東芝<レグザ>を使いこなす Z3500Series

強烈な個性を放つ“レグザの集大成”と呼ぶべき高画質・高機能モデル

店頭に並ぶ薄型テレビの中で、画質・機能ともにトップクラスのクオリティを誇る東芝の“REGZA Zシリーズ”は、既に様々なオーディオビジュアルのアワードを総なめにしており、その実力のほどは折り紙付きと言えるだろう。

“REGZA”シリーズには、本体にHDDを内蔵し、テレビで番組録画が楽しめる「H3000」「H3300」シリーズ、狭額縁デザインで“ライフコンシャス”という提案を掲げる「RF350」シリーズ、エントリーモデルながら高画質エンジンを搭載する「C3500」シリーズがある。そして、これら“REGZA”のラインナップの頂点に立つのが、新たに登場した「Z3500」シリーズだ。

新たな“REGZA”の最高峰モデル「Z3500」シリーズ。画面サイズ別に57V型/52V型/46V型/42V型/37V型がラインナップする(写真は拡大します) 東芝の高度な半導体技術が生み出した究極の映像処理回路「パワー・メタブレイン」。新開発のフルHD映像処理ツインLSIを搭載し、優れた階調表現力と120Hz倍速駆動対応の動画応答性能を獲得している。音響再現力やネットワーク機能の強化も行われている(写真は拡大します) 写真は同社独自の高精度動き補間技術「フルHD・モーションクリア」の効果を表すイメージ。通常は60コマ/秒で構成される映像(写真左側)を120コマ/秒で再現(写真右側)。映像内で動きのある部分での残像感の低減や、ノイズの効果的な抑制を実現している(写真は拡大します)
 
「Z3500」シリーズは、薄型テレビ市場において際だった個性を備える“REGZA”シリーズの集大成とも呼べる存在だ。優れた階調表現と鮮やかな発色を生み出す映像エンジン「メタブレイン」は、新たに「パワー・メタブレイン」へと大きく進化し、液晶パネルの120Hz駆動に対応する「フルHD・モーションクリア」の搭載も大きな特徴のひとつ。動きの速い映像でもブレや残像感のない、くっきりとした映像が楽しめる。

そのほかにも豊かな色彩表現を可能にする「新カラーイメージコントロール・プロ」や、画面のグラデーション部分に発生するノイズを抑える「バス幅14ビット精度高画質化処理」にも対応。動画色空間規格の国際規格のひとつである「xvYCC」に準拠する“x.v.Color”に対応することで、同じ規格に対応するムービーカメラで撮影したハイビジョン画質の映像も、リアルな色表現で再生して楽しむことができる。これら映像処理技術の一つ一つが“REGZA”シリーズの進化とともに育ってきた機能であり、「高画質のREGZA」の呼び名を不動のものとするために、必要不可欠な機能となっている。

1920×1080画素のフルHD画質で作られたEPGの高精細なDot By Dot表示を実現した「レグザ番組表・ファイン」。録画予約も番組表から手軽に行える(写真は拡大します) 「Z3500」シリーズにはUSB HDDやLAN HDDをそれぞれ最大8台まで同時接続して、長時間のハイビジョン録画が楽しめる。「レグザ番組表・ファイン」との連携により、あたかもレコーダー機能を内蔵しているテレビのように簡単に操作ができる点が大きな魅力だ(写真は拡大します) “REGZA”シリーズの現行ラインナップにはHDD内蔵モデルのH3000/H3300がある。写真は46V型の「46H3300」。“REGZA”シリーズの便利な録画機能のベースを確立したマイルストーン・モデル(写真は拡大します)

今秋に発売された新しい「Z3500」シリーズでは、「レグザ番組表・ファイン」の搭載をはじめとするテレビを楽しむための快適な視聴・録画機能が強化された点が見逃せない。前機種の「Z2000」シリーズで好評だった、NAS HDD(LAN対応のHDD)へのテレビ番組録画はそのままに、さらに安価で入手しやすいパソコン用USB接続HDDにも対応を実現した。「Z3500」シリーズでは、1万円前後で販売されているパソコン用のUSB接続が可能な外付HDDを接続するだけで、録画対応テレビに早変わりする。またリモコンのデザインもモディファイされ、録画・再生の操作がより手軽になっている。操作性については、HDD搭載の「H3000」「H3300」シリーズと同じく、録画番組の再生に便利なキーをリモコンに追加した。

これらの便利な機能をふんだんに盛り込んだことにより、“REGZA Zシリーズ”は最高の高画質を、もっとも快適に楽しめる薄型テレビとして、いま大いに注目を浴びているのだ。

index next