現場、飲食店やホテルなどで利用されています。周波数(チャンネル)が一致すれば異なるメーカーの製品でも通話できますが、数十メートルを超えては通話できないところが通話端末としての限界でありネックといえます。

アイコム「WithCallBiz」

そこにユニークな製品が登場しました。アイコムが発売した「WithCallBiz」という製品は、近くにいる相手とは直接の通信で、離れた場所にいる相手とはauのセルラー回線を通じて会話できるのです。トランシーバーとしての利点を生かしつつ、利用する場所を選ばない携帯電話のメリットも享受できるというわけです。

携帯電話/スマートフォンも、Wi-Fiが届く範囲であれば無料の音声通話サービスを利用できますが、多機能すぎて業務には適さないこともあります。それにWi-Fiアクセスポイントの設置はインターネット回線(有線)が使えることを前提にしているため、建物を少し離れると使えなくなる可能性大です。工場や病院などの大規模施設、広い公園すべてを利用したイベントには、このような携帯電話感覚で使えるトランシーバーのほうが適しているのかもしれません。

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