bravia
 

見出し1

3D映像の撮影カメラ、編集機材などの開発と提供で、3D映像の蓄積を重ねてきたソニー。映画やスポーツなどのコンテンツホルダーとして、3D映像の制作に早くから取り組んでおり、また劇場用の3D上映システムの開発や提供を行っている。3D映像を知り尽くしたメーカーだと言っていい。そのソニーから、ついに3Dブラビアが登場した。それも、一挙に8機種も導入。4倍速技術とLEDバックライトの組み合わせで液晶ならではのメリットを活かした高画質テレビに仕上がっている。

8機種の内訳は、LXシリーズが4機種、HX900/800シリーズが各2機種という構成だ。LXシリーズは3Dメガネと3Dシンクロトランスミッターを付属。HX900/800シリーズは別売の3Dメガネと3Dシンクロトランスミッターを追加することが必要だが、4倍速パネルなどの3D技術は搭載済みで、好みに合わせて3Dテレビにアップすることが可能である。

BRAVIAラインナップ


見出し1

3D映像を知り尽くしたソニーゆえ、全モデルが高画質な3D映像を実現している。3D映像は、右目・左目の視差を応用して、右目用・左目用の映像を交互に高速表示し、その映像表示と同期して交互にレンズを開閉するアクティブシャッターメガネで見ることによって、立体感を得る。そのため、3D映像は、専用メガネをかけると映像が暗くなったり、蛍光灯やLED電球などの部屋の照明との干渉によってフリッカー(光がチカチカする現象)が起こるなど、明るい部屋での鑑賞に向いていないとされていた。

これらの課題をクリアするため、3Dブラビアは、LEDバックライトを使うことにより、明るい3D映像を実現している。メガネ側にも光の透過率を高める工夫やフリッカーの発生を抑える工夫がなされているため、明るい部屋で鮮明な映像を楽しむことができる。

また、3D映像では、左右の映像が重なって二重に見えてしまうクロストークと呼ばれる現象が発生しやすい。だが、3Dブラビアでは、ソニー独自の4倍速技術の応用と、LEDバックライト技術の特性を活かすことによって、クロストークを極限まで低減することに成功し、高画質を実現している。

 <3Dブラビア>高画質のバックボーン(1)
「フレームシーケンシャル表示方式」採用
オプティコントラストパネル
(LX900シリーズ、HX900シリーズ)
bravia

3Dブラビアの3D表示に採用されているのは「フレームシーケンシャル表示方式」。フルハイビジョンで撮影された右目用・左目用の映像を交互に表示、その映像表示と同期して交互にレンズを開閉する「アクティブシャッターメガネ」で見ることにより、臨場感あふれるフルハイビジョン3D映像を楽しむことができる(図はクリックで拡大)
bravia

LX900シリーズ、HX900シリーズにはオプティコントラストパネルを採用した。液晶パネルと前面のガラス板との間に新開発の樹脂をはさみこんで一体化を図り、外光の反射を抑え、パネル内部からの映像光の拡散を低減することにより、明るい部屋でも深みのある黒と鮮明な色表現を実現。3D映像においても、高いコントラストで奥行き感のある映像を映し出す(図はクリックで拡大)





見出し1

bravia
3Dメニュー画面。2D→3D変換機能を使う場合、リモコンの3Dボタンを押すとシミュレーテッド3Dモードに入る。シミュレーテッド3D効果では、「強」「中」「弱」の3段階で強弱の調整ができる。(写真はクリックで拡大)

3Dブラビアの注目機能のひとつが「2D→3D変換機能」の搭載だ。これはどういうものかというと、放送やDVD、ブルーレイディスクなど、3Dで撮影されていない2Dの映像をリアルタイムで立体映像に変換する機能である。

2D映像を視聴しているときにリモコンの「3Dボタン」を押すと、映像のフォーカスがある箇所を検出して視差をつくりだし、さらに奥行感を深める処理を行って擬似的な3D映像を表示する。つまり、地上デジタル放送のハイビジョン番組や、3Dではないブルーレイディスクなどをボタンひとつで3D映像に変えてしまうことができるのだ!

