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文/編集部
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ブルーレイ・ディスク(以下BD)がいよいよ本格的な普及期を迎えようとしている。パッケージソフトのリリースは日増しに増え、その高画質・高音質を堪能するユーザーが急増。さらにデジタル放送の普及拡大を受け、大容量の録画コンテンツをアーカイブするためにBDレコーダーを活用するユーザーも増えている。当サイトの読者でも、すでにBD対応機器を購入し、その魅力に日々触れているという方が多いはずだ。

そのBDライフを、さらに楽しくする液晶テレビが9月10日に登場する。先日当サイトのニュースでお伝えしたように、薄型テレビにBDレコーダーを内蔵した液晶テレビ、シャープAQUOS DXシリーズが、新製品の「AQUOS DX2」に入れ替わるのだ。

AQUOS_DX2ライン
AQUOS DX2は46/40/32/26V型の5サイズ13機種を用意。本体色も52/46V型はブラックとホワイト、それ以外のサイズはブラック/ホワイト/レッドをラインナップする

ここまで読んで「すでに薄型テレビもBDレコーダーも持っているので必要ない」と思った方がいたとしたら、それは早計というもの。むしろBDレコーダーやプレーヤーをすでに持っている方にこそDX2を薦めたい。

DX2を導入すれば、たとえばリビングで録画した番組をBDにダビングし、寝室に置いたDX2で再生するなどといった使い方もできるし、逆にDX2で録画したBDを、ほかの部屋で再生することも可能になる。また後述するように、ファミリンクによってBDレコーダー“AQUOS ブルーレイ”と連動する機能も備えており、DX2の録画機能をさらに便利にすることもできる。

DX2はBDへの録画だけでなく、BDソフトの再生にも当然ながら対応している。すでにBDレコーダーやプレーヤーを所有している方がDX2を導入すれば、複数の部屋でBDソフトを再生できる環境が整うのだ。さらにDX2では、配線が必要ないのはもちろん、リモコンが1つで済み、入力切換などの操作も行わなくて済むため、ストレスのない操作が実現できる。また一体化による省スペース性を大きな魅力に感じる方も多いはずだ。

DX2の側面   端子部
DX2の側面部。BDドライブだけでなくチャンネル/ボリュームの操作ボタンやHDMIなどの入力端子も装備している   背面にも入出力端子を装備。HDMI入力端子は側面とあわせて3系統と拡張性も高い

 

 
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DX2で新たに搭載された機能や仕様は多岐にわたる。次ページ以降でくわしくは解説するが、このページで特徴をおさらいしておこう。

DX2の画面サイズは52V型を筆頭に、46/40/32/26V型までの5サイズを用意。さらに本体色も52/46V型はブラック(-B)とホワイト(-W)、それ以外のサイズはブラック(-B)/ホワイト(-W)/レッド(-R)をラインナップする。

またDXシリーズの最大の特徴であるBDへの録画機能では、新たに「フルハイビジョン7倍録り」に対応。7倍モードで2層50GBのBDディスクに録画した場合、最長約30時間の録画が楽しめる。

操作性も進化。新たなGUI「新・モーションガイド」により、各種放送の番組や、ディスクに録画された番組、インターネットサービスの番組などが見やすく一覧表示され、簡単に目的の番組を選ぶことができる。

画質/音質技術にも抜かりはない。「AQUOS DS6」で初めて搭載された「高画質マスターエンジン」をDX2でも引き続き採用。独自の倍速駆動技術「Wクリア倍速」や映像調整機能「アクティブコンディショナー」により画質を大幅に向上させた。

さらに画質/音質までもAQUOSは簡単操作を提案する。照明や映像シーンに応じて画質・音質を自動調整する「ぴったりセレクト」モードを採用した。本体の前面下部に内蔵するRGBセンサーによって部屋の照明環境を自動的に検出。同時に映像シーンをリアルタイムに分析し、これらの情報からシャープ独自のアルゴリズムによって最適な映像と音を作り出す。たとえば外光が直接画面に当たっていると判断したら画面を最大限に明るくし、また白熱灯なら画面の明るさを落とし、同時に画面の色合いも変えるなどの処理を行うことで、どんな環境でも目に優しく、美しい映像を表示できる。

DX2のセンサー部
照明の状況に合わせて画質・音質を自動調整する「ぴったりセレクト」を新搭載。前面下部に照明の色合いまで検知するセンサーを装備する

なお、このぴったりセレクトモードは音声にも有効。EPGの番組ジャンル情報に応じて映像/音楽/スポーツ/ニュース/スタンダードの各モードに自動で切り替わり、最適な音質に設定してくれる。

ネット機能も驚くほどの充実ぶりを誇る。AQUOS専用の動画サービス「Yahoo! JAPAN for AQUOS 動画チャンネル」のほか、「アクトビラ ビデオ・フル」や「ひかりTV」などの各種インターネットコンテンツに対応。さらに、AQUOS独自のインターネットサービスを高速・快適化するプラットフォーム「Exシステム」の採用により、フルHDに最適化されたコンテンツをリモコン操作で手軽に楽しめる。

リモコン   リモコンオープン
DX2のリモコン。左は通常時、右はカバーオープン時。カーソルの右上に新たに「ホーム」ボタンを装備して操作性を高めた。通常時でもほとんどの主要機能を操作でき、さらにカバーを開ければファミリンクで接続した機器の操作も行える

次ページからは、大きな進化を遂げたDX2の魅力について、AV評論家の折原一也氏がくわしく解説する。