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液晶テレビAQUOSで、薄型テレビ市場を圧倒するシャープ。遡る事12年前、1998年8月に「テレビをすべて液晶に置き換える」と宣言したシャープに、当時は誰もが驚いたが、今振り返ると、長年培ってきた確かな液晶技術、垂直統合をベースとしたモノ作りで、しっかりと未来を見据えていたことに気づかされる。

事実、薄型テレビの国内シェアでAQUOSは首位を独走しつづけ、技術の成熟が進む中でも、独自の液晶技術「UV2A」や4原色技術「クアトロン」による、さらなる高画質と省エネの両立を探求するなど、独創的な基礎技術で異彩を放っているのは、誰もが知るところだろう。

光の利用効率が高く、省エネを実現しながら画面輝度を高められるクアトロン技術は、立体視用メガネを利用する3D映像でも明るく鮮明な映像を実現できる。高い技術力を背景にして、シャープはますますテレビ市場での存在感を強めている。

レコーダーと同時に発売された、4原色パネル搭載で3D表示に対応した液晶テレビAQUOS「LV3」ライン

そんな、強力な液晶テレビAQUOSとの組み合わせに最適なのがAQUOSブルーレイだ。AQUOSブルーレイには、液晶AQUOSの能力を引き出す様々な仕組みや工夫が盛り込まれている。

 

HDMIによるテレビとレコーダーの連携動作は、もはや定番となりつつある。テレビとレコーダーが一体化しているかのような操作感は一度使うと止められないし、同じメーカー同士を組み合わせると独自の機能が利用でき、トータルパフォーマンスの向上に繋がる。

AQUOSでは、HDMI連動をAQUOSファミリンクと呼んでいる。その最新バージョンが「AQUOSファミリンクII」だ。

AQUOSファミリンクIIでは、テレビのリモコンでレコーダーを操作する際、画面が縮小表示となり、その右にレコーダーの操作パネルが現れる。映像の情報量を損なわずに操作できるので、実用性が高い。

また操作パネルからは、録画リストの表示、メディアの切換、録画画質の切換などにもダイレクトにアクセスでき、AQUOSブルーレイの基本操作に死角がないのも安心だ。

 
液晶テレビ“AQUOS”LV3ラインに付属のリモコン。レコーダーの基本操作が行える   ファミリンクIIでは、テレビ画面にレコーダーの操作パネルを表示し、様々な機能を直接操作できる

 

液晶テレビAQUOSとの連携で、画質にこだわりを持つ方にとって最も興味深いのは、「AQUOS純モード」ではないだろうか。

AQUOS純モードは、対応の液晶テレビAQUOSとHDMIで接続すると、テレビが液晶AQUOSである事を検知。するとAQUOSブルーレイが、接続したテレビに最適化した映像を出力するというものだ。

HDMIで接続したAQUOSのモデルを検知し、最適な映像に自動設定する「AQUOS純モード」

どのような最適化が行われているかなど詳細は明らかにされていないが、ユーザーが気づかないうちに、接続されている液晶テレビAQUOSのモデル名まで識別し、それぞれの特性に応じた映像に調整して出力する。AQUOSトータルで最高の画質パフォーマンスを発揮させる仕掛けだ。

液晶テレビAQUOSの画質は進化を続けており、コントラスト性能の向上、引き締まった黒の再現、より滑らかな階調表現、クアトロンを含む色再現性の向上など、目を見張るものがある。

もちろんクアトロン搭載テレビと組み合わせたら最高のパフォーマンスを発揮するはずだが、既存の液晶AQUOSに接続しても、そのポテンシャルを引き出してくれる優れた機能だ。

次ページ→ 明るく自然な3D映像を実現

 

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