この画期的な機能は、「強」「中」「弱」の3段階で2D→3D変換機能の強弱の調整をすることが可能であり、映像の内容に応じて選ぶことが可能となっている。リアル3D映像に比べると飛び出してくる感じは少ないが、しかし自然な遠近感、奥行き感を楽しむことができると専門家から高評価を得ている。3Dコンテンツが出そろうまで重宝する機能である。


見出し1

冒頭にも記したが、ソニーグループは3D映像の制作から上映まで、3Dに関するノウハウを蓄積している。3D映像制作への取り組みをあげてみても、ソニーピクチャーズの3D上映映画『くもりときどきミートボール』の制作や、2010 FIFAワールドカップの3D映像化など、3Dエンターテイメントをリードしている。特に記憶に新しい2010 FIFAワールドカップの3D映像化では、撮影から編集、放送まで、ソニーの技術がフルに導入され、日本でもスカパー! HDで、25試合が3Dで放映された。

また、この夏からはじまった3D立体視ゲームのダウンロードも注目したい。プレイステーション3がシステムソフトウェアバージョン3.30のアップデートの実施により、3D立体視ゲームに対応した(3Dブルーレイディスクへの対応は年内の予定)。既に『Mr. PAIN 』、『STARSTRIKE HD』、『WipEout HD』の3タイトルの配信を行っている。また、3Dブラビア購入プレゼントキャンペーン(9月30日まで)に応募したユーザーには『MotorStorm2』体験版のダウンロードが可能となっている。

このように、ゲームをはじめ、映画、音楽など、ソニーにはコンテンツホルダーとしての顔もある。高画質な3Dブラビアで楽しむ3Dコンテンツの充実に、おおいに活躍してくれることだろう。3D文化をリードするソニーの動きからは目が離せない!

 <3Dブラビア>高画質のバックボーン(2)
ソニーは、3D映像の撮影カメラ、編集機材などの開発と提供、さらには劇場用3D上映システムの導入など、3Dエンターテイメントに力を注いできた。こうした3D映像のノウハウの蓄積が3Dブラビアには活かされている。

放送業務用3D映像制作機器の開発と提供
劇場用3D上映システムの開発と提供
braiva

3D映像の撮影に対応するマルチパーパスカメラHDC-P1。3D映像制作を支える。(写真はクリックで拡大)
bravia

3D映像の記録再生に対応。HDCAM-SRデジタルレコーダー SRW-5800。(写真はクリックで拡大)
bravia

デジタルシネマプロジェクターSRX-R320。高解像度な3D映像の上映をサポートする。(写真はクリックで拡大)



3D映像制作への取り組み

ソニーは、映画、音楽、ゲーム、スポーツ中継など、コンテンツホルダーとして、3D映像制作に熱心に取り組んできた。そのノウハウの蓄積が3Dブラビアに活かされている。
bravia
『Sony Presents「2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ 3D」 』
●配信=スカパー!HD(スカチャン3D169)写真提供:AFLO
世界中を熱狂させた2010 FIFAワールドカップ 南アフリカでは、ソニーの大々的な協力のもとに3D放映が行われた。
 
bravia
『くもりときどきミートボール』
大ヒットしたソニーピクチャーズの3D上映映画
。(c)2009 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved.


column

column

プレイステーション3はシステムソフトウェアのアップデートにより、3D立体視ゲームに対応。3Dブラビアの購入者を対象に、2010年の9月30日までの期間限定で、『Mr.PAIN』、『STAR STRIKE HD』、『WipEout HD』、『MotorStorm2』体験版を無料でダウンロードできる。


column

「3Dスイングパノラマ」機能を搭載したデジタル一眼カメラ「NEX-5」は、3D映像を撮影し、3DブラビアとHDMIで接続すれば、3D映像を楽しむことができる。

   
  3Dスイングパノラマ機能(図はクリックで拡大)  


column

bravia
「スイングマルチアングル」では、スイング撮影中にマルチアングル用の16対9の画像を15枚自動生成し、カメラの傾きに合わせて15枚を順次に表示することで、立体的に見えるようにしている。(図はクリックで拡大)
ついにサイバーショットも3D機能を搭載した。裏面照射センサーに新開発の第2世代「Exmor R」を搭載したDSC-WX5とDSC-TX9。AVCHDのフルHD動画撮影が可能になったことに加えて、静止画で3D撮影が可能になったのだ。

3D撮影モードは「3Dスイングパノラマ」と「スイングマルチアングル」の2種類を用意。「3Dスイングパノラマ」は、これまでのスイングパノラマと同じ撮影方法で3D画像が撮影可能。「スイングマルチアングル」もカメラを移動させながら撮影する3D撮影機能だが、3Dテレビだけではなく、カメラ本体でも簡易再生ができる。カメラ本体を左右に傾けると、カメラ内部のジャイロセンサーが動きを検知し、傾けた方向に応じて静止画の視点が切り替わり、疑似3D再生が行えるのだ。

 
bravia

 
bravia
 
  Sony DSC-WX5 ¥OPEN
DSC-WX5はブラック/ブラウン/ゴールド/シルバー/バイオレットの5色を用意。
  Sony DSC-TX9 ¥OPEN
DSC-TX9はダークグレー/ゴールド/レッドをそろえる。
 
 

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)買い物相談窓口フリーダイヤル
TEL/0120-777-886