AKM(旭化成マイクロシステム)社は、1983年に化学繊維で知られる旭化成(株)が米国AMIの子会社AMI−JAPANに50%の資本参加をし、旭マイクロシステム社を創立した時点に始まる。その後、84年にはデザインセンターを創立、86年には100%資本となり社名を旭化成マイクロシステム(株)に変更、93年には生産拠点となる九州の延岡製造所を竣工する。2003年には旭化成(株)の分社化により旭化成エレクトロニクス(株)が100%の現在の形態とる。
ADCやDACは、とかく、オーディオ機器に限られるように思われがちだが、各種ポータブル関連機器のメモリープレーヤー、携帯電話、各種ビデオムービーなど、広範囲に装備されている。これらの中で、ボータブル機器用のCODECでは世界でNo.1のシェア(※4)を占めていることも余り知られていない。主力のオーディオ及びビジュアル機器用のデバイスの特徴は、音質及び画質の品位の高さにあるが、加えて、ポータブル部門で培われた小型で低消費電力という特徴を兼ね備える。本格的なコンポーネント機器にあっても優れた特徴であり、近年、AV関連デバイスではマニアが納得する高品位性を最重点に開発されている。
月〜金曜日配信メールアドレスの入力だけで、最新情報を無料でお届けします